beatitude

好きなことだらけさ…

『海洋天堂』

2011年08月13日 | 映画 洋画

中国、チンタオ。妻に先立たれたワン・シンチョン(ジェット・リー)は、
自閉症の息子ターフー(ウェン・ジャン)を男手ひとつで育てていた。
シンチョンは自身が癌で余命わずかと知り、21歳になったターフーと心中を試みる。
2人で海に飛び込むが、ターフーは足かせをほどいて水面へ上がっていく。
向かいの家に暮らす女性チャイ(ジュー・ユアンユアン)はそんな事情を知らず、
帰宅した2人を温かく迎える。
シンチョンは水族館の仕事の合間に、自分の死後息子を預かってくれる施設を探す。
同時に、ターフーに1人で生きていくために必要なことを、ひとつひとつ教えていく。
一方チャイは、父子の留守中にシンチョンの主治医が訪ねてきたことから、
シンチョンの病気や心中のことを知る。
シンチョンに想いを寄せていたチャイは、彼の力になろうとする。
かつて世話になった養護施設のリュウ先生のお陰で、ターフーを受け入れてくれる施設を確保する。
シンチョンは最期の日まで、息子と施設で暮らすことにする。
そのころターフーは、水族館に巡業で来ていたサーカス団の女
ピエロ・リンリン(グイ・ルンメイ)と仲良くなっていた。
シンチョンは死期が近づき、あることをターフーに教える決意をする。
(goo映画より)



「ジェット・リーがアクションを封印して挑む新境地」だそうですが、
残念ながら自分はジェット・リーが活躍するアクション映画を、ひとつも観たことがない!
今回はジェット・リーファンの友人に付きあって観に行くことにしました。
アジア系の映画を殆ど観ない自分は
撮影はクリストファー・ドイルなんだよ!と言われてもピンとこない
自閉症の息子と父のお話ってだけきいて行きました。

映画の最後に「平凡にして偉大なるすべての父と母へ――。」と画面に入ります。
ジェット・リー演じるシンチョンは立派な父親でした!
息子がひとりでも生きていけるように残りの人生のすべてを捧げて尽くします。
でもこれって平凡?じゃないよ!!
まわりの人たちも良い人たちばかり。
それが押しつけがましくなく、また白々しく見えないような作りになっていて
自然に涙が流れるような映画でした。

ファンの方々のようなギャップ萌は感じられない自分ですが、
暗くなりがちな内容を、最後にはどこか突き抜けた感があり、
いい映画観たなって気分で帰ってきました。

友人は「亀の甲羅を背負ったジェット・リーは観たくなかった…」と言ってましたw