【無農薬野菜くるりんふぁ~む】~畑と元野犬たち~

愛知県の知多半島で、農薬・化学肥料・除草剤を使わず、丁寧に育てたお野菜を販売。ひとり農業と元野犬たちの日記。

ご心配くださっている方へ

2023-05-01 | くるりんふぁ~む について

先の投稿「くるりんふぁ~むの今後について」をご覧になって

私が病気になったのではないか…

畑の事で悩んでしまったのではないか…等

心配してくださった方々からご連絡をいただき

感謝の気持ちと共に、申し訳なく思っています。

理由は家庭の事情ですので

私も空もコウも、健康そのもの!元気モリモリです😊✨

有り難いことに

種類が少なくても良いので、あるものだけでも購入したい

というお問合せを、何件かいただきましたので

すでに作付けした

赤玉ねぎ、空豆、ジャガイモ、人参、スナップエンドウ、ズッキーニ、枝豆などは

これから収穫期を迎えた頃に、畑に来ていただくか、宅配便でのみ

ご注文を承っています。

今後、定期的な販売は無期限休止するため

夏作は、自分と身内が食べる分だけを作付けし

いまは気楽に畑を楽しんでいます。

そんな状況ですので

どうか、ご心配なく

そんな時もあるよね、と見守っていただけたら幸いです🍀


くるりんふぁ〜むの今後について

2023-04-18 | くるりんふぁ~む について

日に日に陽射しが強くなり

木々が芽吹き始める今日この頃

皆様いかがお過ごしでしょうか?

 
この度くるりんふぁ〜むは、当面の間(詳細は個別にお伝えさせて頂きます)販売再開を見送ることになりました。
 
くるりんふぁ〜むのお野菜を待ち望んでくださっているお客様には、とても申し訳ない気持ちです。
 
開業して8年、いろいろな経験をし、考え、たくさんの学びと気づきがありました。
 
振り返って、自分が作る野菜の価値を伝えるスキルが足りなかったなとか
 
この部分は下手だったなとか、いろいろありますが
 
自分なりに精一杯やったので、後悔はありません。
 
そして、自分は心の底から畑が好きなんだと分かりました。
 
今後の予定は流動的ですが、今まで培った経験を活かし
 
形は変わっても、これから一生、畑と共に生きていこうと思っています。
 
 
ということで、ここで改めて
 
くるりんふぁ〜むをご愛顧くださった皆様にお礼を言わせてください。
 
くるりんふぁ〜むの野菜に価値を見出してくださり、本当にありがとうございました✨🙇
 
営業を再開する際は、お知らせさせて頂きますので、またご縁がつながればとても嬉しいです😊
 
ちなみに
 
空とコウは、引き続きYouTubeとインスタで発信しますので、観ていただけたら嬉しいです。
 
よろしくね〜💕

 
 
 

 

土づくり ~ 堆肥・培養土について

2022-02-11 | くるりんふぁ~む について

くるりんふぁ~む開業以来、堆肥として使っていた松浦薬業さんの漢方残さ(漢方薬を抽出したあとの搾りかす)ですが、今年から値上げ(今までの10倍😮)するとの事で

これを機に、徐々に畑に入れる量を減らしていき、昨年末に注文したものが無くなり次第、使用を中止することにしました。

というのも、ただ畑に堆肥を入れるだけでは土は良くならず、いろいろと土づくりを工夫するようになり、ここ数年でだいぶ改善したので、今後はそれほど堆肥を入れなくても良さそうだなと感じるようになったからです。

苗をポットで育てる際の培養土やボカシには、野菜の残さを堆肥化して使う予定。

今までは小さなスペースに残さを積み上げていただけで、堆肥になるまでにかなりの歳月を要していたので、もっと効率的に堆肥化できるよう大きな枠を設置し、ボカシと籾殻で発酵促進することにしました。

ずっと前から作りたいと思っていながら、忙しくて先延ばしになっていたので嬉しい😊

そして、ボカシや土づくりに欠かせない燻炭(くんたん)作りもしています。

今回は野積み方式。

ドラム缶でやるよりもはるかに早く、半分くらいの時間で出来ました👍

これからの土づくりが楽しみ🍀

立春が過ぎ、まだまだ寒い日が続いていますが

ふたりは相変わらず

穴を掘り

わんプロしたり

駆けまわったり

元気モリモリです⭐


くるりん培養土

2018-12-14 | くるりんふぁ~む について

今日も冷たい風が吹いています。

先日、朝の畑にうっすらと霜がついていました。

本格的な冬の始まりですね。

 

野菜の種をまく時、畑に直接まく場合と

セルやポットに土を入れて、種をまく場合とがあります。

セルやポットにまく場合は、畑にまく時と比べて

土の容量が少ない分、栄養価の高い土(培養土)が必要です。

いままでは、市販の培養土 を使っていたのですが

同時に、自家製の培養土をつくるべく、実験を重ねてきました。

そしてようやく、発芽率・生育ともに満足できる

「くるりんオリジナル培養土」が完成いたしました!

この培養土は、堆肥ボカシをMIXしただけで、それほど凝ったものではないのですが

開業当初は、実験をしている余裕など全くなく

2年目以降も、日々の畑作業に追われ

実験できるのが年に2度しかないこともあり

結局、完成まで3年半もかかってしまいました・・・。

でも、それだけの時間をかけたことで

難しいと思っていたことも

考え方を変えれば何てことはない事だったり

しばらく考えるのをやめてみるのも

発想の転換につながったりして

急いで無理するよりも、これで良かったのかなとも思います。

これからも、地道に「くるりんペース」で行こうと思います。

 

ちなみにこれは

山わさび。(西洋わさびともいわれる)

マーケットのお得意さまHさんから

山で採ってきた苗(根?)をいただき、ポットで育てています。

だいぶ葉っぱが増えてきました。

沢山いただいたので、試しにひとつすりおろして食べてみたら

刺身などに使う「本わさび」と比べて

はるかにツーーンとして辛く、良い香りでした。(個体差もあるようです)

コッテリ系お肉料理に合いそう

春までハウスで育てて、畑に移そうと思います。

 

 

コウは相変わらず、堆肥の上をはしゃぎ回っています。

フカフカの感触が楽しいみたい

そして、ビシッときれいな開脚! 

富士山!ってなかったっけ?

寒いけど、元気いっぱいです


ボカシ作り2018

2018-11-23 | くるりんふぁ~む について

朝晩めっきり寒くなりましたね。

今日は日中も冷たい風が吹いて冬の寒さでした。

それでも、今年は気温の下がり方が穏やかなので

野菜の生育には良い感じです。

 

そして、今年もボカシ(野菜の生長促進や、土壌微生物を増やすための肥料)作りを始めました。

毎年恒例の、燻炭(くんたん)作りから。

燻炭器のなかに火を入れ、周りにもみ殻を積み

中のもみ殻が焼けてきたらかき混ぜる

これを繰り返すこと5時間

おおかた焼けたら広げて水をかけ、出来るだけ空気を遮断して鎮火します。

もみ殻は鎮火したように見えても、かなりの時間がたっても火種が残っていて危ないので

数日かけて完全に鎮火するまで待ちます。

去年まで使っていたドラム缶が劣化して使えなくなったので

今回は倉庫の屋根だったトタンで覆って冷ましました。(再利用できてよかった!)

多少空気が入りこむので一部灰になりましたが、ほぼ成功。

 

そしてこの燻炭と、堆肥(漢方残さ)、米ぬか、水を混ぜてボカシを作ります。

この時季なら1日で発酵して60℃近くまで発熱します。

ほかほか~

作る量や気温によりますが、いまは1週間ほどで出来上がります。

高温になりすぎないように攪拌したり

温度が下がってしまえば、水やぬかを足して調節したりと

手間がかかりますが、ボカシを作っていると何となく心地良いな~と感じます。

今年から畝に元肥として入れる量を増やしているのと

苗を育てるための培養土にも使うため

ボカシの消費量が去年の倍くらいになっていて

例年のペースで作っていては絶対に足りなくなるので

毎日せっせとつくっています

 

寒くなったのでコウはベッドにいる時間が増えました。

フカフカでお気に入り。

でももっとお気に入りなのが

ソファーに座布団を重ねたダブルふかふかバージョン。

あ~

このフカフカたまらんな~

 

 


野菜ができるまで

2018-11-09 | くるりんふぁ~む について

たまには、くるりんの野菜づくりについて、真面目に書いてみようと思います。

 

 

お客さまから「無農薬なのにキレイな野菜ね」と言っていただくことがあります。

嬉しそうに買っていただくと、こちらも嬉しくなります。

「キレイですね…」とけげんな顔で去って行く方もたまにいますが

ホントに無農薬なのかしら…(疑)、と思ってるのかな?

 

収穫した野菜を洗ってそうじして、出来るだけキレイにして袋詰めするようにはしています。

虫食いに関しては、無農薬で栽培している以上、もちろん沢山あります。

虫食いは、味に損傷がない程度なら販売することもありますし

多くは自家消費になります。

 

できた野菜の何割かは虫食いですが、それを当たり前と思っていて

そこは、農薬・化学肥料を使う慣行(かんこう)農家さんの感覚と大きく違うところかもしれません。

 

でも、できるだけ虫食いが出ないようにはしています。

基本的には、農薬や化学肥料を使わないことで

土壌の微生物や虫、小動物が畑に存在し

それによって、ある種類の害虫だけが大量発生するのを防いでいる

同時に、そういう畑で育つ野菜は

病気などに抵抗力があるため、強く育つのだと考えています。

 

それでも秋から春の間に栽培する柔らかい野菜(自生でないもの)に関しては

春と秋には虫食いでボロボロになってしまうのと

気温が低い時期は生長がストップしてしまうので

一つ一つの畝にトンネルをかけ、防虫・防寒をします。

慣行栽培(農薬・化学肥料を使う)されている野菜は

生長段階で何回か農薬をかけることで、虫や卵を死滅させる方法で防虫し

化学肥料を使って、早く大きく育てることができます。

畝間を狭くして、広い面積で大量に生産することができるので

比較的安く販売することができるのだと思います。

 

無農薬栽培は、慣行栽培に比べて手間もかかるし

おなじ面積で生産できる量が格段に低いため

農家が生活費をまかなうための収入を得ようとすると 

比較的高額になる傾向にあります。

ただ、あまり高額の値段では一部の方にしか購入してもらえず

結局、十分な収入を得られず生活できない・・・

こういった壁に突き当たる有機・無農薬農家は少なくないと思います。

 

慣行(農薬・化学肥料を使う)農家さんも

台風などで収穫が半分以下になることもあるし(→市場価格が高騰)

収穫した野菜をJAに納品する際、少しでも形や大きさが違うだけで

多くの野菜が「規格外」ではじかれたり(←運搬する箱に定数を入れるため)

市場に同じ野菜があふれて価格が暴落したり(→大安売り、または廃棄)

さまざまなご苦労があると聞いたことがあります。

栽培方法にかかわらず、楽をしている農家はいないのだと思います。

 

スーパーの野菜が高いと憤慨する方も多いですが

同じスーパーで「大安売り」で野菜を買うこともあるのなら

プラスマイナス考えて、それほど怒ることもないのでは・・・

 

くるりんは、市場価格に関わらず、あまり値段を変えず(乱高下せず)にいるつもりです。(天候によって収穫量は乱高下しますが・・・)

スーパーのように大安売りすることはできませんが

スーパーのように値段が高騰することもありません。

なので、店頭を通りすがる人には

ある時は「高いわね!」と言われ

ある時は「まぁ安いわね!」といわれ

市場価格の乱高下によって反応が全然ちがいます。

 

売り上げは、未だ生活していくには厳しいけれど

このまま「くるりん流」で行こうと思っています。

 

ちなみに、 栽培技術はまだまだ試行錯誤で

いろいろと試みては、成功も失敗もあります。

小さな苗をポットで育てるための「培養土」に関しては

くるりんオリジナルの培養土がほぼ完成しつつあります(嬉)

これからも、お野菜たちのことをよく見ながら、地道に経験と知識をつんで行こうと思います。

 

「母ちゃん、話長いよ~」

はいはい、では真面目な話はこのへんで。

最後に、またまた

フライング・コウちゃんです。

ジュワっち

 

 

 

 

 

 


ボカシ作り2017

2017-12-02 | くるりんふぁ~む について

今年も「ボカシ肥」作り始めました!

ボカシは堆肥よりも肥効が高く、野菜の成長を促したり、土壌微生物を増やす効果があると言われています。

 

その前にまずは、

ボカシの材料、くん炭作り。

くん炭とは、お米のもみ殻を焼いて炭にしたものです。

土に混ぜることで保水性・通気性・排水性を良くしたり、土壌微生物を増やしたり、酸性土壌を中和したりする効果があると言われています。

くん炭器の中に火をつけて、周りをもみ殻で包みます。

もみ殻に火が移って焼けてきたら、時どきかき混ぜること約5時間。

全体が炭になったら水をかけて冷まし

ドラム缶につめておき、完全に鎮火させます。

今回は慣れてきたのか、わりと要領よくできたぞ!

と思ったら、鎮火が上手くいかず、一部灰になってしまいました・・・

 

そしてボカシ作り。

材料はつくる人によって様々ですが、くるりんでは、

米ぬか・堆肥(漢方の搾りかす)・くん炭・コーヒーかす(あれば)です。

今年は仲良しファミリーの珈琲豆屋さんからコーヒーかすをもらえたのでボカシに追加しました。

材料を混ぜて、温度が上がるまで放置。

すきを見てボカシを食べる害獣よけにネットをかぶせておきます。

 

数日すると自然に発酵して60℃くらいになります。

表面の白いフワフワは放線菌(土壌にいる分解力の強い好気性有用微生物)だそうです。

 

中にも菌が層になって増えているのがわかります。

手を入れると、じんわ~りと体にしみ込んでくるような温泉みたいな暖かさ。

朝一番にボカシをかき混ぜてから手を突っ込み、あぁ~あったか~としばしホカホカ感を味わっています。

全体に発酵が進んだあとは徐々に温度が下がり、しっとりしていたのが発酵熱で水分が蒸発し、最後はサラサラになります。

常温になってしばらくして微生物の増殖がおさまったら出来上がり!

これから寒い間に来年の分を作ります。

 

 

 

 

 


ボカシ

2016-11-12 | くるりんふぁ~む について

今年もボカシ(野菜の生長促進や、土壌微生物を増やすための肥料)作りを始めました。

主な材料は、うちで堆肥に使っている漢方薬を抽出したあとの残さ、米ぬか、くん炭です。

コーヒーかすやお茶がらがあるときは、これに混ぜたりもします。

材料を混ぜると、発熱しながら発酵していまの時期だと二日で50℃以上になります。

 

かき混ぜるとボワっと湯気が立ち、ぬか漬けを香ばしくしたような香りがします。

微生物が勢いよく増えている状態です。

毎日1~2回かきまぜて50~60℃を保ちながら、温度が下がるまで発酵させます。

10日くらいすると徐々に温度が下がって、常温になったら出来上がり。

これから春までかけて一年分のボカシを作ります。

今年も良いボカシが出来ますように(祈)

 

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昨日、散歩中にネコを追いかけようとして階段を踏み外し、キミ本当に犬ですか?っていうほど派手にズッコケました

見ると、コンクリートでアゴを擦りむき流血~

でも、キズを触っても全然痛がらないので大したことはなかったみたい・・・

一応、水で洗ってワセリン塗っておきました。

アゴがちょびっとはげてる


堆肥のこと。

2015-12-01 | くるりんふぁ~む について

今日は、堆肥をいただいている松浦薬業さんの工場に行ってきました。
畑から車で10分もしない距離ですが、いつも堆肥を畑まで持ってきてもらうので、なかなかこちらから出向く機会がなく、今回はじめての訪問です。

漢方薬を抽出したあとの残さをここで撹拌し、1ヶ月ほどおいて発酵させるそうです。
それをいただいていますが、くるりんふぁ~むでは、畑で山積みにしたまま更に6ヶ月~1年ねかせてから畝に入れています。 

主に植物の根や木片や皮を砕いたものが多く、時折、鹿やトナカイの角、セミの抜け殻が入ることもあるとのこと。

工場の敷地内にある薬草園には、何十種類もの薬草や樹が植えられていました。
あまり漢方薬に詳しくないので、ウコン、レモングラス、甘草、桂皮、ビワ、ヤーコンなど有名どころは何とか分かりましたが、その他は芍薬、地黄など漢字のオンパレードで読めず・・・。今の時期は冬枯れの景色ですが、春から夏にはいろいろな花が咲いて綺麗だとか。次回はその時期にまた伺いたいと思います。

そしてちゃっかりお土産までいただいてしまいました。
緑茶・ハブ茶・ハト麦・玄米茶・クコの葉・柿の葉・玄米花・金針菜・クマザサ・杜仲葉が入って、すごく健康になりそうなお茶ですね。

ありがとうございました!


さて、今週のみどりオーガニックマーケットは、ジャガイモが初登場です。

煮崩れにくいタイプなので、肉ジャガ、カレー、シチューなどにおすすめです。
が、私はふかして塩辛をのせて食べるのが大好き。
美味しいですよ! 

 


種のこと。

2015-10-10 | くるりんふぁ~む について

2018.11更新

時折、「この野菜はF1(エフワン=交配種)ですか?固定種ですか?」

と質問されることがあります。

 

F1(交配種)というのは

異なる形質を持つ親をかけ合わせた、その第一代目の子(種)のことです。

種屋さんが、種をつける母株の雌しべに

異なる品種の雄しべの花粉をつけて受精させてできた種です。

両親の形質のうち、優性遺伝子だけが現れるので

できた野菜は、ほぼ同じ特徴や形にそろいます。

(病気に強いとか、早く育つとか、実が大きいとか)

その野菜から種を取ることはできますが

親とは違う様々な特徴を持った株に育つ(特徴がバラける)ので

全てが親と同じ特徴の株(実)に育てたければ

また種を買う必要があります。

 

固定種(単種)というのは

同じ形質を持つ親どうしが交配し

固定された形質が親から子へ代々受け継がれる種のことです。

(地方野菜や伝統野菜など)

なので、その野菜から種を取れば(=自家採取すれば)

また同じ特徴の野菜ができるので、毎年種を買う必要はありません。

そして毎年続けているうちに

徐々にその畑に適した特徴になってくるというメリットもあるようです。

ただ、種を採取できるタイミングまでしばらくかかる場合は

その場所に次の野菜を育てることができないので

小さな面積の畑をやりくりして作付している農家にとってはなかなか難しいのと

採取方法やタイミングが適切でないと、上手く発芽しなかったり

畑の気候風土と品種の相性もあり

それらを総合的に考えてやる技術が必要だと思います。

 

ところで、「F1(交配種)」と「遺伝子組み換え」が

頭の中でゴチャゴチャになってしまい、不安になっているお客さまがすごくたまにいますが

このふたつは、全く違う次元の話で、「交配種」は遺伝子を操作しません。

 

余談ですが、かぼちゃは違う品種どうしで自然に交配しやすいので

隣の畑のひとが違う品種のかぼちゃを育てていると

自然交配して、種を取って育ててみたら、隣のかぼちゃと似たような形のかぼちゃが実った

ということもあります。

 

くるりんふぁ~むでは、F1(交配種)と固定種の両方を使っています。

比較的簡単に種が取れるもの(天狗ナス、甘長、春菊、パクチー)は自家採取しています。

なかでも、愛知県の伝統野菜である天狗(てんぐ)ナスは、発芽率が良く、強く丈夫に育ちます。

その土地で代々受け継がれているだけあって、ここの気候風土にあっているということなんですね。

種取り用に選抜した実は、完熟して黄褐色になったころに収穫し、さらに2週間ほど室内で追熟させてから、中の種を取り出します。

今年も良い種が取れますように