資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

海運系企業に関して

2010-08-25 11:10:04 | 投資日記
私は日本郵船及び川崎汽船の一部を保有している。ブログ記事では割安&成長株を中心に考察しているのだが、これらはそれに該当せず、純粋に値上がりを期待して保有をしている(よってポートフォリオ中の金額シェアは低い)。値上がりする根拠は下記の二つを挙げたいと思う。

まず、今後の事業規模の拡大余地があげられる。各国間の輸出入がかなり盛り上がってきており、参入もやすやすと出来ない事から、今後も持続的に利益を上げていくだろうとの事を考え、投資している次第。

次に、値段が非常に安い。海運最盛期である2008年度から比べて株価が四分の一から五分の一程度まで落ちている。勿論、時価総額は簿価割れしている。また、その時価総額の絶対額は、最盛期の当期利益の約3-4倍程度となっている。

上記を理由として、再度市場が拡大基調を取り戻した際に収益の改善は目に見えている。現に日本郵船、川崎汽船共に先月29日付で業績予想の大幅な修正を行っている。また修正後利益は以前の会社予想の2012年度利益を超えたものとなっており、その利益額はビジネスが堅調に推移していた2006年度、2007年度に迫る額となっている。


ただ、これらの業績急回復には輸送量増大による売上上昇というよりも運賃上昇による売上上昇の方が高いようにも思える。世界総輸出額はここ10年で60%程度しか増えていないにもかかわらず海運業者の売上は1998-2008年の10年間で100%以上もアップしているからだ。勿論この世界輸出額と言うのは海運だけを含んだものではないし、日本の企業が取り扱う航路だけを扱ったものでもないので一概には言えないのだが。。とはいいつつも、おそらく運賃上昇により潤っていると言えるだろう。実際に売上利益率は上がってきているわけだし。と言う事は運賃が下がったらまた死んでしまうと言う事でもある。

となると、他社が船舶数を増強してきた場合、需給が崩れ運賃は下がる事となる。確か活況だった時に韓国系海運業者が船舶を大量に発注していたが、不況のあおりを受けてキャンセルをしたと言うニュースを目にした。短期的にはかなり利益を挙げ得ると思うが、長期投資においては、こう言う安い時期に行わないと損をする可能性が大いにあると思う。