「平和も立憲主義も『存立危機事態』でないかい!?」
上の写真は先月16日、北海道新聞小樽・後志版に載った、現在審議中の「安全保障関連法案」に反対する意見広告です。
先月、猛暑の東京を逃れ小樽に行っていた友人が、土産話に教えてくれました。
見ると、サブタイトルに「子や孫がおいしく酒を呑めるように『戦争法案』に反対」とあります。
なんと分かりやすい、肩の力の抜けた意見広告でしょう。
憲法違反の不当な「戦争法案」に対する異議を、むずかしい言葉でそのまま言うのでなく、存立危機事態にあるのは平和そのものではないのかと皮肉を効かせ、北海道弁を使い(「~でないかい!?」)、「子や孫がおいしく酒を呑めるように」とやわらかく訴えています。
しかしながらここからは、この法案によって子や孫を戦地に送ることになるかもしれないという不安と、憲法違反の法案をしゃにむに成立させようとする安倍首相に対する怒りが、 強く伝わってきます。
広告主は「居酒屋『樽』の仲間たち」。
小樽の居酒屋「樽」の常連を中心にした小樽商大OBの方々とのことです。
上の写真は北海道新聞全道版に載った、この意見広告に関する記事です。
おもしろいのは、この意見広告には、「いま、あなたが直ぐにできる7つのこと」として、具体的な訴えがあることです。
いくつかを拾って、要点をここに記しておきます
・与党の衆参議員事務所、地方議員に電話、FAXをして、「戦争法案」に反対という意見を伝える。
・親や子どもとこの法案について話す。手紙やメールで「法案反対である」ことを伝える。
・知人、友人にも同じことを行う。
・飲み屋でこの問題を話し、周囲に聞かせる。ただし、口論やトラブルはなしに。
・集会やデモに参加する。人を誘う。カンパをする。
・この意見広告のように自分たちのことば、スタイルで「戦争法案」反対の意思表示を行う。
黙っていることは、法案に賛成することにつながります。
わたしも、このブログではもちろん、あらゆる機会を見つけて、自分のできる範囲で、法案に「反対」する意思表示をしていこうと思っています。