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低PBR下での資本蓄積による株価への影響度。

2010-12-17 12:02:10 | 投資日記
低PBRの条件下で資本を蓄積した場合、株価は如何に変化するか。

仮に2000年に低PBR銘柄(PBR0.7倍以下)に投資を行ったとする。次の10年間の資本蓄積が株価に影響しただろうか。早速データを取ってみた。結果は下記の通り。



まず、近似線は1次関数にて示す。御覧の通り、資本蓄積(Y軸)は株価(X軸)に対して大きな影響を与えている。1%の資本蓄積は1.5%の株価上昇として跳ね返ってきた。また、資本蓄積が無い場合でも、凡そ15%程度の株価上昇があった。



次に、近似線を2次関数に置き換えてみる。残差が約5%向上している為、有意だとする。この近似線を見る限り、資本の蓄積が進行する程に、株価へのの跳ね返りが大きい事が分かる。資本蓄積率は二次関数的に株価への影響度は増す。その逆に、資本が減少した場合は株価への影響度は遁減する。今回は資本の蓄積率を3分位(0%,50%,100%)に分けた。それぞれ違った傾向がある事が見てとれる。

上記の通り低PBR投資で成功を収めるには資本の蓄積が必須である。しかし、資本の蓄積は簡単でない。最初のグラフの下部を見てほしい。10年かけて50%の資本増を達成したのは2割にも満たない。100%の資本増に至っては5%も無い。超過リターンを得たいのであれば、投資に際しては低PBRなだけではなく、高収益を安定的に持続できる希有なビジネスに投資する事が望まれる。

因みに下記はPBRを3分位に分けてプロットしたグラフである。



切片こそは変わるも、傾きはそれほど顕著な違いは無い。むしろPBR 0.3-0.5の傾きがベッコリしているのが気になる。PBRそのものは一定水準以下の場合、その効果は減少するのかもしれない。

いずれにせよ、低PBR×高収益×収益持続性が低PBR戦略投資のカギだろう。
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