お盆ですね。
さっき近所のおばちゃんから面白い話を聞きました。
お盆になると、おしょろさん(ご先祖さま)達がやってきて
決まった時間に、決まったメニューのごはんを食べて
鏡を見てお化粧したり、お金を持って買い物に出かけたりするそうな。
買い物は、夕ごはんを食べた後、なんと夜通し!
翌日の昼頃に帰ってくるのだそうです。
まるであの世から「二泊三日の現世夜遊びツアー」みたい!
だから、おしょろさんを迎える方は
朝昼晩のごはんや、お花や、お供え物を用意したり
送り出す儀式の準備やらで大忙しなんだそうです。
あの世とこの世がとても近くて
生きることも死ぬことも同じくらい自然で、日常に溶けこんでいる。
今はその風習も薄れてきたようですが
そういう文化とか風習って、情緒があって良いなと思います。
さて、暑さもMAXで、夜明けと共にスタート。
でも、早朝からすでに猛暑
畑はカラカラです。
里芋の葉っぱがこんなに大きくなりました。
が、カラカラになって葉が枯れはじめたので
水やりをしています。
先日お散歩中に通りかかった畑から
おじさんの「コラコラコラ!!!」という声と共に
柴犬が猛スピードで私たちに突進してきました
時どき車に乗っていたり、畑に繋がれていたりして
私たちが近くを通るだけで、狂ったように吠える子です。
明らかに殺気立っていて、たぶん唸りながら走ってきた。
標的は私たち。
空とコウをできるだけ後ろに下げ、私が前に出て
「NO!」と言って、足の裏を柴犬に向けて蹴り出すと(蹴ってはいません)
それをかわして通り過ぎ、Uターンしてきたので
全身全霊で腹の底から「NO!!!」と言って向かっていくと
ピタリと動きが止まり、お耳を飛行機にして
柴犬、我に返る。
そこへおじさんが追いついて
リードをつかみ「ごめんね…」と。
おじさんの青ざめた顔を見て、文句を言う気は失せ
「うん」とだけ言って、その場を去りました。
こういうとき、もし私が柴犬を怖がったりしたら
たぶん、空が反撃に出てしまい
血みどろの喧嘩になることは目に見えているので
「争いごとは母さんに任せておけば大丈夫。空の出る幕はない」
と、常に、空に認識してもらう必要があります。
今回は幸い、空とコウが状況を理解する前に
私がおじさんの声で事を察したので、早く対処できましたが
ぼーっとしていたら、あっという間にとんでもない事になります。
たぶん、それだけ攻撃性のある子と喧嘩になったら
空なら時間をかけず、首に噛みつくと思う。
考えただけでも恐ろしい…
今まで一方的に吠えられるだけで、ほぼ接触したことがないのに
なぜ私たちを見るたびに狂ったように吠え
なぜ私たちを標的にして突進してきたのか・・・謎。
他の犬に対しても同じ反応なんだろうか。
心に問題を抱えているのだろうか。
常にイライラして
ただ通り過ぎる犬に、我を失うほど吠えまくるなんて
あの子自信にもすごく負担がかかっていると思う。
犬のためにも、自分のためにも、周りの人たちのためにも
危険を回避し、犬と幸せに暮らすために
飼い主は犬をコントロールできなくてはならない
と思います。
空には
「相手の犬がどんなに吠えてきても、空は吠え返してはいけない」
と教えているので、向こうが繋がれていれば
吠えられても、無視して通り過ぎることができます。
(無視できない時もあります)
でも、散歩しながら威嚇し吠えてくる犬
(=それを止めることができない飼い主さん)を見たら
できる限り距離を置いて避けるようにしています。
万が一、接触したら危ないし
家庭犬になるために沢山のストレスを乗り越えてきた空に
これ以上、無駄なストレスをかけたくないので。
ちなみに、私が意味する「犬をコントロールする」とは
「犬を操る」という意味ではなく
・犬が安心して快適に生活するために
・犬が他人・他犬に危害を加えない、迷惑をかけない、他者の平和を壊さないために
・飼い主と犬が共に楽しく暮らしていくために
「お互いにルールを守って、協力し合って生活しようね」という
「犬と飼い主の約束事」をちゃんと作って
その約束を守れる様に「犬を導く」という意味です。
「母ちゃんちょっと熱くなってるね」