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beatitude

好きなことだらけさ…

『リンカーン』

2013年04月30日 | 映画 洋画

1865年1月、
エイブラハム・リンカーン(ダニエル・デイ=ルイス)が大統領に再選されて、2カ月が経っていた。

国を二分した南北戦争は4年目に入り、大勢は大統領が率いる北軍に傾いていたが、
リンカーンにはすぐさま戦争を終結させるつもりはなかった。
奴隷制度に永遠の別れを告げるため、たとえ多くの死者が出ても
合衆国憲法修正第十三条を下院議会で批准する前に戦争を止めるわけにいかなかった。

リンカーンの妻のメアリー・トッド(サリー・フィールズ)は南部出身で、
夫とは口論が絶えず必ずしも、良好な関係とはいえなかったが、心の底で夫を信じていた。

リンカーンは国務長官ウィリアム・スワード(デヴィッド・ストラザーン)を介して、
議会工作を進めるべく指示する。
同じ共和党の保守派プレストン・ブレア(ハル・ホルブルック)を使って党の票をまとめても、
成立させるためには20票、足りなかった。
リンカーンはあらゆる策を弄するように命じ、
スワードはW.N.ビルボ(ジェームズ・スペイダー)をはじめとする
ロビイストを駆使して、敵対する民主党議員の切り崩しにかかる。

その動きを冷ややかににみつめていたのは、
奴隷解放急進派のタデウス・スティーブンス(トミー・リー・ジョーンズ)だった。
彼はリンカーンがどこかで妥協するのではないかと考えていた。

リンカーンにとってホッとできるのは末息子のタッドと過ごすひと時だけだった。
長男のロバート(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)とは話す時間もなくぎくしゃくしていたが、
ロバートは正義感で母の強硬な反対を押し切って、北軍に入隊してしまった。
リンカーンは無事な学生でいてほしいという父としての願いを抑え、ただ見守るしかなかった。

南北戦争の和平交渉が早く進む事態となって、リンカーンは1月25日、
下院議会に合衆国憲法修正第十三条に提出する。
思惑と工作が蠢くなか、果たして多数派工作は成功したのか。
ひとり静かにホワイトハウスで結果を待つリンカーンだったが、
その後に過酷な運命が待ち受けているとは予想もしていなかった―。
(公式サイトより)

ジイちゃんが映画行きたがってたので、下の娘も連れて
普段は行かないGW中の映画館に行ってきましたw
:「『リンカーン』行くぞー。」
:「ピーポー、ピーポー、ピーポー~♪」
:「なんじゃそりゃ?」
:「えっ!?だって人民の人民による人民のための~じゃん。」
:「・・・・・それか・・・。」
映画の冒頭、黒人兵士がこのフレーズを口にしたもんだから
笑えてしまって困ったw

予想はしてたけど地元の映画館、死ぬほど混んでました。
座ったのは前から2列目の右端から3席。
大きなスクリーンだったから字幕が歪んで見にくい見にくい、首痛い。

こう見えるw

リンカーンなんてかの名言と奴隷解放、アメリカ大統領だったという事以外ほんとに知らない。
そして映画は合衆国憲法修正第十三条を通すことに邁進したたった1ヶ月程を描き、
その後最期に至るまでの話でした。
その中でダニエル・デイ=ルイスのリンカーンはシブイ!!
背中に孤独を抱えながらもジョーク混じりのたとえ話をし、人を動かす。
陰影の濃い画面でにじみ出る苦悩が表され、なかなかカッコイイ。
感情を荒げることが無いように見えて、家族の中ではそうでもなさそうなところも見せる。
う~ん、アカデミー賞主演男優賞取るだけはあるなぁ。
そしてやっぱりトミー・リー・ジョーンズに目が行くw
あれ?ヅラだろと思ってたら…ヅラだった。

心を揺さぶられる映画ってほどではなかったけど、
南北戦争終結とはこういう事だったのかと勉強になりました。

それにしても似ている。
 
本物は耳がよりデッカイけどなw
ダニエル・デイ=ルイスはイギリス人だよね。

娘はオッサンばっかりいっぱい出てて、誰が誰やら区別がつかなかったよ。
ジイちゃんはアメリカ人の映画だなと言ってました。