今朝、庭のカサブランカが咲いた。わが家で毎年咲くカサブランカは、大きな白ユリだ。
美しい見栄えのする花だが、心持ち下を向いて咲くので、控えめな雰囲気をただよわせている。
背伸びしたりかっこつけたりしない、わたしの好きな花の一つだ。
白いカサブランカの花言葉は「無垢」。
「無垢」をデジタル大辞泉で引くと、「煩悩のけがれを離れて、清浄であること」という仏語の意味があった。
煩悩のかたまりであるわたしではあるが、カサブランカを見習って、せめてできるだけ背伸びせずに日々過ごしたいものだ。
南東の窓の外に鉢植したゴーヤ。
つい先日植えたばかりなのに、どんどんツルが伸びて、二階のベランダ下まで届いた。
なんというたくましい生命力。
緑のカーテンとして、この夏の強い日差しを、少しはやわらげてくれることだろう。