2016年11月16日(水) 開演14:00 Bunkamuraシアターコクーン
メトロポリスの主、フレーデルセンの息子フレーダーは、
労働者階級の娘マリアと出会い、恋に落ちる。
彼女を追って地下へと向かい、そこでメトロポリスを動かす巨大な機械と、
過酷な労働を強いられる労働者を初めて見たフレーダーは、社会の矛盾に気付く。
一方マリアは密かに集会を開き、労働者たちに忍耐と希望を説いていた。
「頭脳(支配者)と手(労働者)を仲介するのは心でなくてはいけない。
仲介者は必ず現れる」と。
それを知ったフレーデルセンは、旧知の科学者ロートヴァングにマリアを誘拐し、
製作中のアンドロイドをマリアそっくりの顔にして、労働者たちの間に送り込み、
彼らを混乱させろと命じる。
アンドロイドは見事にその役割を果たし、労働者は暴徒と化して機械を破壊、
メトロポリスも音を立てて崩れ始める。
そのために労働者が住む地下の町は洪水に見舞われて…。
フレーダーは、最初に出会った労働者の若者や、父が解雇した元秘書などの助けを借りて、
マリアと地下の町を救うべく立ち上がる。
(シアターコクーンサイトより)
精神最悪状態で観に行ったせいなのか、ちっとも心に響かなかった。
元になってる"SF映画の原点にして頂点"と言われる
ドイツ映画『メトロポリス』は観たことがある。
モノクロサイレントの長い映画ですが、
現存してるのは全部ではないらしく、欠落部分があるそうで短くなってる。
確かに1927年に作った事を思えば"SF映画の原点"ではあると思うけど、
"頂点"かと聞かれたら、ビミョーと答える。
だって、そんなにすごい!面白い!とは思わなかったw
原作小説の方は未読なので、読んだら面白がれるんだろうか?
まあ、あの有名な映画を串田和美がどう料理して舞台に乗せるのか
興味深々で行ったわけですが、「ふ~ん」って感想しかない。
森山未來の身体能力はハンパないなとか、
松たか子がいるだけで舞台観てるって気分になるくらい存在感あるなとか。
「とと姉ちゃん」に出てた趣里ちゃんが舞台であんなに動けるなんて!!とか
そんな事は思ったけど…。
最初、どこにもイヌ丸が飴屋法水って気づいてなかったし、
映画にはない、このイヌ丸と串田自身が演じる赤い靴の男が登場して、
渋谷やBunkamuraの話をするのがもっとも意味不??
マリアが話す「赤い靴の妖精」がそれなのかと観てたけど、
直接絡むことはなかった。
ストーリーはほぼ映画と同じように進んでいたと思うけど、
なんだかよく分からなかった~。
〈キャスト〉
マリア/パロディ 松たか子
フレーダー 森山未來
どこにもイヌ丸 飴屋法水
若い衆 佐野岳
シュラン/ゲオルギ 大石継太
カムロ 趣里
ウワノソラ/九月 さとうこうじ
シブガキ/影のない男 内田紳一郎
コンチクショウ/ロートヴァング 真那胡敬二
チーコック/フレーデルセン 大森博史
ヒトヨ/母 大方斐紗子
赤い靴の男 串田和美
労働者/フレーダーの分身 伊藤壮太郎 島田惇平
労働者/カムロの影 浅沼圭
労働者/ヨシワラの女 坂梨磨弥 高原伸子 摩耶リサ 安澤千草
〈ミュージシャン〉
平田ナオキ エミ・エレオノーラ 青木タイセイ 熊谷太輔
演出・美術 串田和美
原作 テア・フォン・ハルボウ