資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

米国株と日本株。

2010-09-04 22:53:33 | 投資日記
米国株に興味あります。

さすが本場と言いますか、米国株はしっかり株式還元されているなぁと思う。株主への還元性向が100%を超えている事がザラにあるし、2-3年分の利益を一気に放出する事もザラ。体質的に無駄な金は社内に貯め込まず、積極的に株主に還元しようと言う風潮があるみたい。大体の企業が自己資本比率20%~40%程度で運営されており、ROEもその分高くなるのでPBRがかなり高めに出ている。例えばIBMは約PER11倍、PBR7.5倍、ROE68%なんて時期もあった。

とびきりの成長株のようだけど、実際はROA10%程度と普通の企業。ROEが高いのは単に自己資本比率が20%以下と極端なレバレッジがかかっているからだと言える。売上成長率は過去5年間で5%成長。利益は2倍弱になっているので利益率自体は上がっているようだ。米国株は自己資本比率が低い為に財務基盤が貧弱である。故に景気後退期や外部変化にすこぶる弱いと言える。ただし投資家への還元と言う意味であれば相当アグレッシブに行ってくれている。この点は本当に惹かれる。

村上ファンドはあちらでは王道中の王道だったと再認識しました。米国株を見ていると、「これこそが資本主義だろ?」としみじみ思います。

あちらの株もそこそこ安いし、日本株の比重を下げることも検討していきたいと思います。

バリュー株とグロース株の定義

2010-09-04 07:56:33 | 投資日記

我々が所有している株はバリュー株かグロース株か。その分水嶺はPBRの高低にあるとのこと。

何か違和感を覚える今日この頃。

そもそも企業の株券はそのバリューやグロースと言った定義の為にあるわけではない。定義が後で付け足されているのだ。だから株券に白も黒もない。全てはその中間であり灰色であり、全ての株券がバリューの側面を持ちつつ、グロースの側面も持っている。そう思う。

バリュー的側面とは何か。これは投資家に向けられた還元策の総量の事を意味している。
グロース的側面とは何か。これは会社の規模を拡大すべく、再投資され得られた利潤の総量を意味している。

これらと共に、市場の存在を考えなければならない。ただし、市場の変動によって利益を生もうとする行為は投機としていいのではないだろうか。この市場の変動と言うのは株価ではなく、PERであったり、PBRであったりの変動の事である。企業が事業への再投資により利益を成長させられた分、株価は動くべきである。そうしないとPERは減る。だからPERは一定水準とするべきである。PBRも同じ事が言える。まぁ度を超えたPERやPBRは必然的に平均値へ収斂するでしょうが、この収斂でもうけようとする行為そのものは、投機と言えるんじゃないかと思います。

と言う事で、投資リターンを要素別に分けて考える事がファンダメンタルを重視した投資家には必要だと考えております。下記は某銘柄の過去5年間のリターンを要素分解したものです。



バリュー的でもありグロース的でもありますね。白黒付けがたい。灰色と言うよりもホルスタイン的な混ざり具合と言ったほうが…?

The definition between value investment and growth investment is determined by the attitude of PBR.
I would like to disagree this definition because it is too traditional and obsolete.

The stocks don't exist for those definition. The definition are added after those are issued. So there is no clear deviding point that the stock is "value" or "growth". All stock have aspect of "value" and "growth" in a sense.

The aspect of value is the amount of cash returned to investors.
The aspect of growth is the amount of cash earned from reinvestment by company.

With those, we have to concern about market. However, how can we earn money from market? Market is not the place where to get profit, but the place where to buy and sell stocks.

Getting money from market by fluctuation of stock price should be defined as speculation. By the way, stock price could go up and down if PER and PBR changes. If company's profit goes up, the stock price should go up til PER moved to same point, otherwise, it declines. Well, there is no precise zone for PER so that basically, PER can be anywhere. However, if it overdoes, sooner or later it whole be closer to average essentially.

投資と結婚の類似性。

2010-09-03 11:27:42 | 投資日記
投資は結婚に例えられるのではないだろうか?考えてみれば、投資とはお金の嫁ぎ先を見つけてやる事である。

あなたは手塩をかけて育てた愛娘(愛金)を結婚させなくてはならない。同時に、あなたは強欲だから娘を利用して嫁ぎ先の金を吸い取ろうと考えている。その上で嫁ぎ先の男を見つけなければならない。目的が明確だから選ぶ基準も明確だ。下記の4項目が基準となる。

1財産だけがとりえの資産家の男か。
2安定した高い年収を稼いでいる男か。
3キャリアをどんどん重ねている男か。
4色々(お金も)共有してくれる面倒見の良い男か。

最高なのはたんまり財産があって、安定した年収が既にあって、尚且つキャリアも積み重ねてて、面倒見もいい男だ。
だが、そう言うのは基本的にいない。どこか妥協しなくてはならない。制約条件下で最高品位の男に嫁がせ、利益を得なければならない。大変だなぁ。

会社の規模と利益変動の関係。

2010-09-03 10:35:31 | 投資日記
企業規模と利益変動は何か関係があるのか。

企業規模を資本規模とし、利益変動を過去5年間の営業利益の標準偏差とした場合、その関係には一定の傾向がみられる。
やはり資本規模が小さいほど、利益は変動しやすい。特に中小企業(資本金50億以下)はそのぶれ幅が顕著である。

添付図は資本金1億以上1000億以下の企業のデータである。


Are there any relationships between size of company and fluctuation of earnings? By defining the equity amount as size of company and stand deviation of earnings for last 5 years as fluctuation of earning, I researched to make sure the result. And, the result has particular trend.

As you know, the smaller equity is, the more fluctuation emerges. especially small company (the amount of capital is less than 5 billion JPY) has remarkable result. The attached graph are data of company which has more than 100 million JPN but less than 10 billion JPN as equity.




この傾向は何が原因なのだろうか?理由はいくつか考えられる。

①大手競合との価格競争で利益率が低い。
②優位性の薄いニッチなビジネスを行っている。
③事業が分散されておらず変化を相殺できない。
④そのそも自己資本比率が低い。

※上記の想定は思い付きで書いてるだけなのでウラは取ってません。

一般的に中小企業の業績はモロイと言える。

ただ、資本の小さい中小企業群と言えども、玉石混合状態にあるのでしっかり見定めれば玉を見つけ出す事は出来ると思われる。その為にも、最低でも5年、可能であれば10年間の過去の業績推移を知っておく必要があると思われる。

I guess there are several reasons. some are caused by each company. And other are generally caused from the small size of equity.

The reason is as follows.

Low profit rate because of heavy competition with big companies.
Niche business that company does not have enough strength to prevent the business.
No chance to offset the economic trend because of single business.
Low equity capital rate.

In general, we can say the small company has higher fluctuation of earnings. However, we could find strong company if we do screening much. To do succeed in this kind of investment, we have to know more about theire historical financial data at least last 5 years.



会社とプラモデル。

2010-09-02 16:50:02 | 投資日記
プラモデルはある実態からその特徴を抜き出し、プラスチック等の材料にそれを落とし込んだオブジェクトである。財務諸表はプラモデルに似ている。実態から諸所の特徴を抜き出し、簡易的ながら包括的に何が起こっているか教えてくれる。

財務諸表から物質的な何かを作る事は出来ない。ただし諸所のスペックを知ることができる。その意味ではプラモデルというよりは取扱説明書と言ったほうがいいかもしれない。むしろ諸元表のほうがあっているかも?

我々はここから特定の企業の全体像を把握しようとする。細かい所は分からない。本当に大まかな物しかわからない。ただし、投資の判断をする上でかなりの情報を財務諸表は提供してくれる。

やっぱり良い企業を発見するとカッコいいなぁと思ってしまう。これは子供の頃作って遊んだおもちゃに対する感情に似ている。

ウォルマートは安い。

2010-09-02 10:30:26 | 投資日記
私は日本株しか保有していないが、別にどこの国の株券であろうと品質が良くて安ければ買いたい。

為替リスクはあるものの、その影響は基本的には限定的だと考えている。長期で見れば輸出入財の競争均衡点に為替は落ち着くので、まぁそこから遠くない為替レートであれば問題はないと思う。インフレは為替にもろに影響してくるが、その分投資先の国もインフレに見舞われ株券も相応に上がるので特に問題は無いような。。もっと勉強しなくてはいけないんだけどね。。

ところで、ウォルマートが安い。私はこの企業への投資をお薦めしたいと思う。理由は下記3点

Although I doesn't have stocks except for the companies based in Japan, I still have motivation to buy some of those if the price is greatly cheap in comparison with the own quality.

As you know, there is currency exchange risk. However, the effect of this risk is very limited. the rate is determined by price and quantity of trading goods so that the rate should stabilize in the long run. It is no problem to bet money toward those companies if the currency rate is not far from the equilibrium point.

Inflation is also not fatal matter. The object of inflation is not stock but money. the higher inflation makes stock price higher. you can see the effect of inflation on stock market in last decades.

By the way, wal-mart, the world biggest super market chain, is sold relatively cheap price. what is more, this company maintains strong and stable business in the long run. I want to recommend from point of view of following three points.

①比較的割安な価格
⇒ただいまウォルマートはPER13倍、PBR3倍。日本の企業に比べたら全然割安ではないが、品質を考えたら問題ない水準。ここ10年間、ウォルマートの価値はどんどん低下している。当初かなりの期待をかけられていたようだが、夢砕かれて、投げ売りをされた結果のように思われる。PBRが高いのはROEが高い事を意味している。自己資本比率は40%と結構少ない。少なくとも事業が安定しているので別段問題はない。

PER


PBR



②盤石で高収益を挙げるビジネス
⇒これは物凄い事なんですが、ここ10年間の収益率はほぼ変動無し。成長率こそは低下気味ですが、この財務の安定度は並々なりません。数字に裏付けされた効率性がありますね。米国の消費経済と完全にペッグしていると言っても過言ではないのかも?

ROE,ROA,売上成長率


経営効率(総資産回転率と売上営業利益率)


因みにウォルマートの強みに関してはこの本がお薦めです。

私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ

③忠実な投資家への利益還元
⇒上記のような環境で生まれた利益を株主に最大限還元する。それがウォルマートだと言えるでしょう。自社株買い及び配当還元の合計値は利益の50%~70%にも達します。

配当性向


自社株還元性向


因みに過去5年間の株主への還元率は下記のとおりとなります。これに加えて企業の成長率分のリターンが得られます。



これらを踏まえて利益予想を行った結果がこれです。



※想定環境は下記の通りです。
※項目:現在⇒5年後
配当性向:30%⇒30%
自社株買い:40%⇒40%
ROE:20%⇒20%
株価:変動無し
対資本借入金比率:変動無し
対資本FCF:変動無し


楽観的な予測をしなくとも、ここであれば平均して年率10%程度のリターンは得られそうです。やっぱり株主に忠実な企業は気持ちが良いですね。