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『散歩する侵略者』

2017年09月13日 | 映画 邦画

不仲だった夫・加瀬真治(松田龍平)が数日間の行方不明の後、まるで別人のように
穏やかで優しくなって帰ってきたことに、妻・加瀬鳴海(長澤まさみ)は戸惑う。
一方の真治は、何事もなかったかのように毎日散歩に出かけていく。
同じころ、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙なことが多発する。
ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材しながら、
天野(高杉真宙)という謎の若者に出会う。
二人は一家惨殺事件のカギを握る女子高生・立花あきら(恒松祐里)を探す。
桜井はあきらを見つけ、そこで天野とあきらが
ある男と会話をするなかで起こった異変を目撃する。
天野は、自分たちは侵略者で人間の概念を調査しており、
自分たちがその概念を学習すると相手からそれが抜け落ちると言う。
桜井は半信半疑ながら天野たちに興味を持ち、
もう一人の仲間を探すという彼らに密着取材を申し入れる。
一方、毎日ぶらぶらと散歩をするばかりの真治に、
散歩中に何をしているのかと鳴海が問い詰めると、地球を侵略しに来たと答える。
鳴海は戸惑いながらも、真治を再び愛し始めていた。
町は急速に不穏な世界となり、事態は加速していく。
さらなる混乱に巻き込まれていく桜井の選択とは? 
鳴海と真治の行きつく先にあるものとは?
(MovieWalkerより)


どう着地させるのかと最後まで興味を引かれて、面白かったです。
予想外の結末ってわけではないですね。ああそこかぁって感じ。
でもそこまでの見せ方が面白かった。
終始不機嫌な鳴海を演じる長澤まさみが結構深い。
夫に浮気されてたら、そりゃ誰でも不機嫌になるけど、
彼女はどうやらそれでだけではなく、浮気夫は好きだからこそ許せないんだろうし、
イライラしながらお世話してるし、もう世の中すべてに不機嫌って感じ。
それに対して松田龍平演じる真治は、いつもの松田龍平w
あの、感情の発露の無さがまんま宇宙人でした。
楽しそうに演じてる長谷川博己、無茶苦茶強い恒松祐里、
すっかり人間の体を使いこなしてる高杉真宙。
その他、ちょっとしか出演してない俳優さんたちも適材適所。
上手いこと使ってるー。

3人の宇宙人が侵略に来てるけど、微妙に温度差が感じられるのは、
憑りついた人間の中身のせいなのか。
天野は今の若者然とした反応だし、あきらはとにかく短絡的に事を勧めようとする。
それに比べ真治はもう少し大人な様子がうかがえるけど、
単なるヘタレの可能性もwww
侵略のために〈概念を奪う〉って意味がちょっと難しい気がするけど、
結局は真治のその部分が地球を救ったんだろうなと。

18日からWOWOWで始まる
スピンオフ「予兆 散歩する侵略者」も楽しみになってきた。
劇団イキウメの舞台は観てないですが、
10月末から改訂上演するけど、今からだとチケット取るのは無理無理w




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2 コメント

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おはようございます(^^) (jun-sweets)
2017-09-13 09:24:23
もうこの映画見られたのですね。
松田龍平さんが侵略者と言うのはわかっていましたが、他にも侵略者がいるんですね。
ちょっと気になります(*^^*)
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jun-sweetsさん (kurukuru)
2017-09-14 14:43:16
そこそこ面白かったですよ。
出だしちょっと血まみれでグロイけど、
ハリウッド宇宙人侵略映画見たいなスケール感はないけど、
自分はこんな感じの映画は好きです。
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