興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

北緯36度線、地球の風景

2012-03-02 | 時には芸術気分


『えほん 北緯36度線』
(小林 豊 ・ 作/絵
 をご紹介します。

東京から地球をまっすぐ西へ、 「北緯36度線をぐるりと辿る旅」 の絵本です。

港町、歴史を刻む木造家屋の町、レンガ造りの家の建つ大陸内部の町、砂漠の町、戦火の傷跡の残る町・・・さまざまな地域と、そこに暮す人々の姿が描かれています。
著者の小林豊画伯は、各地域のそれぞれ特色ある景観のみならず、その中で生きる人々の生活の匂いまでをも写し取っています。

生きる喜びとは何か、人と人との連帯とは何か・・・この絵本は、格調高い絵を通してたくさんのことを語りかけてきます。









1999年、今から13年ほど前に初版が発刊されたものですが、上野公園の 「上野の森美術館」 で開催中の 「北緯36°線 の風景 小林 豊展 (日本画と絵本原画) を、昨日訪れるまで、この絵本のことは寡聞にして知りませんでした。








上野の森美術館 です。

ここで今開かれている 「北緯36°線 の風景 小林 豊展」(来週火曜日、6日まで) には、 『えほん 北緯36度線』 の原画のほか、小林画伯が世界を回って素材を求めたタブロー(絵画作品) の力作も多数展示されており、きわめて充実した展覧会となっています。

なお、 『えほん 北緯36度線』 は、ポプラ社・刊、定価:本体1300円。 「北緯36°線 の風景 小林 豊展」 の売店でも購入できます。








上野公園の桜は、まだ開花の兆しがありません。
今年は寒かったせいか、2月に咲くといわれる寒桜もまだ蕾の状態でした。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。