倉野立人のブログです。

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長野東校女子駅伝班が 今年も都大路を駆けた/守るべきは「校則」か「児童生徒の健康」か?/長野市域内で新たなコロナ陽性感染者が発生

2020-12-22 | 日記

12/21 Mon.

 

◇母校の女子駅伝班が 今年も「都大路」を駆け抜けました

毎年恒例の「全国高校駅伝」が 12月20日(日)に、都大路(京都市)で開催され、私の出身校でもあり 今や長野県代表としての〝常連校〟となっている「長野東高校」の女子駅伝班が、今年も勇躍出場を果たしました。

 

 

 

長野東高校女子駅伝班については、犀川の河川敷に設(しつら)えられた「手造りコース」で愚直に練習に励む姿が地域住民の共感を呼び、その礼儀正しい生活姿勢も相まって (地域を)挙げて応援の声が寄せられています。

 

(写真は資料)

 

 

彼女たちは 単に足の速い者たちではありません。

「自分たちは 地域の方々に育てていただいている」との謙虚な姿勢で社会活動にも積極的に参加してくれており、例えば さきの令和元年東日本台風で被害を受けた、ランニングコースの隣地のマレットゴルフ場の復旧作業にも練習の時間を割(さ)いて率先して参加、その姿に マレット愛好家のじいちゃんばあちゃんから「ありがとね!」との感謝の声が寄せられていたものでした。

 

 

 

 

そんな 礼節にも秀でた彼女らは、今年で確か 連続14回となる全国(都大路)となり、それ(常連校)ゆえに大きなプレッシャーがかかる中、選手もサポート部員も心を一つに襷(たすき)を繋(つな)ぎました。

 

(写真は資料) 

 

 

 

今年は〝コロナ禍〟の中、また 指導体制も代わるなど 例年と状況が大きく変わった中でのエントリーとなりましたが、選手はよく襷(たすき)をつないで20位の成績を収めました。

 

 

 

レースは いわば一過(いっか)の出来事でありましたが、この3年の間 彼女らはひたむきに走り続け、多くの有形無形の財産を得たことでしょう。

今後も この経験を糧(かて)とし、次なるステージで活躍してくれることを願って止みません。

私たち 地域に暮らす者も、彼女たちの不断の努力と日頃の礼節に大きな元気をもらった感でありました。

 

 

 

 

 

 

◇「コロナ禍の「換気」のために寒いのに、防寒着の着用が認められない」報道に〝?〟

去る日の報道で、福岡県のある中学校の保護者から「コロナ感染症拡大防止のための「換気」において、換気で窓を開けることで生徒の身体が冷え、集中力低下や体調不良にまで至ってしまうことが懸念されることから、学校にジャンパーなどの上着を着せたいと要望したところ「校則で(ジャンパー着用が)認められていないからダメ。」と回答されてしまった。」との訴え(投書)が報道機関に寄せられたことが伝えられていました。

 

 

 

 

この学校では 男子は学生服・女子はセーラー服で、着用できる防寒着は規定のセーターやカーディガンのみで、マフラーや手袋は昇降口で着脱し(規定外の)ジャンパーやハイネックの着用は認められていないとのこと。

教室の窓は常に全開で 生徒が閉めると叱る教員もいるため、投書を寄せた人の子供(娘)は 寒さに耐えながら授業を受けているそうです。この娘は喘息(ぜんそく)の既往症があるため「ジャンパーを着たら?」と(娘に)提案したが「クラスの誰も着ていないし、着たら先生に怒られる。」とのことで、これから寒さが増す中なのに 生徒は我慢を強いられていることが伝えられていました。

 

果たして この学校は、いったい何を守ろうとしているのでしょうか。

生徒の健康より 校則を守るべし!というのでありましょうか。

コロナウィルス感染症の感染拡大防止のために「換気」が欠かせないというのは万人が承知しているところですが、冬のこの時期に(換気のために)窓を開けなければならないのは いわば〝イレギュラー〟な対応でありましょう。

で あるとするならば、平時を前提に規定された「校則」についても 状況に応じて臨機応変に(一時的に)変更することは何ら問題は無い…いや むしろ生徒の体調維持の観点から、積極的に改変すべきではなかろうかとも思うところです。

前述のとおり 例えば喘息などの既往症(持病)をもった児童生徒などが、コロナ感染予防措置(窓の解放)のために身体が冷え持病が悪化したとすれば これは本末転倒、何のための措置であるかと誹(そし)られるところでありましょう。

 

児童生徒の体調管理を二の次にして(感染予防の)原理原則に拘泥して「換気ありき」を押し通す この学校の融通の無さには疑問符を抱かざるを得ません。

 

 

そんな中 文科省においては、12月3日になって学校(教室)の換気について「常時換気を」を前提にしながらも、防寒着の着用について柔軟な姿勢で臨むよう 各校に通達したことが報じられています。

 

 

 

 

一方で 文科省の担当者は「学校におけるコロナウィルス感染症は、建屋に囲まれていない屋外でも感染したケースはあり、室内の換気の程度に関わらず感染リスクはある。」とも指摘したうえで、気候や生徒の体調を考慮し「学校現場でその都度判断してもらいたい。」としています。

これを受けて九州エリアの各市(教育委員会)は順次 文科省マニュアルの改訂内容を各校に通知しつつ、認める服装については「各校の判断」としているとのことです。

一連の学校対応を受け 小児感染症の権威医師は「換気は ウィルスなどの病原体を減らすのに有効だが、防寒着の着用が許されないと 寒さで体力や免疫力が落ち、かえって感染症にかかりやすくなるリスクがある。また 身体の強い弱いは児童生徒によって異なることから 杓子定規に、一律に防寒着を禁止したり、長時間窓を全開しっ放しにすると、かえって健康被害を招くことになりかねない。」と指摘していることが添えられていました

 

 

一連の報道を受けて 長野市の場合はどうなっているかを市の教育委員会に照会したところ、長野市は 12月3日の文科省の指針を受けて、上着の着用について柔軟に対応するよう 各校に伝えてあるとのことです。

そのうえで 私の方からは「真面目な児童生徒ほど コロナ禍での換気の重要性を認識し、自分の方から「寒い」などと なかなか言いにくい面があると思うので、教職員の方が児童生徒の体調などを適切に見極め 上着を着るよう促す〝優しさ〟をもってもらいたい。」

「また 学校給食において「アレルギー調査」を行なっているように、(プライバシーに配慮したうえで)児童生徒の既往症について把握に努め 換気によって却(かえ)って体調を崩すようなことにならないよう配慮してもらいたい。」旨を意見したところであります。

 

 

新型コロナウイルス禍の只中、学校等においては 何かとイレギュラー対応を求められるところではありますが「守るべき最優先事項は、児童生徒の健康である。」を大前提に ときに柔軟な対応が図れるよう、教職員の概念にも柔軟性をもってほしいと願うところです。

 

 

 

 

 

 

 

◇長野市域内で 新たに2例の新型コロナウイルス陽性感染者が発生

12月21日、新たに2件(市357~358例)の新型コロナウイルス陽性感染者が発したことが報告されました。

 

 

 

 

その概要は下記のとおりです。

・市(357例目):70歳代女性→無症状病原体保有者

市(295例目)/60代女性(鶴賀病院の入院患者)等と同じ病棟の入院患者

 12月 8日 検査を実施⇒「陰性」

 12月12日 検査を実施⇒「陰性」

 12月15日 検査を実施⇒「陰性」

 12月18日 検査を実施

 12月20日 検査の結果「陽性」と判明⇒法的入院

  ※濃厚接触者:無し

 

・市(358例目):60歳代女性→無症状病原体保有者

市(295例目)/60代女性(鶴賀病院の入院患者)等と同じ病棟の入院患者

 12月 8日 検査を実施⇒「陰性」

 12月12日 検査を実施⇒「陰性」

 12月15日 検査を実施⇒「陰性」

 12月18日 検査を実施

 12月20日 検査の結果「陽性」と判明⇒法的入院

  ※濃厚接触者:無し

 

 

この日のコロナ陽性感染者は、いずれも 既に院内感染が公表されている「鶴賀病院」の入院患者です。

そして今回、感染の検査について陽性判定に至るまでに 実に3回もの陰性判定が続いたことが伝えられています。

このことから コロナ感染症においては、一度の検査で「陰性」だったからといって安心せず、さらに一定期間は経過を見守ることが肝要であることが再認識されたところであります。

 

 

 

 

なお 同病院においては、現時点で41名もの陽性感染者を数える事態となっています。

 

 

 

 

この際 早期のうちに全ての関係者の検査を終え、治療に努め 収束を図ることが期されるところであります。