オランダの貴族で大富豪の一人息子ヤーコブ(イェルン・ファン・コーニンスブルッヘ)は
広大な敷地にあるお城に住み、アストン・マーチンなど高級車を何台も所有しているが、
一切感情を持ったことがなく、楽しみを感じない人生に嫌気がさしていた。
母親の葬式を済ませた彼は自殺を試みるが、常に邪魔が入り死ぬことができない。
そんなとき、偶然拾ったマッチ箱に記された謎の代理店を訪ねてベルギーへ行く。
その店は“最終目的地への特別な旅”のプランを提案する旅行代理店だったが、
それは“あの世への旅”であり、事故に見せかけた自殺幇助のサービスを提供しているのだ。
ヤーコブは喜んでサービスを依頼し、
“いつ、どこで、どうやって死ぬか分からないサプライズコース”を申し込む。
すっきりした気持ちで棺桶を物色していたヤーコブは、
同じコースを申し込んだというアンネ(ジョルジナ・フェルバーン)と出会い、
澱んでいた彼の日々は少しずつ色づき始める。
もう少し生きていたくなったヤーコブとアンネは、
謎の代理店の激しい追跡をかわしながら逃避行の旅に出るが、
さらに思いもよらない最大のサプライズが二人を待ち受けていた……。
(Movie Walkerより)
予告観て、二人でどんだけ死線を切り抜けるんだと思ってたら、違った!!
あっ、そういう事かと観客にプチサプライズ。
なかなか面白かったです。
主人公ヤーコブのイェルン・ファン・コーニンスブルッヘって、人気コメディアンだそうで、
その彼が大富豪ってとこが、心を掴むわww
「キャー、あんなお屋敷に住んでみたい!!」って思っちゃう。
ちょっとくらいボンクラでもこれだけの富豪なら、なんでもOKだわ!!(何がだww)
アンネの心も動くというもの。
どうやらヤーコブはクラシック好きらしく
流れるモーツアルト、ビバルディ、バッハなどは富豪っぽくてさらに笑える。
最初からヤーコブを気にかけ心配してる執事のムラーや
代理店「エリュシオン」の社長&4人の社員といい、
登場人物がみんな憎めない感じで、
ブラックコメディーだけど下品にはならず、
この先のヤーコブの人生はキラキラするのかな?
いや、職業が職業なだけに、どーなんだろうww
2016年6月8日(水) 開演13:30 Bunkamuraシアターコクーン
初めて観ました、コクーン歌舞伎。
普通の真っ当な歌舞伎は、NHKの古典芸能の時間に流れているものしか知らないないので、
これがどれくらい斬新なのかは分かりませんが…斬新でしたww
だって、舞台上をサラリーマンが列をなして歩いてるんですよ。
結局最後まで、それが何を意味しているのか分からないまま観てました。ははは…。
後でプログラム読んだら、演出の串田さんが
"『四谷怪談』?と思っているうちに、
街を歩いているサラリーマンが亡霊のように見えてきて。
今日という日は江戸時代の前からの続きで、未来が今日を引っ張っている。
時間ってつながっている、そのことが、もう、怪談のようだなと。"
はあ、それでサラリーマンだったんですか。
舞台上にはサラリーマンの他にも、大正ロマンぽい格好の女の子やら、
町工場のオッサンみたいな人やら、まあ、時代を超越した感じで、
その中に歌舞伎役者の恰好した勘九郎や七之助が混ざってるわけで。
さらにトランペットやアコーディオンを派手に鳴らしながら、
ミュージシャンの方々も一緒に動いてるっていう不思議空間でした。
お話は「あな、うらめしや伊右衛門どの~」の四谷怪談。
刹那的に己の欲に生きる伊右衛門、直助権兵衛、男たちに翻弄され哀しき運命を辿るお袖、
そして怨みをつのらせ亡霊となって復讐するお岩。
「忠臣蔵」の世界を背景に本能と欲が渦巻く混沌たる物語…
(Bunkamuraサイトより)
コクーン歌舞伎の四谷怪談も3回目だそうで、
2006年の第七弾で《南番》と《北番》の異なるプログラムで上演した時の《北番》をベースに
新構成・新演出での上演だそうです。
お岩が伊右衛門恨んで化けて出るって事くらいしか知らなくて、
物語の背景やその後とか分からないまま観てたもんだから、
ストーリー追うのに必死ww
登場人物多いし、名前がすっと頭に入らないもんだから、
いちいち、ええっとこれって誰だっけ?状態ww
それでも首藤さんが出るってんで後ろ~の席からオペラグラス覗いてました!!
二幕目にやっと出てきた首藤さん
まさかの足が不自由なお侍様!!
幽霊になった小平から薬貰って良くなったってとこで退場。
ずーっと布団の上で、一度も立ち上がらずに終わった~ww
セリフはしっかり喋ってました。
中村獅童、中村勘九郎、中村七之助、中村扇雀
この主役の方々が歌舞伎をやってるのを生で観て、
ちゃんとかぶいてポーズを決め「中村屋っ!!」とか声が掛かるのがなんだか面白かった。
珍しいもん観たなぁって気分で帰ってきました。
そうそう美術協力が山口晃氏で、舞台上の屏風絵とかは彼の絵なのかな?
〈主なキャスト〉
民谷伊右衛門/中村獅童
直助権兵衛/中村勘九郎
お袖/中村七之助
小仏小平/中村国生
お梅/中村鶴松
四谷左門/真那胡敬二
仏孫兵衛/大森博史
小汐田又之丞/首藤康之
伊藤喜兵衛・お熊/笹野高史
按摩宅悦/片岡亀蔵
お岩・佐藤与茂七/中村扇雀
1945年5月8日、イギリス。
6年間続いた戦争が正式に終わり、国を挙げてヨーロッパ戦勝記念日を祝う夜、
エリザベス王女(サラ・ガドン)と妹のマーガレット(ベル・パウリー)は
父である国王ジョージ6世(ルパート・エヴェレット)の許しを得て、
生まれて初めてお忍びでバッキンガム宮殿をあとにする。
付き添いが目を離した隙に、
シャンパンに勢いづいてバスに飛び乗ったマーガレットを追い掛け、エリザベスは街に出る。
そして、人生を変える一夜が始まる……。
(Movie Walkerより)
"『ローマの休日』の8年前、史実に基づく一夜。"の振れ込みの本作、
サラ・カドンが素敵でした。
史実に基づくとはいえ、連合国軍がドイツに降伏文書調印をさせ、
ジョージ6世の演説が行われたその日の夜に
王女姉妹が外出したっていう事実が本当なだけで、
公式サイトにもあるように、中身は監督と脚本家がアイデアを膨らませて、
"王女が宮殿を抜け出て、民衆たちの魔法の世界へと入っていく、逆さまのおとぎ話"
なんだそうです。
突拍子もないアクシデントや熱烈ラブロマンスはなく、
本当にあったかもしれない感じになってて、面白かったです。
エリザベス女王が国民に人気がある事の素地が垣間見える気がしました。
コメディ部分はお目付け役の二人と
妹のマーガレット。
でもマーガレットはちょっとおバカ過ぎ?
あんなに羽目を外した行動とるとは思えないww
いなくなっちゃった妹を探す時に頼りになったジャック。
彼とのロマンスがあるのかな?と思ったけど、
最後はお互い、自分の立場をわきまえた形で終わりました。
でも、エリザベスが彼を本当に信頼していたことが伝わるシーンは
雰囲気がとても良かったですよ。
以前にも1度使った、この本。
今度は袖なしの簡単そうなワンピースを作ろうかと。
袖ぐりと襟ぐりをバイアステープでくるむだけなので、
このまんま作ったら簡単なんだろうけど、
家にあった生地は薄い!!
これは総裏を付けようと奮起したww
本に載ってる後ろは開きは
スラッシュ開きでリボンが付いてますが、そこはボタンループに変更。
総裏にするためにスラッシュ開きと襟ぐりは見返しで対処して
さて、袖ぐりはどうするか。
スラッシュと襟ぐりを袖ぐりを一度に縫うとひっくり返せない。
悩んだ挙句、袖ぐりは見返しがあるにも関わらず、
さらにバイアステープでなんとかする事にしました。
取りあえず、生地は裁ったんですが、
うまくいくかは…分からないwww
ワンピースの総裏ってやはり難しい。。。
ダメそうなら裏無しにしちゃうかな。
江戸中期。仙台藩は財政が厳しく、
重税にあえぐ百姓や町人たちの破産と夜逃げが後を絶たなかった。
小さな宿場町・吉岡藩もすっかり寂れてしまい、
造り酒屋の主・穀田屋十三郎(阿部サダヲ)は町の行く末を案じていた。
そんな中、知恵者の菅原屋篤平治(瑛太)がある秘策を打ち出す。
それは、大金を藩に貸し付け、藩から利息を得るというものだった。
目標額は、千両。
しかしこれが明るみになれば打ち首必至。
十三郎とその弟・浅野屋甚内(妻夫木聡)、さらに宿場町の仲間たちは、
水面下で大金を掻き集めようと知恵を絞り、奔走する。
(Movie Walkerより)
原作が『武士の家計簿』と同じ磯田道史氏なんですね。
実話という事で、コミカルに描いてたけど大真面目なお話だったんですね~。
昔は立派な大人がちゃんといたんだなぁ。
自分はどーだ。私利私欲まみれだww
"つつしみの掟"なんて無理だわ~。
という事で、間違いないだろの俳優さんがゾロゾロで羽生結弦のおまけ付w
阿部サダヲも瑛太も松田龍平も好きですが、狙いは千葉くんww
彼は多賀城出身だったんですね。
篤平治にちょっと一喝されて腹を据える大肝煎千坂中内。
名優の中でがんばれ~wwと
映画の趣旨とは全く関係ない、邪な心で観て来ました。
「なにも起こらない日々」に焦りを感じながら、
ビル清掃会社のパートタイマーとして働く岡田(濱田岳)。
同僚の安藤(ムロツヨシ)に、想いを寄せるユカ(佐津川愛美)との恋のキューピット役を頼まれ、
ユカが働くカフェに向かうと、そこで高校時代の同級生・森田正一(森田剛)と出会う。
ユカから、森田にストーキングされていると知らされた岡田は、
高校時代、過酷ないじめを受けていた森田に対して、不穏な気持ちを抱くが・・・。
岡田とユカ、そして友人の安藤らの恋や性に悩む平凡な日常。
ユカをつけ狙い、次々と殺人を重ねるサイコキラー森田正一の絶望。
今、2つの物語が危険に交錯する。
(公式サイトより)
原作コミック未読、メチャメチャ怖かった~。
というか、観終った直後、怖い事は怖かったけど、
それより観た日の夜中、家族がみんな寝ちゃってからお風呂入ってて、
スゲー怖くなったw
普通に暮らして、ご飯作ってても風呂入ってても、殺される時は殺されるよねー。
壊れちゃった森田が来たら殺されるよねー。
濱田岳とムロツヨシでギャグのようなテンションで始まるのに、
森田が動き出した途端、音楽が変わる。
タイトルも森田が動いてからで、あれ、今頃?って時に出てくる。
エロとヴァイオレンスを同じベクトルで見せるたところから、
どんどん負の方向に滑り始める。
森田剛の舞台は『鉈切り丸』を観たことがある。
あの役も根性腐りきってたけど、温度があった。
今回は、感情が見えない。
後悔も快楽もないまま、ひたすら自分の頭の中の雑音を黙らせるために殺しまくる男。
彼の背景は高校生の頃に酷いいじめにあっていたという事実しか提示されない。
あの時点で、すでに壊れてしまった男。
最後に見せる人としての感情が哀れを誘う。