goo blog サービス終了のお知らせ 

beatitude

好きなことだらけさ…

フィンランド国立バレエ団 バレエ『たのしいムーミン一家 ~ムーミンと魔法使いの帽子~ 』『北欧バレエ・ガラ』

2017年04月24日 | バレエ

2017年4月22日(土) 開演16:30 Bunkamuraオーチャードホール

ムーミンバレエ観てきました。
楽しかったです。が、意外にもガラが良かった!!
第1部が「北欧バレエ・ガラ」、25分休憩挟んで
第2部が「たのしいムーミン一家 ~ムーミンと魔法使いの帽子~」。
4歳以上から入れる公演だったけど、
小さいお子様はムーミンが出てくるまで我慢しなきゃならなくて
大変だっただろうと思われ(途中、叫んだ子がいたwww)。

まず、目が釘付けになったのがロットバルトww
ジークフリード王子よりカッコイイ、いや超カッコイ!!
各国の踊りの最中、
ジークフリートとロットバルトが両脇に立って紹介する的な演出でしたが、
踊ってるわけではなく立ってるだけなんですが、ついつい見てしまうw
“オディールと王子のグラン・パ・ド・ドゥ”の時にシューっと出てきて
オディールにコソコソ耳打ちする仕草といい、
「まあそう焦りなさんな」とでも言わんばかりに、マントを翻し
王子の胸に手を当てる仕草、メチャメチャカッコイイ!!
そうです、実は彼はそんなに踊ってないw
オディール引っ張って、多少は踊ってたけど、演出上動いてるだけ。
う~ん、ホントはたいして踊れないのか?
だけど見た目は完璧だ!!
そしてこのグラン・パ・ド・ドゥ、
ガラ特有の技見せだけに終始してるんじゃなくて、
ちゃんとストーリーを表現してる。ステキじゃないか!!

その流れで、第1部の中で『シェヘラザード』が抜群に良かった。
自分は『シェヘラザード』って、なんか眠くなってしまうんですが、
今回の『シェヘラザード』はこの二人で全幕観たい!!と思ってしまった。
いやもう、ガラとは思えないくらいストーリーが見える。
シェヘラザードがメインで美女設定なのはどこのバレエ団でも同じだけど、
あの感じの王様はいいなぁ。
振付はムーミンバレエと同じ芸監のケネス・グレーヴ。
ぜひ日本で全幕やって欲しい。

すごく面白かったのがバレエ『悲愴』より。
いやもう、どこが『悲愴』なんだw
白塗りはしてないけど、山海塾のようなボーズの男性ダンサーが
上半身裸に女性用のロングのチュチュを身に付け登場。
チャイコの『悲愴』にのせて、どんな観念的な踊りが展開されるのかと思ったら、
表情豊かにひっくり返ったり、妙な動きをしたり、
申し訳なさそうに観客の方見たり、オドオドしたり。
元はチュチュ姿の男性ダンサー7人で踊る作品とパンフにありました。
振付のヨルマ・ウオティネンによると
“男性ダンサーの人生――終わりのない苦役、その中の喜劇的な息抜き、
フィードバックとステージに置かれた花――のリアリスティックな描写である。
作品は力強く男性的なムードを、
繊細でユーモラスかつパセティックなムードへと運ぶことを意図している。
チャイコフスキーの"悲愴(パセティック)"におけるように”
スンマセン、そんなに深くは読み取れなかったw
でも面白かったから7人で踊るのも観たいなぁ。
 
〈主なキャスト〉 

第1部 北欧バレエ・ガラ

『白鳥の湖』第3幕より
“スペインの踊り”“ロシアの踊り”“ハンガリーの踊り”
“オディールと王子のグラン・パ・ド・ドゥ”
黒鳥オディール:ハ・ウンジ
ジークフリード王子:デニス・ニェダク
ロットバルト:ガブリエル・ダビッドソン
スペインの踊り:レベッカ・キング
ハンガリーの踊り:エミリア・カルミッツァニショラス・ツィーグラー
ロシアの踊り:松根花子

『レンミンカイネン組曲』より“トゥオネラの白鳥”
トゥオネラの白鳥:ティーナ・ミュッリュマキ
レンミンカイネン:ヤニ・タロ

『シェヘラザード』より“グラン・パ・ド・ドゥ”*日本初演
シャフリアール王:ジョナタン・ロドリゲス
シェヘラザード:アビゲイル・シェパード
他コール・ド・バレエ

バレエ『悲愴』より*日本初演
ソロ:アンティ・ケイナネン

『ドン・キホーテ』第3幕より ”ファンダンゴ”“グラン・パ・ド・ドゥ”
キトリ:アリーナ・ナヌ
バジル:ミハル・クルチュマーシュ
メルセデス:ティーナ・ミュッリュマキ
エスパーダ:ニショラス・ツィーグラー
キトリの友人:レベッカ・キング、松根花子
他ブライドメイド、ファンタンゴ


「たのしいムーミン一家 ~ムーミンと魔法使いの帽子~」
ファンタジーでしたよー。

〈ストーリー〉
ムーミン谷の冬、雪の精が踊るなか、ムーミンたちは冬眠中。
時が流れ、春が訪れたムーミン谷は長い眠りから目覚める。
ムーミン、ムーミンママ、ムーミンパパ、スノークのおじょうさん、
スニフとちびのミイは春の支度に大忙し。
そんなある日、ちびのミイがシルクハットを見つける。
ムーミン谷に戻ってきたスナフキンに、その帽子をみせるが、
なんと驚いたことにその帽子はあらゆるものの姿を変えてしまう不思議な力をもっていた。
そこにモランや黒豹に乗った飛行おにが現れて…。
(Bunkamuraサイトより)

着ぐるみはムーミン一家とスニフです。
モランは踊らないので大丈夫w
着ぐるみでもしっかりバレエになってました。
激しい動きはできなくても、要所要所はちゃんと抑えてありました。
あのコロンとした足でポアントですよ。
ミイは元気いっぱい、ガンガン踊ってたのは飛行おにです。
バックの映像も上手く使ってムーミン谷の雰囲気を出してました。

最初ムーミンたちはベッドに寝てるんですね。
ミイだけが起きてて、春だよーってみんなを起こす。
ムーミンのベッドの脇に茶色の塊があって
毛布がずり落ちてるんだろうなと思って観てたら、
それスニフだった…www

カーテンコールは撮影OK
あんまりうまくは撮れませんでした。

ムーミン&スノークのおじょうさん、白く飛んじゃってますw



ミイのワンピースはクルクルまわると調度いい感じに広がってカワイイです。
後ろにいるのは花の精ね。





飛行おにとルビーです。


そうそう、ロットバルトを踊ってたガブリエル・ダビッドソン、
コール・ド・バレエでいろんな衣裳とっかえひっかえで、
ちゃんと踊ってましたww

〈主なキャスト〉

第2部 バレエ『たのしいムーミン一家 ~ムーミンと魔法使いの帽子~』*世界初演

ムーミン:フローリアン・モーダン
スノークのおじょうさん:ルツィエ・ラーコスニーコヴァー
ムーミンパパ:キンモ・サンデル
ムーミンママ:イラ・リンダール
スニフ:ルアン・クリグフトン
スナフキン:ジュゼッペ・マルティーノ
ちびのミイ:イーガ・クラタ
モラン:ヴィッレ・マキ
黒豹:イェヴゲニア・プレシュコヴァ
飛行おに(魔法使い):マクシム・チュカルヨフ
ルビー:ソン・イーモン
他コール・ド・バレエ



NBAバレエ団公演『ロミオとジュリエット』2日目

2017年02月27日 | バレエ

2017年2月26日(日) 開演14:00 東京文化会館 大ホール

たぶん、25日がシクリャーロフと分かっていたら取らなかったであろう公演ですが、
買っちゃったからには観ますw

主役は以前「くるみ割り人形」で観た事のある二人。
宮内浩之&竹内碧でした。
当日券で観た25日は左サイド席だったため、
バルコニーに佇んで乳母とやり取りするシーンが見切れて
全く見えなかったんですが、
(シクリャーロフは見えてたから問題なしw)
この日は右サイド、しっかり見えました。

背の高いダンサーがいなかったNBAでシクリャーロフがロミオだと
ひとり飛びぬけて高身長w
マキューシオとベンヴォーリオの踊りは見劣りせずに良かったんですが、
並んだ時のバランスがビミョー。
その点、この日は3人の身長が揃っててピッタリ合ってました。

ついつい、頭に刷り込まれてるマクミラン版の「ロミ&ジュリ」との違いを
考えながら観てしまいますが、
マーティン・フリードマン版は余計な部分はサクッと削ってる印象。
シェイクスピアの戯曲を忠実に再現したものだそうです。

幕が上がり、ロミオがバラを1本持ってピンで登場。
そこにマキューシオとベンヴォーリオがワイワイ出てきて
ロザラインとその友人登場。
ロミオ、ロザラインにバラを渡すも、むげに放り投げられてる。
落ちたバラを拾ったマキューシオとベンヴォーリオがロミオをからかう。
というシーンから始まります。
その後のヴェローナの広場でのモンタギューとキャピュレットの小競り合いに
ロミオは加わっていません。
怒りのディボルトがカッコよく登場で、小競り合いは一層激しくなり、死人続出。
最後は大公が出てきて、貴様ら何やってんだ!!仲良くしろいって感じで
モンタギュー公とキャピュレット公がイヤイヤ握手。

ロミオたちがキャピュレット家の舞踏会に忍び込み、
ジュリエットと出会うシーンも無理なくストーリーが見えてきます。
怒りのティボルトは土橋冬夢。
前日よりは若干冷静さがあるように見えたので、こちらの方が好きかもw

バルコニーは高い位置にあるわけではなく、
キャピュレット家の果樹園に忍び込んだロミオが
中庭に出ていたジュリエットを見つけるという設定。

2幕目、マクミラン版ではヴェローナの広場で結婚式の行列を
うっとり眺めるロミオやコミカルなダンスが披露されますが、その辺は入ってなくて、
広場に来た乳母をからかうマキューシオとベンヴォーリオ。
そこにロミオ登場です。
手紙を受け取った後、秘密の結婚式。
場面は広場に移りマキューシオの見せ場とロミオvsティボルトになだれ込み、
ティボルト倒れーのキャピュレット夫人泣崩れーので、大公登場。
モンタギュー公に対してキッパリ、ロミオ追放宣言です。
モンタギュー夫人頽れる。

3幕目は別れに嘆く寝室のパ・ド・ドゥ。
ロミオが去り、キャピュレット夫人がパリスを連れてくるも
頑として拒むジュリエット。
誰もいなくなった部屋で短剣を取り出し自殺を図ろうとするジュリエット。
思いとどまり、ロレンス修道士の元へ。
ここで、教会に行くとパリスが来てるんですね。
たぶん、ジュリエットの変貌ぶりに相談に来てたんでしょう。
そこでパリス&ジュリエットのイヤイヤダンスがあり、
ロレンス修道士が割って入り、パリスにひとまずお帰りっていう感じです。
いよいよ例の薬を手に入れたジュリエットは
部屋に戻り、死を覚悟して薬を飲みほします。
その先の展開は早かったです。
お友達がお祝いにきて、死んでるジュリエットに気づき、悲しみの葬儀。
 葬列の最後、ロミオが駆け抜けます。
墓所での葬列が去ったあとすぐにロミオ登場。
ジュリエットの亡き骸のそばで悲しんでるパリスと少しもみ合って、
サクッとパリス倒れちゃいます。
ジュリエットが死んでしまったと嘆き毒薬をあおるロミオ。
ジュリエットのお腹の上に倒れ込みます。
直後、ジュリエット目を覚まし、愛するロミオが自分の腕の中にと喜んだのも束の間、
死んでいると気づき、ロミオの腰の短剣を使い自害。
ロミオの上に折り重なるように倒れます。
墓の異変に人々が集まって来て、
それぞれ、息子と娘を喪ったモンタギュー公とキャピュレット公は
両家の争いが若い二人を死に追いやったことを悔やみ、和解を誓い合う。
両家の和解シーンまで入ってたのはヌレエフ版だったかな。
そして、この幕が下りる直前の和解シーンは、
黒茶がかった色調で絶妙に人物が配置され、
まるでレンブラントが描いた1枚の絵のようでした。

 竹内碧のジュリエットは可愛かったですね~。
宮内浩之とのパートナーリンクもピッタリ。
マキューシオも前日の大森康正より高橋真之の演技の方が好きかな。
そうそう、広場のシーンでジプシー役が1人、ステンと転んじゃったんですが、
周りがすぐさまフォローしてました。素晴らしい。

難を言えば2日間とも音がちょっとね…w
ロイヤルチェンバーオーケストラだったんですが、
せっかくのプロコフィエフが…そこだけが残念。
全体的にまとまりのあるいい舞台でした。

〈主なキャスト〉
ロミオ:宮内浩之
ジュリエット: 竹内碧
マキューシオ: 高橋真之
ベンヴォーリオ: 清水勇志レイ
ティボルト: 土橋冬夢
パリス: 森田維央



NBAバレエ団公演『ロミオとジュリエット』

2017年02月26日 | バレエ

2017年2月25日(土) 開演18:00 東京文化会館 大ホール

NBAバレエ団の「ロミオとジュリエット」は、マーティン・フリードマン版。
2003年にコロラド・バレエに振付けられたもので日本では初演だそうです。
なかなかのドラマチック・バレエでした。

追記 パンフをちゃんと読んだら、コロラド・バレエが最初じゃなかったです。
34年前にタンパ・バレエに振付けたのが最初だったそうです。
2003年は芸監の久保紘一氏が
「コロラド・バレエ20周年記念公演」で踊ったんだそうです。
 
実はこの公演、26日のチケットを取ってました。
ゲストのウラジーミル・シクリャーロフ目当てです。
2日間の公演のうち、彼が踊るのは25日だけと当日気が付いてビックリ!!
土曜日当日券買いに文化会館に走りましたww
チケット取る時、詳しいキャストが出てなくて、
Wキャストだとは思わずに購入。
取った後はサイトとかちゃんと確認しないままでいたら、こんな事に…。
一緒に観に行く友人が午前中から「大変、大変!」とLINEくれてたのに、
自分、寝てましたwww
とにかく当日券買えて、シクリャーロフのロミオを観ることが出来ました

シクリャーロフのロミオは2015年マリインスキー・バレエ公演で
日本で観ることが出来るはずだったのが、怪我で降板。
ファンの間では幻のロミオと言われてたらしいw
パンフレットにも本人のメッセージとして
「前回の日本公演ではケガのため最後まで踊ることができず、
心から残念に思ってます。
今回は自分の持っているベストパフォーマンスを
披露したいと思っています。」(抜粋)と、ありました。

甘いマスクの文句のないロミオ様でした。
彼は主役の王子だけでなくキャラクターテールも踊れる
芸域の広さを持ってるらしく、しっかり演技もできるダンサーでした。
この日のお相手のジュリエットは峰岸千晶。
彼女はちょっとクールビューティー過ぎるかな?
ジュリエットはもう少し幼さが見え隠れするキャラだと思うので、
好き好きロミオ様感があまり見えないw
バレエは綺麗に踊ってましたが、演技から踊りに移る時、
一瞬止まる感じがあって、流れるように初恋に身を投じるってのが
自分は感じられなかったです。

他のバレエ団の面々はしっかり踊れますね~。
ティボルトが最初からロミオに殺されるまで怒りまくりでしたww
常に腕を上にあげる動きで怒りを表してたんですが、
キャピュレット公もほぼ々々怒ってたから
キャピュレット家の男性は常に激昂してるらしい。

26日の鑑賞に続きます。

〈主なキャスト〉
ロミオ:ウラジーミル・シクリャーロフ
ジュリエット: 峰岸千晶
マキューシオ: 大森康正
ベンヴォーリオ: 森田維央
ティボルト: 三船元維
パリス: 米倉祐飛




『ボリショイ・バレエ inシネマ「白鳥の湖 全2幕」』

2017年02月23日 | バレエ

映画館で観るボリショイ・バレエ。今回は「白鳥の湖」。
2015年1月25日モスクワ公演収録。
DVD、BDも発売されてますよね。
今年の6月にある日本公演もこのバージョンの白鳥。

グリゴローヴィチ版の白鳥は初だったんですが、
どうやら30年越しの新改訂版というものだったらしいです。
(新改訂版初演は2001年ですから、16年経ってますが。)
初演の1969年当時はソ連当局の圧力がかかって結末が違うんだとか。
ロシアの「白鳥の湖」は概ねハッピーエンドで終わるんですが、
今回は珍しくバッドエンド。改訂前はどうだったんでしょう。

ともするとオデット・オディールの添え物のように殆ど踊らない
ジークフリード王子がいたりするんですが、
グリゴロ版は最初のパーティーから最後までジークフリードがガンガン踊ってました。
端正なお顔のロジキンが舞台狭しとバンバン回る~。
ロットバルトは王子に影のようにつきまといユニゾンで踊るという
観たことがないもので、
そのロットバルトを踊ったアルテミー・ベリャコフが光ってました。
ザハーロワは、はい、完璧です。
言う事ないけど、やっぱりデカい白鳥だよなぁw

カメラワークもなかなか良く、
白鳥群舞のフォーメーションがきれいに見える高い位置からの撮影もありで、
こうなってるのかぁと面白かった。

まあ、話の流れをぶった切る途中、途中のごあいさつは
超絶技を魅せるボリショイだからいいけど、
改訂されたという結末が??という感じw
あれはロットバルトがオデットを殺しちゃったの?
チャイコの曲もババーンで終わらず、なんだか尻すぼみ感が…。
今ひとつジークフリードの苦悩が伝わってこないまま、終わってしまった。

毎回思うけど、舞台に登場しているダンサー全員、
高レベルで踊るボリショイ・バレエ。
さすがでございました。


〈主なキャスト〉
オデット/オディール:スヴェトラーナ・ザハーロワ 
ジークフリート:デニス・ロジキン 
ロットバルト:アルテミー・ベリャコフ 
道化:イーゴリ・ツヴィルコ 
王妃:エカテリーナ・バリキナ 
家庭教師:アレクセイ・ロパレーヴィチ 
王子の友人たち:クリスティーナ・クレトワエリザヴェータ・クルテレワ



東京バレエ団『くるみ割り人形』全2幕

2016年12月20日 | バレエ

2016年12月18日(日) 開演14:00 東京文化会館

この日、出掛ける予定が入っててよかった~。
バレエでも観なきゃやってらんない。
置き土産のゴミ袋満載の姉ちゃんの部屋をボンヤリ眺め、
日曜だし、一日中ダンナ相手にグチグチ言ってそうな自分がこわい。。。
とりあえず、気持ち切り替えていかなきゃです。



2014年にも観ている東バの「くるみ」。
プロジェクションマッピングを使い、子供が観ても十分楽しめるバレエ。
12月だし、この日だけでもクリスマス気分に浸ってきました。
今年のゲストはくるみ割り王子がとても似合うダニール・シムキン。
小柄なので、日本人の女性と踊るとピッタリですね。
そして彼の余裕しゃくしゃくのパフォーマンスは
本気出したらどれだけ踊れるんだろうかと思わせる。
背中の柔らかさに驚くんだよなぁ。
今回もかわいいクララの沖さん。
リフトがちょっとやり難そうな場面があったけど、
ゲストダンサーと踊るときは1、2回合わせただけで、
すぐ本番なんだろうから、すごいよなぁ。

それと、2014年と比べると2幕の各国の踊りが格段に上手くなってる!!
みなさん、しっかり練習積んでるんだろうな。
それぞれちゃんと見せ場があって楽しめました。

シムキンと沖さんのキラキラ「くるみ」でした。

〈主な配役〉

クララ/沖香菜子
くるみ割り王子/ダニール・シムキン

【第1幕】
クララの父/永田雄大
クララの母/奈良春夏
兄フリッツ/岸本夏未
くるみ割り人形/高橋慈生
ドロッセルマイヤー/木村和夫
ピエロ/河上知輝
コロンビーヌ/中島理子
ムーア人/吉田 蓮
ねずみの王様/森川茉央

【第2幕】
スペイン/二瓶加奈子岸本秀雄
アラビア/政本絵美ブラウリオ・アルバレス
中国/岸本夏未高橋慈生
ロシア/伝田陽美入戸野伊織
フランス/中川美雪足立真里亜山本達史
花のワルツ(ソリスト)/
吉川留衣小川ふみ加藤くるみ崔美実
森川茉央杉山優一松野乃知永田雄大

指揮/井田勝大
演奏/東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団



K-BALLET COMPANY『眠れる森の美女』in Cinema

2016年12月08日 | バレエ

明日で上映が終わるKバレエの『眠り』観てきました。

今回はママになっても第一線で活躍している中村祥子さんのオーロラ姫。
174cmの高身長のうえ、正確に踊るので迫力あります。。が、
さすがにちょっと貫録あり過ぎ~w
16歳の小娘に見えないんだなぁ。
表現力もあって素晴らしいんだけど、落ち着きすぎかも。
お相手の遅沢佑介さんとは過去何回か踊っているので、
不安のないパートナーリング。
遅沢さんもこれまた正確に踊っていました。
そう、二人ともキッチリ踊っていて美しいんだけど面白みに欠ける。
(個人的感想なので悪しからず)
ついつい、マシュー・ボーンの『眠り』が脳をかすめる~ww

原振付プティパのオーソドックスな『眠り』なので、
3幕目に猫、青い鳥、赤ずきんなどのディベルティスマンがしっかり入ってる。
自分にとってこれ、とーっても眠いww頭グラッとしてしまう。

ところで、Kバレエの宮尾俊太郎率いるバレエジェンツ。
先日、日テレプラスで放送した「バレエ王子 ~あなたに薔薇の花束を~」を見た。
皆さん熊哲崇拝してらっしゃる。(当たり前か)
その中の二人が今回オーロラ姫に求婚する4人の王子に出ていました。

〈主なキャスト〉

オーロラ姫/中村 祥子
フロリムント王子/遅沢佑介
カラボス/ルーク・ヘイドン
リラの精/浅川紫織
フロレスタン王/スチュアート・キャシディ
王妃/徳井美可子
カタラビュット/ニコライ・ヴィユウジャーニン
優しさの精/小林美奈
元気の精/井上とも美
鷹揚の精/浅野真由香
呑気の精/辻久美子
勇気の精/中村春奈
オーロラ姫の友人/浅野真由香井上とも美松岡恵美大井田百
戸田梨紗子辻久美子新居田ゆり盧文伊
4人の王子/石橋奨也杉野慧堀内將平栗山廉
宝石の精たち
第1 ヴァリエーション/小林美奈
第2 ヴァリエーション/井澤諒
第3 ヴァリエーション/浅野真由香
白猫/湊まり恵
長靴を履いた猫/酒匂麗
フロリナ王女/涌田美紀
青い鳥/池本祥真
赤ずきん/荒蒔礼子
狼/堀内將平

2016年6月11日(土) 12:30開演 東京文化会館 大ホール 収録



新国立劇場バレエ団「ロメオとジュリエット 全3幕」

2016年11月05日 | バレエ

2016年11月4日(金) 開演14:00 新国立劇場オペラパレス

 新国立劇場バレエ団の全幕を久々に観賞。
今回は間違いないであろう小野&福岡組で観て来ました。

小野さんのジュリエットは期待通り!!完璧ですね。
少女のような幼い雰囲気から恋を知った乙女、
最後は愛する人を失って絶望し死を選ぶ女性。
最後の3幕目のジュリエットは墓で目覚め、恐怖でおののく中、
傍らのロメオを見つけ満面の笑みで喜ぶんですが、
その彼にもう息が無い事に気づき、全身で悲しむんですよね~。
ここら辺の感情の流れが素晴らしい!!

福岡ロメオは驚いた。
バルコニーのパ・ド・ドゥも寝室のパ・ド・ドゥもあんなに踊れるんですね!!
日本人で危なげなくしっかり踊れる人は少ないと思うんだけど、
素晴らしかったです。
しかし真面目な福岡くん、ヤンチャ度が足りないw
ロメオなんだから、もう少しキラキラと暴走する若者が演じられれば
文句ないんだけどなぁ。まあ、そこは好みだからね。
墓所のパ・ド・ドゥは小野ジュリエットが死体状態だから、大変そうに見えました。
あそこで死体ブン回せるのはゴメスロミオくらいかwww

マクミラン版のロミ&ジュリは外国のバレエ団でも何回か観ているので
ついつい比べてしまいますが、
街の広場の喧騒やキャピュレット家舞踏会シーンなんかは
ややショボく感じちゃうんですよね。
やはり主役以外のダンサーの力量が追い付かないかなぁ。
ただ同じマクミラン版なのに日本人が踊ると感情の流れに無理を感じない。
とても分かりやすいんですよね。解釈の仕方が腑に落ちるというか。
何にしろ、素敵な舞台でした。

会場には学校行事で来ていた高校が2校。
女子高の方は桜蔭かな?共学の方は分からなかったけど。
賑やかな会場でしたww

〈主なキャスト〉
ジュリエット/小野絢子
ロメオ/福岡雄大
マキューシオ/木下嘉人
ティボルト/菅野英男
ベンヴォーリオ/奥村康祐
パリス/渡邊峻郁
キャピュレット卿/貝川鐡夫
キャピュレット夫人/本島美和
大公/内藤博
ロザライン/堀口純
乳母/丸尾孝子
ロレンス神父/輪島拓也
モンタギュー卿/古川和則
モンタギュー夫人/寺井七海



マシュー・ボーンの『眠れる森の美女』2016 千秋楽~♪

2016年09月25日 | バレエ

2016年9月25日(日) 開演12:30 東急シアターオーブ

千秋楽、良かったです!!
17日に観た時と同じファースト・キャストでしたが、違いましたね~。

2015年10月のUKツアーから始まった国際ツアーも
日本公演千秋楽で終了。ホントの最終日でした。
キャストの方々も気合い入ってたようで、素晴らしかったです。

最後のマーニーを目に焼き付けようとしたところ、
昨日カラボス&カラドックを踊ったリアム・ムーアに目が行く。
本日は興奮の妖精タントラム。キレ味バツグンの妖精さんでした。
前の席に大きい方が座ったのでセンターは隠れて見えにくかったんですが、
隙間から見えるステージはマーニーとリアムのツーショット!!
ライラックマーニーの隣で実にシャープに踊るタントラムリアム。
元々タントラムのオリジナルキャストはリアム・ムーア。
でも、映像で残ってるものより、数段シャープになってました。
これは一度ライラック伯爵を踊るリアムが観たかったなぁ。

オーロラのアシュリー・ショーも先週とは違ってましたね。
動きひとつひとつが思いっ切りよく決まってました。

そして、やはりカラドックはアダム・マスケルだわ!!
出てきただけで威圧感醸しててオーロラが小柄に見える。
結婚式シーンでも他のダンサーに紛れないもんね。

コーデリア・ブレイスウエイトのオーロラ姫に1度も当たらなかったのはちょっと残念でしたが、
ファースト・キャストで思いっ切り踊ってくれた千秋楽。
とても楽しかったです。
カーテンコールの時、1階客席は殆ど立ってましたね。
ステージ奥でマーニーとアダムがハグしてから登場してました。


〈キャスト〉
オーロラ姫/アシュリー・ショー
狩猟番・レオ/ドミニク・ノース
妖精の王・ライラック伯爵/クリストファー・マーニー
闇の妖精・カラボス:カラボスの息子・カラドック/アダム・マスケル
ベネディクト王/ウィル・ボジアー
エレノア王妃/ニコル・カベラ
情熱の妖精・アドゥール/鎌田真梨
再生の妖精・ハイバーニア/ケイト・リオンズ
豊穣の妖精・アウトゥムヌス/ジャック・ジョーンズ
鋭気の妖精・フェラル/ケイティ・ウェブ
興奮の妖精・タントラム/リアム・ムーア
オーロラ姫への求婚者・ルパート男爵/レオン・モラン
オーロラ姫への求婚者・オーブリー卿/ダニエル・コリンズ
オーロラ姫の乳母・マドックス/友谷真実
オーロラ姫のメイド・フロッシー/カトリーナ・リンドン
召使い・アーチー/アンドリュー・モナハン
召使い・バーティー/フィリップ・キング



マシュー・ボーンの『眠れる森の美女』2016 2回目~

2016年09月24日 | バレエ

2016年9月24日(土) 開演17:30 東急シアターオーブ

今日のキャストは先週と違い、初リアム・ムーアでした。


オーロラ姫とライラック伯爵は同じ、
先週ベネディクト王をやったクリス・トレンフィールドがレオ、
そして、カラボス&カラドックがリアム・ムーアでした。

クリス・トレンフィールドのレオですが、
1幕目やっぱりドミニクの方がいいなぁと思いながら観賞。
しかし、2幕でヴァンパイアメイクで登場すると、あれれ?そんなにイヤじゃない。
っていうか、踊りのキレは完全にドミニク上回ってるじゃないか!!
特にオーロラをリフトしまくりのシーンはなかなかカッコイイ。
そうか自分、クリスの顔が好みじゃなかったのかww
そうだよなぁ、彼は『カーマン』でもルカやってるくらいだもんなぁ。
でもレオは青年に見えないとレオじゃないので、やはりドミニクの方がいいかも~。

興味深々だったのがリアム・ムーアのカラドック。
カラボスは線の細い彼でもOK。鮮やかにドレスを翻してました。
カラドックはオリジナルカラドックのアダム・マスケルが
ガタイのイイ大男ってイメージだったから、どーかと思っていたら
案の定、小ぶりなカラドックw
あのチェスターコートのような裾の長い上着は
白かろうが赤かろうが、背が高くないとサマにならない。
しかし動きは極上!キレイに踊ります。手の動きも首の角度も完璧。
あの細さでも背が高ければ問題ないのになぁ、惜しい~!!
常にママの敵討ち~って感じのアダムより、リアムの方が苦悩してるように見えるのは
動きに深みがあるからかもね。
彼、今日のマチネはライラック伯爵踊ってるんですよね。
そちらの方が似合っているのでは?
何にせよ先週と違うキャストが楽しめたので大満足。

さあ明日は千秋楽。
最後はファースト・キャストかな?
今日はマーニー最後のライラックかもしれないと、ガン見してきたけど
明日も踊ってくれるかな? 
 

〈キャスト〉
オーロラ姫/アシュリー・ショー
狩猟番・レオ/クリス・トレンフィールド
妖精の王・ライラック伯爵/クリストファー・マーニー
闇の妖精・カラボス:カラボスの息子・カラドック/リアム・ムーア
ベネディクト王/ウィル・ボジアー
エレノア王妃/デイジー=メイ・ケンプ
情熱の妖精・アドゥール/鎌田真梨
再生の妖精・ハイバーニア/ケイト・リオンズ
豊穣の妖精・アウトゥムヌス/ジャック・ジョーンズ
鋭気の妖精・フェラル/カトリーナ・リンドン
興奮の妖精・タントラム/アンドリュー・モナハン
オーロラ姫への求婚者・ルパート男爵/ドミニク・ラム
オーロラ姫への求婚者・オーブリー卿/グレン・グラハム
オーロラ姫の乳母・マドックス/友谷真実
オーロラ姫のメイド・フロッシー/ニコル・カベラ
召使い・アーチー/ダニエル・コリンズ
召使い・バーティー/フィリップ・キング



マシュー・ボーンの『眠れる森の美女』2016 観てきました~

2016年09月18日 | バレエ

2016年9月17日(土) 開演17:30 東急シアターオーブ

今週水曜から開幕してるマシューの『眠り』。
来週2公演分のチケは買ってあるんですが、
その日に観たいキャストが出るかどうか分からないのが、ニュー・アドベンチャーズww
主要キャストそれぞれ3人ずつでシャッフルするもんだから、
誰が出るのか皆目見当がつかない。 
という事で今日は朝、発表されたキャスト見て、当日券並びました。

本日ソワレはファースト・キャストです。

DVDやら映画館で散々観てる『眠り』ですが、
やっぱり生舞台を観るのはいいわ。
カメラ目線の画面では分からない、
主役の脇で他のキャストが何をやってるのか見れるのも面白い。

今回のオーロラ姫はアシュリー・ショー。
オリジナルのハナ・ヴァッサロよりも大人っぽい感じでした。
前半はもう少し幼さが見えてもいいような気がします。
カラドックとの結婚式のシーンは似合ってますね!!
100年の眠りから覚めて、
訳も分からずただならぬ気配の場に投入されるオーロラ
っていうシチュエーションはゾクゾクする場面です。
そして最強のライラック登場!!

そのクリストファー・マーニーが今回の『眠り』ツアーの後、
ニュー・アドベンチャーズ退団っていうのをTwitterで見たんですが、
そうなんですか?
だとしたら、この『眠り』をオリジナルライラック伯爵で観られるのが最後って事ですか?
マシューんとこで踊るマーニー観るの最後かもなのかぁ。
これはあと2公演、気合い入れて観なきゃ!!


会場ロビーにあったフォトスポット。
皆さん前に立って写真撮ってました~。

〈キャスト〉
オーロラ姫/アシュリー・ショー
狩猟番・レオ/ドミニク・ノース
妖精の王・ライラック伯爵/クリストファー・マーニー
闇の妖精・カラボス:カラボスの息子・カラドック/アダム・マスケル
ベネディクト王/クリス・トレンフィールド
エレノア王妃/ケイティ・ウェブ
情熱の妖精・アドゥール/鎌田真梨
再生の妖精・ハイバーニア/コーデリア・ブレイスウエイト
豊穣の妖精・アウトゥムヌス/レオン・モラン
鋭気の妖精・フェラル/カトリーナ・リンドン
興奮の妖精・タントラム/アンドリュー・モナハン
オーロラ姫への求婚者・ルパート男爵/ウィル・ボジアー
オーロラ姫への求婚者・オーブリー卿/グレン・グラハム
オーロラ姫の乳母・マドックス/ケイティ・ローノフ
オーロラ姫のメイド・フロッシー/デイジー=メイ・ケンプ
召使い・アーチー/ダニエル・コリンズ
召使い・バーティー/フィリップ・キング