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beatitude

好きなことだらけさ…

『なのはな』

2012年09月05日 | コミック

『なのはな』 萩尾望都 著 小学館

福島の原発事故を扱った本作品。
いろんなところで、あの萩尾望都が描いた!と話題になってましたね。
ようやく読んでみました。

これって「ここではない★どこか」シリーズとして発表されたものだったんですね。
う~ん、それにしては装丁が立派過ぎ!?
ハードカバーにする意味はないような…。

内容はいろんな人が書いてるので省略しますが、
今一つ消化しきれてない感じがしました。
表題の作品より中のSF三部作の方が萩尾作品らしいかな。
 それでも、こう言っては叱られそうですが、年を感じてしまいました。
キメ画はさすがですが細かいところがちょっと…。
決して雑ではないんですがムラが見えるというか…。
それと3.11を取り上げた作品で使う表現ではないと思いますが、
萩尾作品特有の瑞々しい感性というものが殆んど感じられませんでした。

でも、子供の頃からのファンですからこの本も大事にします。
きっとこの時点で描くことができた、これがギリギリなんだろうなと。
次の「ここではない★どこか」を読みたいです。