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好きなことだらけさ…

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団2018年日本公演 『リーズの結婚』全3幕

2018年05月27日 | バレエ

2018年5月27日(日) 開演14:00 東京文化会館 大ホール

千秋楽の「リーズの結婚」観てきました。
王子さまもお姫様も登場しない市井の娘の恋物語。
ストーリーは単純で裕福な農家の娘リーズは若い農夫のコーラスと恋仲。
でもリーズの母親は金持ちのぶどう園主の息子アランの元に嫁がせようとします。
そのアランは純粋なんだけど、ちょっと能天気な青年で
リーズはちっとも心ひかれない。
金持ちに嫁がせたい野心のある母親と恋人と結婚したい娘。
あれやこれや、すったもんだしたあげく母親が折れてめでたく結婚という
妖精も悪魔も腹黒い権力者もいないハッピーエンドなバレエです。

生舞台全幕は初観賞。
(以前、英国ロイヤルバレエの舞台を映画館で観てます。
コーラスはマックレーでした。)
この日のコーラス役は客演のマチアス・エイマン。
久々にマチアス・エイマンを観ましたが、
押しも押されぬエトワールの貫録十分。
プログラムによると30歳だそうで、一番いい時ですね。
まだまだ体力も十分ありながら演技力もついてくる年齢。
大きな包容感と的確丁寧なテクニック。
お相手の平田桃子さんとも息ピッタリ。
"お尻のリフト"は軽々でしたねw

ニワトリのダンス、クロッグ・ダンスは楽しく、
アラン役のジェイムズ・バートンの動きもコミカルで面白い。
会場からもクスクス笑いが聞こえました。
リボンを使ったパ・ド・ドゥはお見事。
(ちょっと「お代官様、あれーー!!」で帯くるくる~を想像してしまいましたがw)

最後カーテンコールでは芸監のデヴィッド・ビントリーも舞台に上がってました。

マチアス・エイマン、バレエフェスの「ドン・キ」はかなりいいのでは!?
残念ながら自分「ドン・キ」のチケは取ってないんですよね~。


〈主なキャスト〉

シモーヌ(裕福な農家の未亡人):マイケル・オヘア
リーズ(その娘):平田桃子
コーラス(若い農夫、リーズの恋人):マチアス・エイマン
トーマス(金持ちのブドウ園主):ヴァレンティン・オロヴィヤニコフ
アラン(その息子):ジェイムズ・バートン

村の公証人:ローリー・マッカイ
公証人の書記:キット・ホルダー

おんどり:キット・ホルダー
めんどり:
ベアトリス・パルマ、ラケレ・ピッツィッロ、リンジー・サザーランド、ジェイド・ウォレス

リーズの友人:
ルース・ブリル、アランチャ・バセルガ、イヴェット・ナイト、モレヤ・レボヴィッツ、
水谷実喜、ローラ・パーキス、シャン・ヤオキアン、チャン・イージン

その他 村人たち、穫り入れをする人たち、馬丁たち:
英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

指揮:ポール・マーフィー
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団




英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団2018年日本公演 『眠れる森の美女』プロローグ付全3幕

2018年05月21日 | バレエ

2018年5月20日(日) 開演14:00 東京文化会館 大ホール

満員の会場でした。
親子券売ってただけあって、子供がたくさん観に来てました。
バーミンガムですね~、実にオーソドックスな眠り。
何よりも舞台美術が絢爛豪華。
ゴールドを基調にした英国調の美しさ、ため息もんです。
カラボスもちゃんと女性ダンサーが踊り、
カラボスのお付きの黒い方々の衣裳もなかなか面白かった。

演奏は東京シティフィルで指揮がニコレット・フレイヨン。
女性の指揮者です。
彼女はオーストラリア・バレエ団の時に来てました。
かなりアップテンポで始まった眠り。
速いなぁと思ったけど、ローズ・アダージオなんか
コジョカルの踊りにピッタリ当ててきてさすが。
緩急がすごくて、ドラマチックなチャイコを聴かせてくれました。

今回のオーロラは客演のコジョカル。
少女から中年夫人まで踊れると言われるだけある上手さ。
いくつになっても、ママになっても可愛らしいオーロラを
キラキラで魅せてくれました。
王子はバーミンガムのプリンシパル、マチアス・ディングマン。
彼はう~ん、可もなく不可もなくw
見た目は昔のディズニーアニメに出てきそうな感じで、
王子らしい王子を踊ってました。
サポートはうまかったなぁ。

王子のキスで目覚めるオーロラ、その肝心のキスシーン、
右サイド席だったためカラボスに阻まれて見えませんでした~残念。。。

来週は「リーズの結婚」。
今回激しさの精を踊った平田桃子さんがリーズです。


〈主なキャスト〉

国王フロレスタン二十四世:ジョナサン・ペイン
王妃:サマラ・ダウンス
オーロラ姫:アリーナ・コジョカル
フロリムンド王子:マチアス・ディングマン
カタラビュット(式典長):マイケル・オヘア
カラボス:ジェイド・ヒューセン
リラの精:チャン・イージン

 -- プロローグ --
美しさの精:ジェンナ・ロバーツ
お付きの騎士:エディバルド・スーザ・ダ・シルバ
誇らしさの精:淵上礼奈
お付きの騎士:ファン・ハオリャン
謙虚さの精:水谷実喜
お付きの騎士:ヴァレンティン・オロヴィヤニコフ
歌の精:ルース・ブリル
お付きの騎士:ラクラン・モナハン
激しさの精:平田桃子
お付きの騎士:チョウ・ツーチャオ
喜びの精:セリーヌ・ギッテンス
お付きの騎士:マイルス・ギリヴァー

カラボスのお付き:
ビリー・ブルック、アイトール・ガレンデ、セバスチャン・ロー、
マックス・マズレン、ガス・ペイン、ヘイミッシュ・スコット

 リラの精のお付き:
ローラ・デイ、ロザンナ・イーリイ、エマ・プライス、
ラケレ・ピッツィッロ、リンジー・サザーランド、ジェイド・ウォレス

-- 第1幕 --
4人の王子:
厚地康雄、ファーガス・キャンベル、セザール・モラレス、ヴァレンティン・オロヴィヤニコフ
オーロラ姫の友人:
淵上礼奈、水谷実喜、ベアトリス・パルマ、
ローラ・パーキス、シャン・ヤオキアン、リンジー・サザーランド
ガーランド:
アランチャ・バセルガ、ブルック・レイ、ロザンナ・イーリイ、
イヴェット・ナイト、モレヤ・レボヴィッツ、ダリア・スタンチウリスク、
ティム・ダットサン、ファン・ハオリャン、マイルス・ギリヴァー、
マックス・マズレン、ラクラン・モナハン、エディバルド・スーザ・ダ・シルバ

-- 第2幕 --
伯爵夫人:イヴェット・ナイト
王子の側近:ジェイムズ・バートン

-- 第3幕 --
パ・ド・カトル:カーラ・ドアバー、淵上礼奈、アイトール・ガレンデ、ガス・ペイン
長靴をはいた猫と白い猫:ジェイムズ・バートン、ブルック・レイ
青い鳥とフロリナ王女:チョウ・ツーチャオ、ベアトリス・パルマ
赤ずきんと狼:ローラ・パーキス、ヴァレンティン・オロヴィヤニコフ
グラン・パ・ド・ドゥ:アリーナ・コジョカル、マチアス・ディングマン

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

指揮: ニコレット・フレイヨン
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団



東京バレエ団公演『真夏の夜の夢』/『セレナーデ』

2018年04月30日 | バレエ

2018年4月28日(土) 開演15:00 東京文化会館大ホール

GW突入の土曜日、駅も公園前の横断歩道も物凄い人の上野に行って来ました。
(いきなり「シャンシャンの整理券は終了しました」の看板持ったおじさんが立ってたw)

4/26~30まで「上野の森バレエホリディ2018」やってるんですよね。
文化会館前の屋外特設ステージでは〈ダンス&クリエーション〉として
レッスンやデモンストレーションのバレエを見られるようになってたけど、
人垣がすごくて全く見えないwwww即行諦めました。
文化会館の中のロビーでもバレエマルシェやってて、ここも人で溢れてました。
子供用の衣裳やティアラから小物まで、
まあキラキラしたものがたくさん売ってました。
自分、バレエは観るけどやらないので関係ないっちゃあそうなんだけど、
楽しいから会場内をつらつら見て歩きました。

公演は先に『セレナーデ』
東京バレエ団では初演だそうです。
バランシンの振付なので、ストーリーがないやつですね。
チャイコフスキーの「弦楽セレナード ハ長調 作品48」
たぶん「スタッフサービス」のCMでみんな知ってる曲w
女性ダンサーがたくさん出で流れるように美しく踊ってました。
ブルー系の衣裳できれいでした。
男性ダンサーも数人出るんですが、あの全身タイツっぽい衣裳は
あんまりカッコよくないなぁなんて観てたら、
1人メキシコ出身のダンサーがいて、彼も同じ衣裳なのに変じゃない。
あ~、やはり日本人には似合わないのだなぁとw

観た後でWikiをググったら、結構面白い話が出てた。
バランシンはバレエ学校の上級クラスのレッスン用に作品を構想。
振付を始めた晩のクラスには17人の生徒が出席。
そのため、作品の幕開けには17人の女性ダンサーが登場。
次の晩のクラスには9人、その次の晩は6人になったが、
バランシンはその時出席していた生徒の人数に合わせて振付を進めていったと。
男子生徒が来始めると、彼らの出番も作り、
作品のある部分で、女性ダンサーが舞台袖に走り去って素早く退場する場面で、
1人の少女が転倒して泣き出してしまった。
また別の晩には1人が遅刻して教室に駆け込んできた。
この2つのアクシデントを取り入れて作品を組み立てていったと。
(Wikiから抜粋)
なるほど、そうなのかと。
確かにサーッと退場する時に1人バタッと倒れるんですよw
ホントに倒れたのかとちょっと驚いたんだけど、
それは振付の一部だとすぐ分かるんですが、元にそんなエピソードがあったのかぁと。
そう思うとなかなか面白い。

〈キャスト〉
上野水香、川島麻実子、中川美雪
秋元康臣、ブラウリオ・アルバレス
二瓶加奈子、三雲友里加、政本絵美、秋山 瑛
伝田陽美、吉川留衣、岸本夏未、金子仁美、加藤くるみ、波多野渚砂、
上田実歩、涌田美紀、安西くるみ、榊優美枝、足立真里亜、最上奈々、菊池彩美、
永田雄大、和田康佑、宮崎大樹、岡﨑 司


休憩挟んで『真夏の夜の夢』
これはフォーゲルが出るってんで、取った公演!!
『真夏の夜の夢』は初挑戦なんだそうで。
緑の衣裳でオベロン役、楽しそうに踊ってましたよw
アシュトン作品ですから、バリバリ演技できないとダメですからね~。
お相手の沖さんも若手、若手と思ってたけど、
しっかり主役はれるようになってきましたね。
可愛らしいタイターニアで金髪ヅラが似合ってました。
パックの宮川君、役がピッタリ!!
う~ん、7月に観る予定の「白鳥」が沖&宮川なんだよね。
宮川君、王子キャラじゃないよなぁ。
パック似合い過ぎーww

〈キャスト〉
タイターニア:沖香菜子
オベロン:フリーデマン・フォーゲル
パック:宮川新大
ボトム:岡崎隼也
ハーミア:吉川留衣
ライサンダー:和田康佑
ヘレナ:奈良春夏
ディミトリアス:森川茉央
村人:宮崎大樹、山田眞央、竹本悠一郎、海田一成、岡﨑 司
エンドウの花の精:中川美雪
蜘蛛の精:岸本夏未
カラシナの精:足立真里亜
蛾の精:秋山 瑛


 


ボリショイ・バレエ in シネマ「ロミオとジュリエット全3幕」

2018年03月02日 | バレエ

水曜日にボリショイの「ロミ&ジュリ」ライブ・ビューイング観てきました。
今までのユーリ・グリゴローヴィチ振付ではなく、
ラトマンスキー振付の改訂版ということで、新しいバージョンです。
舞台美術はリチャード・ハドソン。
イタリアの画家デ・キリコを参考にしたと言ってただけあって、
シンプルなんだけど厚みが感じられる独特な色使い。
衣裳のデザインもその流れに合ってる感じで、肉厚な印象。
自分はシビラのデザインを思い浮かべちゃったけどあれはスペインか。
その重量感のある衣裳を難なく着こなして踊ってるボリショイのダンサー。
いやぁ、濃いお顔に似合ってます!!そして繰り出される数々の技巧。

主役のロミオを踊ったラントラートフを押しのける勢いで踊ってたのが、
マキューシオのイゴール・ツヴィルゴ。
絵画の中でしかお目にかかれないような衣装でバリバリ踊ってましたw
ボリショイのバレエも超絶技巧を披露した直後、
ストーリーぶった切るようにご挨拶~ってのがなくなってますよね。
観てる側としては大変気分がいいです。
ラントラートフロミオ、感情が高ぶると回る回る回るくるくるくるくる~。

全体の流れは他のロミ&ジュリとそんなに違わないけど、
舞踏会で二人が一目惚れする場面が丁寧に表現されてた気がするのと、
クライマックスの墓場シーンがなんとニアミス!!
ジュリエットが死んだと勘違いして毒を煽るロミオは同じだけど、
ロミオがまだ毒で苦しんでる最中にジュリエットお目覚め!にはちょっと驚いた。
一瞬ぱぁーっと喜ぶジュリエット、すぐに状況が分かって泣崩れ
ジュリエットの腕の中で息を引き取るロミオ。
すかさずロミオの短剣で胸を突くジュリエット、という怒涛の流れ。
その後、大公に両家が呼ばれて和解のシーンで幕でした。
一瞬だけど、ロミオとジュリエットがまだ息のあるうちに
お互いを確認するシーンは初めて観た気がします。



〈主なキャスト〉
ジュリエット:エカテリーナ・クリサノワ
ロミオ:ウラディスラフ・ラントラートフ
マキューシオ:イゴール・ツヴィルコ
ベンヴォーリオ:ドミトリー・ドロコフ
ティボルト:ヴィタリー・ビクミティミロフ
ボリショイ・コールド・バレエ

音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:アレクセイ・ラトマンスキー



ハンブルク・バレエ団「ニジンスキー」全2幕 2018年日本公演

2018年02月11日 | バレエ

2018年2月10日(土) 開演14:00 東京文化会館大ホール


1919年1月19日、午後5時。
スイス、サンモリッツにあるスヴレッタ・ハウス・ホテルのホールにて、
ヴァスラフ・ニジンスキーは最後の公演を行った。
彼はこの公演を「神との結婚」と呼んだ。
バレエ「ニジンスキー」は、この場面を忠実に再現することから始まる。
しかし、これに続く振付は、この最後の公演中に
ニジンスキーが抱いた思考、記憶、幻を視覚化したものである。
――――――――Part I――――――――
かつての師であり、インプレサリオ(興行師)であり、愛人であった
セルゲイ・ディアギレフの姿を幻で見たことをきっかけに、ニジンスキーは、
バレエ・リュスでのセンセーショナルな経歴の中にいる自身の姿を回想している。

ニジンスキーのさまざまな側面を体現するダンサーたちが、
ニジンスキーが演じてきた有名な役柄の断片を踊る。
アルルカン、「レ・シルフィード」の詩人、「シェエラザード」の黄金の奴隷、
「薔薇の精」が、ニジンスキーの私生活における人格と溶け合っていく。
ニジンスキーの妹で、のちに振付家となるブロニスラヴァ、
やはりダンサーとしての訓練を受けていた兄のスタニスラフーー幼少期から
狂気の兆しを見せていた――と、母であり、ダンサーであり、父トーマスとともに
子どもたちの最初の教師であったエレオノーラ・ベレダらが、
夢のような幻想の世界に現れる。
続く場面では、ニジンスキーは新たな振付の表現方法を
探求していたときのことを思い起こす。

彼のムーヴメントの実験は、オリジナルのバレエ、「牧神の午後」、「遊戯」、
「春の祭典」、さらに、のちの「ティル・オイレンシュピーゲル」を生み出した。
赤の衣裳の女性、ロモラ・デ・プルスキ、のちにニジンスキーの妻となる彼女が、
彼の混乱した思い出に交差する。
ニジンスキーは、南米へ向かう船上での彼女との出会い、
その後の電撃的な結婚を追体験する。
この結婚はやがて、ディアギレフ・バレエ・リュスとの決別を招くのだ。
――――――――Part II――――――――
ニジンスキーの狂気は、彼をますます内なる世界へと追い込んだ。
子供の頃、家族、学校、マリインスキー劇場の思い出が、
世界大戦の悪夢の光景と、また、妻の不貞と混ざり合う。

ニジンスキーのバレエ「春の祭典」のスキャンダラスな初演は、
残忍な第一次世界大戦と兄スタニスラフの死とともに現れる。
ロモラは辛いときもニジンスキーとともにいる。
ニジンスキーにとって、狂気に向かっているのは彼ではなく、
世界のほうだった……。

スヴレッタ・ハウスでのパフォーマンス、そして私のバレエも終わる。
ニジンスキーの最後の作品――「戦争」とともに。
(公演プログラムより)

長い解説を丸っとコピーしましたが、プログラム読んでから観ないと分けわからんかもw
ニジンスキーの生涯に深い造詣があれば難なく理解できるのかもですが、
ディアギレフとともに近代バレエの礎を築いた
稀有なバレエ・ダンサー&振付家としか知らない自分には難しい。
そして、ノイマイヤーは彼に心酔している。
最重要人物なわけだけど、何点かの写真と書物が残ってるだけで、
踊ってる映像は全く残ってないらしい。
ノイマイヤーはいろんな手を尽くしてニジンスキーに関するものを
集めているとプログラムに書いてありました。

で、この日の公演ですが、昨年11月にNHK-BSで放送した時と
主要キャストがほぼ同じでした!!
収録は2017年5月ハンブルク国立歌劇場のもので、今月BD&DVDも発売みたいですね。

TVのちょっとの解説で映像見た時は、これは観に行ったら寝ちゃうかも~
なんて思ってたけど、生舞台の迫力は壮絶でした!!
リアブコの踊りを堪能できるのはもちろんのこと、
その他の群舞の方々も物凄い気合いでガンガン踊ってくれちゃって、
眠くなるなんて、とんでもなかったですw
しっかりプログラム読んでから行ったので、
ニジンスキーの狂気の世界なのね~と理解しながら、どっぷり浸ってきました。
いやもう、誰もかれもスゴイ、圧倒されます。(語彙がチンケですw)
ダンサーの層の厚さを見せつけられるな~。
映像では中心になるパフォーマンスにカメラが寄ってしまうので、
その周りで繰り広げられている事柄が分からないんですが、生舞台だとそれがよく分かる。
だからこそ、余計に観るとこいっぱいで、どこ観てればいいんだー!っと言いたくなるけど、
それもまた何度も観たくなる理由ですよw

そういえば1幕始まってすぐ、リアブコが踊ってる途中パンって音がして
何だろうと思ってたら、舞台上のシャンデリアの上から白い煙が!
しばらくモクモクしてたけど、おさまった。
たぶん電球が1個割れたんだろうなぁ。
あの舞台美術のシャンデリア、頭の上に落ちて来なくてよかったー。

2012年にローザンヌで1位取った菅井円加さん、踊ってました~。

〈主要キャスト〉

ヴァーツラフ・ニジンスキーアレクサンドル・リアブコ
ロモラ・ニジンスキー(妻)エレーヌ・ブシェ
ブロニスラヴァ・ニジンスカ(妹):パトリシア・フリッツァ
スタニスラフ・ニジンスキー(兄):アレイズ・マルティネス
セルゲイ・ディアギレフイヴァン・ウルバン
エレオノーラ・ベレダ(母):アンナ・ラウデール
トーマス・ニジンスキー(父):カーステン・ユング
タマラ・カルサーヴィナ:シルヴィア・アッツォーニ
レオニード・マシーン:ヤコポ・ベルーシ 

【ダンサーとして役を演じるニジンスキー】
『謝肉祭』のアルルカン:アレクサンドル・トルーシュ
『ばらの精』:アレクサンドル・トルーシュ
『シェエラザード』の金の奴隷:マルク・フベーテ
『遊戯』の若い男:ヤコポ・ベルーシ
『牧神の午後』の牧神:マルク・フベーテ
ペトルーシュカ:ロイド・リギンズ
内なる世界でのニジンスキーの象徴、ニジンスキーの影:
アレイズ・マルティネスアレクサンドル・トルーシュ

音楽:
フレデリック・ショパン/前奏曲 第20番 ハ短調 Op.28
ロベルト・シューマン /ウィーンの謝肉祭の道化
ニコライ・リムスキー=コルサコフ/交響組曲 「シェエラザード」
ドミトリー・ショスタコーヴィチ/ヴィオラ・ソナタ Op.147より
                交響曲 第11番 ト短調 Op.103

振付・装置・衣裳:ジョン・ノイマイヤー



ハンブルク・バレエ団「椿姫」プロローグ付全3幕 2018年日本公演

2018年02月04日 | バレエ

2018年2月3日(土) 開演14:00 東京文化会館大ホール

始まってますね~2018年ハンブルク公演!!
今回は「椿姫」「ガラ公演〈ジョン・ノイマイヤーの世界〉」「ニジンスキー」の3つ。
お金に余裕があれば全部観たいですけど、「ガラ」は諦めました。。。



〈ストーリー〉
パリの劇場で、青年アルマンは思いを寄せていた高級娼婦マルグリットに紹介される。
その日はバレエ「マノン」が上演され、2人は登場人物にそれぞれ自分の姿を重ねてみていた。
その夜、マルグリットの自宅に招かれたアルマンは、
発作に苦しむ彼女を介抱し、愛を告白する。
恋に落ちたマルグリットは、パトロンである侯爵の庇護を捨て、
アルマンとの慎ましくも幸福な生活を選びとる。
しかしある日、アルマンの父から息子と別れてほしいと頼まれた彼女は、
自らを犠牲にして元の娼婦の生活に戻っていく。
マルグリットに裏切られたと信じこみ、あてつけに別の娼婦と付き合うアルマン。
すでに不治の病におかされているマルグリットはアルマンのもとを訪れ、
これ以上自分を傷つけないでほしいと懇願する。再び結ばれる二人。
しかし「マノン」の幻想がマルグリットを追い詰める。
再び自分のもとを去ったマルグリットに、
アルマンは衆前で札束を渡すという決定的な侮辱を与える。

マルグリットは絶望の中、思いを日記につづっていく。
彼女の死後、アルマンはその日記によってすべてを知るのだった。
(NBSサイトより)

「椿姫」は敢えてゲストダンサーのコジョカルではなく、
レヴァツォフがアルマンを踊る日にしました。
今回も事情やケガで来日不可になったダンサーさんがいて、
キャスト変更が激しかったですが、この日はほぼ影響なく、
1名だけ変更されたのがリアブコだったので、ラッキー!!

レヴァツォフのアルマンは2年前にボリショイ・イン・シネマでスクリーンで観てます。
その時のマルグリットは、かのザハロワ!!
彼女に目が釘付けになりました。
今回は私生活では奥様であるアンナ・ラウデールです。
スクリーンだと撮影したものなので
自分が観たい部分が見られるわけではないのが残念なわけですが、
生舞台だと最高!!堪能してきました。

オケも入りますが、殆どがショパンのピアノ曲で綴られる舞台。
マルグリットとアルマン双方の切ない心があふれ出るよう。
1幕では女性に慣れていない青年アルマンの少々ぎこちない感じを
上手~く表現していたレヴァツォフ。
それがマルグリットとの愛によってだんだんに滑らかになっていく。
男性を手玉に取るのはお手のものの高級娼婦であるマルグリットは
死を覚悟していても純粋な愛に応えようとするも、身を引いてゆく。

舞台から右端、オケピへ張り出した場所にアルマンが来るんですが、
席が右サイドだったので、すぐ目の前にアルマンが!!キャーッですw
デ・グリューのリアブコも要所々々に登場し、
いい動きを魅せてくれました。

それにしてもノイマイヤーの振付、
主役二人のリフトシーンがふんだんに盛り込まれてますが、
なんと群舞に至ってもリフトにつぐリフト。
これは相当体力がいるわ~w
女性ダンサーを担いで舞台を走り回ったあと、そっと降ろすとか。
2幕から3幕、レヴァツォフがハアハア言ってるのが聞こえました。

カーテンコールには会場にいたジョン・ノイマイヤー氏も登壇してました。
終演後、観客が引き上げる中、
幕が下りた舞台の中でなにやら歓声が上がって盛り上がってる。
舞台の成功をみんなで喜んでるのかなと思ってたら、
なんと豆まきしてたらしいwww
NBSバレエのTwitterに動画がアップされてました。

〈主なキャスト〉
マルグリット・ゴーティエ:アンナ・ラウデール
アルマン・デュヴァル:エドウィン・レヴァツォフ
ムッシュー・デュヴァル(アルマンの父):イヴァン・ウルバン
マノン・レスコー:カロリーナ・アグエロ
デ・グリュー:アレクサンドル・リアブコ
プリュダンス:パトリシア・フリッツァ
ガストン・リュー:マティアス・オベルリン
オランプ:リン・シュエ
公爵:グレーム・フルマン
伯爵N:マリア・フーゲット
ナニーヌ(マルグリットの侍女):ジョージナ・ヒルズ

演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:マルクス・レーティネン
ピアノ:ミハル・ビアルクオンドレイ・ルドチェンコ

さあ、来週は「ニジンスキー」です。



熊川哲也 Kバレエ カンパニー『クレオパトラ』 in Cinema

2018年02月03日 | バレエ

紀元前1 世紀、エジプトの首都アレクサンドリア。
絶世の美女と誉れ高いクレオパトラは、父王プトレマイオス12世亡き後、
200年以上にわたるこの王朝の慣例に則り、
弟のプトレマイオス13世と結婚、共同で王位に就いていた。
とはいえプトレマイオスはまだ少年。事実上、実権を握っているのはクレオパトラだ。
王としての教育を受けながらも子供気分が抜けないプトレマイオスに、
後見人である廷臣たちは自覚を芽生えさせる。
そして姉の政治介入を嫌う弟とその一派は、クレオパトラを排除しようとしていた。


 そんな折、共和制のローマで三頭政治を形成していた
カエサルとポンペイウスの間に戦争が起こる。
カエサルに敗れてエジプトに逃げ込んできたポンペイウスをクレオパトラは介抱する。
男たちの心を虜にしてやまない彼女の美しさにポンペイウスもまた魅了される。
だが、弟一派はポンペイウスを暗殺。
そして自分をも殺害しようとする弟たちからクレオパトラは逃れる。


 王位を奪われたクレオパトラだが、自らの魔性の美貌が男たちの心を捕らえるだけでなく、
政治の武器とさえなることを、彼女は誰よりも知っていた。
ポンペイウスを追ってアレクサンドリアにやって来たカエサルに、
クレオパトラは王位奪還の協力を得るため直訴しようと画策する。
弟たちに悟られずカエサルに会うため、クレオパトラはその身を絨毯にくるみ、
貢物を献上するという口実で彼の前に姿を現す。
聡明で美しく、目的のためには危険も厭わないクレオパトラに、
カエサルは瞬く間に心奪われる。
クレオパトラは王位を再び手中に収め、
カエサルへの反撃に出た弟プトレマイオスは命を落とす。


 カエサルがローマの最高権力者となり、彼との間に子をもうけたクレオパトラは、
エジプトのファラオとしてのみならず、
我が子がやがてローマを治める野望をも抱き、まさに絶頂期を迎える。
だが、幸せは長くは続かなかった。
腹心ブルータスらによるカエサルの暗殺、
カエサル亡き後のローマで実権を握ることとなったアントニウスとの恋、
我こそはカエサルの正統後継者であると主張するオクタヴィアヌスとの決戦…

そして激動の人生を生き抜いたクレオパトラに、最期の時が訪れる―― 。
(Bunkamuraサイトより)


水曜日に観てきました。
世界初演として去年10月に舞台公演があった映像です。
企画・構成・演出・振付・台本を芸監の熊川哲也が手掛けた、
まさに彼のオリジナル作品。
Kバレエは好みではないんですが、中村祥子のクレオパトラは観たかった―w
そして凄かったー!
バレエ用に鍛え上げられた体型にしなやかな動き。
蛇の化身って設定なので、蛇っぽい動きがふんだんに入ってました。
エジプトの壁画絵から出てきたようなダンサーたち。
男性陣を翻弄する妖艶なクレオパトラ。
衣裳もなかなかなもので、スッとした印象の衣裳が
足を上げた時に美しく広がるよう工夫されてました。

主要登場人物が多いので、そこそこ歴史を頭に入れてないと
この人どういう関係だっけ?ってなってしまいそう。
映像だと幕間に説明文が入るので、一生懸命読んじゃいましたw

弟を伴侶にし権力の座に就く女王。
時の波を読み誰の妻になるのが一番権力に近いか見極める女。と
前半の方が面白かったかな。
後半は夫カエサルが殺され、その部下アントニウスと結ばれるも殺されと
その都度嘆き悲しむクレオパトラになっているので、
強さ全開の前半の方がよかった。

これを決定版にせず、さらなるブラッシュアップした『クレオパトラ』を
また観てみたいな。

〈主なキャスト〉
クレオパトラ:中村祥子
プトレマイオス:山本雅也
カエサル:スチュアート・キャシディ
アントニウス:宮尾俊太郎
オクタヴィアヌス:遅沢佑介
ポンペイウス:ニコライ・ヴィユウジャーニン
ブルータス:伊坂文月
オクタヴィア:矢内千夏




『ルグリ・ガラ ~運命のバレエダンサー~』Bプロ

2017年08月26日 | バレエ

2017年8月24日(木) 開演18:30 東京文化会館大ホール

センスの光る素晴らしい公演でした。
ガラ公演というと、演目を並べて超絶技巧を披露するっていうのが
だいたいなんですが、
ルグリ・ガラは構成がしっかりしていて
クラシックとコンテンポラリーのバランスも良く、
全体の統一感があり、公演自体が一つの作品になってました。
最小の舞台美術で映画の一場面を観ているような演目、
アート作品のような雰囲気の演目。
照明も音の選曲もドキドキするような見せ方になっていました。
各演目の前にタイトル、音楽、振付、ダンサーの名前がスクリーンに映し出されるのも
次なんだっけ?と思わずに済むし、
スクリーンが上がった瞬間、前演目とはまるで違う空間が現れる演出が素晴らしい。

ウィーン国立バレエ団のメンバーは馴染のない方々でしたが、
みなさんなかなか個性的で素敵でした。
日本初演の『I have been kissed by you…』は
フラメンコのエレナ・マルティンのドレスの中から
ド・バナがにょりにょり登場するビックリな作品でしたが、
緊張感のある空気が漂い、アート感バリバリでした。
続くジェロー・ウィリックの『…Inside the Labyrinth of solitude』は熱演。
休憩後の『Factum』とストーリーが続いているような演出でした。
ボリショイのオルガ・スミルノワとセミョーン・チュージンはさすがの二人。
余裕綽々で文句のつけようがない。
英国ロイヤルのマリアネラ・ヌニェスとワディム・ムンタギロフは
馴染のあるロイヤルバレエをキッチリ披露してくれました。
何と言っても円熟のルグリ!!
いくつになっても、あのダンスール・ノーブルは健在。
動きのひとつひとつが美しい。
ゲランとのパフォーマンスはセリフが聞こえてきそう。
最後は生ピアノで踊る芸術性の高いルグリでした。

Aプロも観たかったかも~と思わせる舞台でした。

『エスメラルダ』
音楽:C.プーニ
振付:M.プティパより
ナターシャ・マイヤーヤコブ・フェイフェルリック

『I have been kissed by you…』
音楽:M.リヒター
振付:H.マルティン、P.d.バナ
エレナ・マルティンパトリック・ド・バナ
『…Inside the Labyrinth of solitude』
音楽:T.ヴィターリ
振付:P.d.バナ
ジェロー・ウィリック

『海賊』第2幕よりアダージョ
音楽:L.ドリーブ
振付:M.ルグリ
ニーナ・ポラコワデニス・チェリェヴィチコ

『Whirling』
音楽:P.グラス
振付:A.ルカーチ
ニーナ・トノリジェームズ・ステファン

『Movements of the Soul』
音楽:バルバトューキ、K.ディクソン、M.スタイン
振付:ニキーシャ・フォゴ
ニキーシャ・フォゴ

『ジゼル』
音楽:A.アダン
振付:J.ペロー/J.コラリ
マリアネラ・ヌニェスワディム・ムンタギロフ

『ファラオの娘』
音楽:C.プーニ
振付:P.ラコット
オルガ・スミルノワセミョーン・チュージン

『ランデヴー』
音楽:J.コスマ
振付:R.プティ
イザベル・ゲランマニェル・ルグリ

『タランテラ』
音楽:L.M.ゴットシャルク
振付:G.バランシン
ニキーシャ・フォゴジェロー・ウィリック

『Morzart à 2』より
音楽:W.A.モーツァルト
振付:T.マランダン
ナターシャ・マイヤーヤコブ・フェイフェルリック

『フェアウェル・ワルツ』
音楽:F.ショパン、V.マルティノフ
振付:P.d.バナ
イザベル・ゲランマニュエル・ルグリ

『白鳥の湖』より黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ
音楽:P.I.チャイコフスキー
振付:R.ヌレエフ(1964年ウィーン版)
ニーナ・ポラコワデニス・チェリェヴィチコ

『Factum』
音楽:K.コルホー
振付:H.マルティン、P.d.バナ
エレナ・マルティンパトリック・ド・バナ

『ジュエルズ』より“ダイヤモンド”
音楽:P.I.チャイコフスキー
振付:G.バランシン
オルガ・スミルノワセミョーン・チュージン

『ドン・キホーテ』
音楽:L.ミンクス
振付:M.プティパ
マリアネラ・ヌニェスワディム・ムンタギロフ

『Moment』
マニュエル・ルグリ ソロ
(世界初演)
音楽:J.S.バッハ/F.ブゾーニ
振付:N.ホレツナ
マニュエル・ルグリ
ピアノ:滝澤志野




オペラ座&ロイヤル『バレエ・スプリーム』Aプロ

2017年07月28日 | バレエ

2017年7月27日(木) 開演18:30 文京シビックホール

パリ・オペとロイヤルが同時に観られるというガラ公演。
ここんところ、パリ・オペの舞台を観ていない。
パリ・オペって出演予定者がすごく変わりませんか?
このダンサーが観たいと思って取った公演、
その肝心の目当てダンサーが降板って事が激しくないですか?
その上チケットが高い!! こわくて買えませんよwww
なので、今回来るメンバーで分かるのはマチアス・エイマンだけ。
他は観た事なかったんですよねー。
今回も来る予定だったロイヤルのサラ・ラムが怪我で降板。
パリ・オペのフランソワ・アリュが治療中の背中が回復ならずで降板。
そのため演目も若干変わりましたね。

― 第1部 ―

「ラプソディ」
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ
ヤーナ・サレンコスティーヴン・マックレー
この二人は完璧ですね。安心してウットリしていられます。
マックレーも老けたなぁ(失礼w)なんて思ったけど、
舞台に立った時のキラキラオーラはぜんぜん衰えてない!!
初っ端から観客を惹きつけてました。 

「アスフォデルの花畑」
振付:リアム・スカーレット 
音楽:フランシス・プーランク
フランチェスカ・ヘイワードマルセリーノ・サンベ
 独特の雰囲気かもしてました~。
 フランチェスカ・ヘイワード、どことなくエキゾチックな感じもあってステキでした。
 
「ジゼル」 第2幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー
音楽:アドルフ・アダン
高田 茜ベンジャミン・エラ
ごめん、この二人ダメだわ。エラがまだまだか。 
 
「アイ・ガット・リズム」
振付:スティーヴン・マックレー
音楽:ジョージ・ガーシュウィン
 スティーヴン・マックレー
いやもう、タップのマックレー!!!
ここでも惹きつけまくり~
  
「ロミオとジュリエット」 第1幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
フランチェスカ・ヘイワードフェデリコ・ボネッリ
ボネッリのロミオ様でしたー!!
ロイヤルのロミ&ジュリはバルコニーのシーンだけでも世界感が伝わる。

 
― 第2部 ―
 
「白鳥の湖」 第2幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ルドルフ・ヌレエフ(マリウス・プティパ、レフ・イワーノフに基づく)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
ミリアム・ウルド=ブラームマチアス・エイマン
ミリアム・ウルド=ブラームって方は初めて観ました。
パリ・オペの白鳥だぁ!!

「白鳥の湖」 第3幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ルドルフ・ヌレエフ(マリウス・プティパ、レフ・イワーノフに基づく)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
レオノール・ボラックジェルマン・ルーヴェ
 こちらの二人も初でしたが、むむむっ。この黒鳥は無いんじゃないかw
なんかモッタリしてるぞ。
ジェルマン・ルーヴェはデカ!!大味だなぁ。
 
「エスメラルダ」 パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ 
音楽:チェーザレ・プーニ
オニール八菜ユーゴ・マルシャン
 これは息もピッタリで素晴らしかった!!
日本出身のパリ・オペダンサー オニール八菜。
話題になってたのは知ってたけど、これはいい!!
 ユーゴ・マルシャンもステキでした。全幕観たいです。
 
「マンフレッド」
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
マチアス・エイマン
エイマンが踊る「マンフレッド」は 2015年のバレエフェスでも観てたんだった。
すっかり忘れてました。
自分で書いた感想も半分寝てたらしい。
美しく踊ってましたw
 
 
 ― 第3部 ―
 
「ドン・キホーテ」 ディヴェルティスマン 
振付:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス
 キトリ、バジル:高田 茜フェデリコ・ボネッリ ほか
キトリのヴァリエーション:ミリアム・ウルド=ブラーム
キトリ、バジル:ヤーナ・サレンコスティーヴン・マックレー
パ・ド・トロワ:ミリアム・ウルド=ブラームレオノール・ボラックユーゴ・マルシャン
バジルのヴァリエーション:マルセリーノ・サンベベンジャミン・エラ
キューピッド:フランチェスカ・ヘイワード
ドリアードの女王:オニール八菜
キトリ、バジル:レオノール・ボラックジェルマン・ルーヴェ
バジルのヴァリエーション:マチアス・エイマン
キトリのヴァリエーション:レオノール・ボラック
コーダ:全員
これが一番楽しかった!!
幕が上がるとバジルとキトリがゾロゾロいっぱいいるwww
マンガみたい、笑えたわー。
みんな楽しんでるっぽいし。
ガッチリ目立ってたのは、やはりマックレー&サレンコ組。
「ジゼル」で大丈夫かと思った高田茜もボネッリと組んで生き生き踊ってました。
(やはりベンジャミン・エラが力不足だったか)
オニール八菜とフランチェスカ・ヘイワードはピンで踊ってましたが、
この二人は素晴らしい。
レオノール・ボラックも黒鳥の時よりはいいかも。

Bプロはチケット買ってないんですが、3幕目は「眠れる森の美女」。
ディヴェルティスマンやるみたいなんで、ここだけ観たいなーw
みんなでいろんな格好して踊るのかな?



東京バレエ団「ラ・バヤデール 」全3幕

2017年07月03日 | バレエ

2017年7月2日(日) 開演14:00 東京文化会館 大ホール

古代インドを舞台にしたエキゾチック臭プンプンの「ラ・バヤデール」ですが、
ストーリーがドロドロw
高潔な戦士ソロルを巡って永遠の愛を誓った舞姫と王女の泥試合。
愛するのは舞姫ニキヤのはずが、
王ラジャに認められその信頼に応えたいし、権力の魅力にも抗えない
ソロル。
ニキヤの美しさに圧倒され横恋慕する大僧正ハイ・ブラーミン。
ソロルには恋人がいるのを知りながら、
相手を殺してでも愛を得ようとする王女ガムザッティ。
みなさん結構強気な方々で自己主張するもんだから、
しまいにゃ神が怒って、寺院崩壊全員死亡という実の蓋も無い話。
ニキヤとソロル、魂で出会い結ばれたってねぇwwww

ガラ公演とかでちょくちょく観てたけど、全幕観たのは初です。
東バの「ラ・バヤデール」はマカロワ版。
今回ダニエル・カマルゴが客演するので行って来ました。
整ったお顔としなやかな肉体で戦士ソロル好演。
あの容姿で登場されると女2人が奪い合うのも頷けるw
しっかりした技を披露してて
安定感と大きさを感じさせるパフォーマンス。

演技も頑張ってましたが、もう少し感情が見えるともっといいんですけどね。
まだ若いからいろんな役で来日して頂きたい!!

ニキヤの上野水香、舞姫の衣裳が似合いますね~
彼女はそんなに好きじゃないので、全幕舞台を観たのは初かも。
さすが東バでトップを張ってるだけあるわ~と観てましたが、
影の王国場面でやっぱり、そんなに魅力的に見えないなぁとw
腹だしの舞姫衣裳の時はしなやか加減が強調されてステキだったのに。
(個人的に好みじゃないって事で)

ガムザッティが残念だった~
今日は前日にニキヤを踊った川島さんが踊るはずだったんですが、
怪我のため降板とアナウンス。
代わりに初日に踊った奈良さんがガムザッティ。
これはカマルゴと踊るとちょっと役不足感が。。
一緒に踊ってるカマルゴが遠慮して合わせてるのが見える。
ガムザッティは我の強い王女様のはずなんですが、
奈良さんが踊ると優し気に見えちゃって、ニキヤ殺人計画は立てそうもないw
う~ん、川島さんで観たかったなぁ。

影の王国での群舞はこれぞ東京バレエ団!!
一糸乱れぬ踊りが見応えありました。

〈主なキャスト〉

ニキヤ(神殿の舞姫):上野水香
ソロル(戦士):ダニエル・カマルゴ
ガムザッティ(ラジャの娘):奈良春夏

ハイ・ブラーミン(大僧正):森川茉央
ラジャ(国王):木村和夫
マグダヴェーヤ(苦行僧の長):岡崎隼也
アヤ(ガムザッティの召使):矢島まい
ソロルの友人:和田康佑
ブロンズ像:宮川新大

【第1幕】
侍女たちの踊り(ジャンベの踊り): 二瓶加奈子三雲友里加

パ・ダクシオン:
沖香菜子岸本夏未髙浦由美子中島理子
伝田陽美三雲友里加政本絵美崔 美実
宮川新大ブラウリオ・アルバレス

【第2幕】
影の王国(ヴァリエーション1): 足立真里亜
影の王国(ヴァリエーション2): 伝田陽美
影の王国(ヴァリエーション3): 政本絵美

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団