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beatitude

好きなことだらけさ…

『グッバイ、サマー』

2016年09月15日 | 映画 洋画

14歳。子供でもなく、大人でもない狭間の時期。
画家を目指すダニエル(アンジュ・ダルジャン)は、たくさんの悩みを抱えていた。
中学生になっても女の子のような容姿で、クラスメイトからは“ミクロ”と呼ばれてバカにされ、
恋するローラ(ディアーヌ・ベニエ)からは全く相手にされない。
おまけに母親は過干渉で、兄貴は暴力的なパンク野郎。
誰も本当の自分を理解してくれない……。
そんなある日、ダニエルのクラスに風変わりな転校生がやって来る。
名前はテオ(テオフィル・バケ)。
目立ちたがり屋で、自分で改造した奇妙な自転車を乗り回し、
家業のせいで身体からガソリンの匂いを漂わせている。
周囲から浮いた存在のダニエルとテオは意気投合し、すぐに親友になる。
学校や家族、仲間など周囲が2人を枠に当てはめて管理しようとする息苦しく、
うんざりするような毎日。
そんな日々から脱出するため、彼らは“ある計画”を思いつく。
それは、スクラップを集めて“夢の車”を作り、夏休みに旅に出る事だった……。
(MovieWalkerより)


ミシェル・ゴンドリー監督作品はなんと初だったw
『エターナル・サンシャイン』、『恋愛睡眠の勧め』、『ムード・インディゴ うたかたの日々』、
これらは観たいなと思ってて劇場に行くタイミングを外し、
WOWOWで放送したのを録画してて見てない!!
(TVから録って安心してそのままになってる映画が山ほどあるし)

14歳の青春ですね~。
監督の自伝的青春映画なんだそうで、
主人公の男の子二人はオーディションで選ばれてて
ダニエル役のアンジュ・ダルジャンはデビュー作、
テオ役のテオフィル・バケはモーリス・バケのお孫さんだそうです。
タイプ違いで二人ともカワイイ!!
予告観た時点でカワイイと思わなかったら、観に行かなかっただろうなw

なんともモヤモヤした感情が渦巻く14歳。
学校も友達も親も兄弟もすべてウザいんだろうけど、
人から認めてもらいたいし、14歳らしく性にも興味深々、恋もしたい。
大人になる手前の独特のお悩み満載w
それでもこの二人が同じクラスになって仲良くなったのはステキな事でした。
自分たちで動くログハウスを作っちゃって、
親に内緒で夏休みに旅に出ちゃうんですから。
二人の道中が結構笑える。
最後、どう終わらせるのかなと思ってたら、意外に普通でした。
当然、親元に帰るしかないんですが、テオん家はとんでもない事になってたし、
ダニエルはメッチャ怒られるかと思ってたのにママは抱きしめてくるし。
でもこの夏で二人は少し大人になったんだろうな。
一緒に過ごす夏は、もう2度と来ないのかもしれませんが、
忘れられない夏休みになったんだと思います。

ダニエルのママ役がオドレイ・トトゥ。
うわぁ、マトモなママ役やってるー。彼女もアラフォーかぁ。