beatitude

好きなことだらけさ…

『そして父になる』

2013年10月13日 | 映画 邦画

学歴、仕事、家庭といった自分の望むものを自分の手で掴み取ってきた
エリート会社員・良多(福山雅治)。
自分は成功者だと思っていた彼のもとに、病院から連絡が入る。
それは、良多とみどり(尾野真千子)との間の子が取り違えられていたというものだった。
6年間愛情を注いできた息子が他人の子だったと知り、愕然とする良多とみどり。
取り違えられた先の雄大(リリー・フランキー)とゆかり(真木よう子)ら一家と会うようになる。
血のつながりか、愛情をかけ一緒に過ごしてきた時間か。良多らの心は揺らぐ……。
(Movie Walkerより)

この二人のお母さん、ドラマ「最高の離婚」の二人じゃないですかぁ。
(あのドラマは面白かったな)
福山雅治はNHKの龍馬伝でしか見たこと無いんですが、現代のエリートパパ役。
この自己中な感じのパパ、どちらかっていうと、うちのダンナはこっちよりだなぁとw
人生の挫折を知らないヤツってこうだよな。
観ているうちに、若い頃ダンナに対して不満に思っていたあれこれを
思い出しちゃいましたよ。
(今はそんな事もどうでもよくなっちゃったくらいバラバラ感のある家族ですがw)

自分の責任じゃ無いところで、思いもよらず振りかかってきた苦難。
思い通りにならない現実の中、自分の理想とする家庭、親子を目指す事より、
今、目の前で自分を慕ってくれる子どもの幸せを考えるようになるエリートパパ。
このパパはこの後、ひとまわりもふたまわりも大きなパパになっていくんだろうな。
福山雅治はその辺りの心の動きをうまく表現してたんじゃないかな。

うちの自己中オヤジは幸か不幸か、長女が同じようなオレサマ娘に育ったので、
この二人は何の疑問も持たないまま、つき進んでいくんだろうなぁ。
下の娘は今また何度目かの挫折を味わい、必死に勉強し始めたけど、
この先どうなる事やら…。
そうそう、ボケ始めたジイさんもやっぱり自己中オヤジだったから、
息子はあんまり寄りつかない。この親にしてこの子有りの連鎖が…。

裕福な暮らしだけど、家族間のあたたかさが感じられない家庭と
お金は無いけどみんなでそれなりに楽しく暮らしてるような家庭。
子どもにとってどちらで育った方が幸せかって思うと、
自分のいるべき場所だと感じられれば、どちらでも幸せなんだと思います。





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