太宰映画3本目観てきました。
のっけから岩木山に桜。
バックは青空ではなく、花曇りってとこがまた実にリアルな津軽の春。
マイッタよ。ベタだ、津軽出身者にはベタ過ぎな構図。
そして津軽弁を解する者にとっては少し違和感のある津軽弁。
まあ、これはしょうがない。
松山ケンイチのようにネイティブ津軽弁だと、観ている人が理解できませんもんね。
(フッと思ったのが、葉蔵を松山がやったらどんな感じかな。
あまりにもリアル太宰になりすぎか・・・)
生田葉蔵はあくまできれいな主人公でした。
きれいでほっといても女が寄ってくるのは分かるんですが、
どんなになっても私だけはあなたの味方、って入れ込むにはちょっと弱かったかな。
『ヴィヨンの妻』の浅野忠信の方がそそります。(単に好みの問題かも)
どうしようもないダメ男。
食う心配のない人間は生きるのに一生懸命にはならない。
逆に死ぬのに必死です。
自分、どんなにきれいな男でも、こんなのはイヤだな。
やっぱり太宰作品はちょっとね。
面白かったのが森田剛が出るシーン。
女子に人気の中原中也はスゲーいやなヤツだった、という話は聞いていて、
キッチリいやなヤツを演じていたので、上手いじゃん!中原中也に見えるよw
葉蔵と鎌倉に行った時の映像もなかなかのものでした。
線香花火か!?こんな使い方があったのか!
けっこう好きなシーンでした。
こんなのヤダ言いながら『ヴィヨンの妻』、『パンドラの匣』、『人間失格』を観て
『ヴィヨンの妻』が一番良かったかな。
昨日、久々に映画館に行ってきました。
玉木と樹里ちゃんの『のだめ』。
公開前に予告番組やったみたいですが、何にも見ずに行ってきました。
玉木くん、指揮者の練習かなり積んで撮影したみたいですね。
ドラマの時からみるとしっかり演技の入った指揮っぷりでした。
公式サイトを読むと出演者みなさん、それぞれ猛練習したらしいですね。
いやぁ、様になってました。
一番感動したのは「変態の森」と
のだめが千秋にチェレスタを弾いてくれと言われ大はしゃぎをするシーンのCGです
ディズニー映画かと思っちゃいましたよぉ!
あそこまでやってくれると嬉しくなります。
のだめの進級試験の時のキラ玉が効果だしててよかったので、
千秋の指揮シーンも、黒い羽飛ばしてほしかったなぁ
のだめの「トルコ行進曲」はラン・ランだったんですね。
ラン・ランのピアノはぶっ飛んでるからピッタリかも。
CGも良かったけど
投げ飛ばされる“のだめダミー人形”がチープで面白かったよ
コミックの『のだめ』全巻読んでないんですよ。
読んだのは、調度この映画の辺りまでです。
アニメも始まるし、全巻持ってる友だちから借りてこようかなぁ。
太宰映画2本目。
先に観た『ヴィヨン~』とどっちが好きかといえば
価値観がイヤだとか、太宰は嫌いだとか言いながら、
映画としては、『ヴィヨン~』かなぁ。
映画館には、健康道場の看護婦たちが実際着ていた衣装が飾られ
壁にはポスターや写真、特集記事なんかが展示され、
パンドラの匣コーナーが出来てました。
衣装の生地はネルぽかったです。モッタリした感じはこれかぁ。
『パンドラの匣』の独特の雰囲気は嫌いじゃないです。
あのセリフまわし「やっとるか?」「やっとるよ」「がんばれよ」「ようしきた」も
不思議な感じがしました。なにより、死と背中合わせというか、
死が身近な結核療養所のお話なのに、妙に明るい。
ちょっとおとぎ話のような空気がありました。
窪塚洋介、ふかわりょう、越後獅子らがいい感じでした。
とはいえ、途中ちょっと寝てしまいました。
映画館に行く時は、しっかり睡眠とってからじゃないとダメですね
『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』観てきました。
太宰治生誕100年で、美術館、アニメ、映画ときました。
どれもこれも昔々に読んだはずなんですが、スッキリ忘れてます。
自分、同郷でありながら太宰に共鳴はしなかったということです。
(文学少女ではなくマンガ女だったもんで)
おかげで自殺願望もなく、ノー天気に生きてこれましたよ。
終戦直後の映画の雰囲気はとても良かったです。
俳優も達者な人が揃い、いいんですが、
あれが太宰の理想とした男女の在り方なのか。
それとも監督の?男性全般?
あの価値観はやはりダメです。
どうしても男に都合のいい女にしか見えない・・・
現実を直視し、耐え乗り越えられる女性が側にいたら、
そりゃあ純粋でいられるでしょう。生きることに苦悩もできるでしょう。
母親が側にいるようなものなので、自分の考えたい事だけ考え、
見たい物だけみていられる。
でもそれは女も同じで、衣食住、子供、お金・・・
現実を考えなくていいなら、好きなことだけ見ていていいなら幸せだろうなぁ。
それとも佐知は好きな男の事だけ考えて生きているから
あれはあれで幸せなのか。横からあーだこーだ言うのはただのお節介か。
モントリオール映画祭で
「一見、日本特有の男女関係を描いたように見えるが、実際は普遍的な物。
どの国の人が見ても理解できる内容。監督が美しい作品に仕上げた。」
と評されたようですが、ってことは、どの国の男も
ありのままの自分を受け入れ、包み込む愛情を欲するということか。
作品は確かに美しい。でも、やっぱり太宰は好きじゃない。
(と言いながら『パンドラの匣』も観に行く予定です。)
なんか日本人だなぁと思っちゃいました
全員揃って「いただきます!」
おいしいとも何とも言わない。黙々と食べる。
離れている家族に電話をする。
何を話していいか逡巡する。
どうでもいい話ばかりする。相手もいい加減な返事ばかり。
デレデレ子供と話した後「ママに代わって」と言っても
肝心のママは話したくないと電話に出ない。
(洋画なら臆面もなく愛の言葉を囁くでしょうに)
このままだと家庭崩壊かというくらいパパの存在は無視され
家族は日本で平和に暮らしてるの図でしたが
帰還シーンではちゃんとみんなパパを待っていました。
ただひとり独身兄やんは彼女にフラレちゃいましたが、次の恋が・・・
堺雅人につられて観に行きましたが、
最近観た映画の中では一番面白かったです。
俳優さんは劇団関係の方々なんですね。
やり取りがなんとも可笑しい。妙にリアルです。
そして料理。実においしそうです。
南極であんなに普通のご飯を食べているんですねぇ。
それにしても食べる楽しみしかない1年間の南極生活・・・オソロシイ。
普通にいられる狭い空間、出かける場所なし、いつも8人。
(広い場所に出るときは完全防備)
日が暮れない毎日と、暮れっぱなしの毎日。
前半はみなさんまだ小ざっぱりしていますが、
後半、当たり前ですが髪はボサボサ、髭ボーボー、
堺雅人も始めは若干太ったのか?と思って観てましたが、
越冬隊帰還のシーンではゲッソリしてました。
こむずかしい「南極越冬隊の真実」みたいなドキュメント番組を見るより
ある意味リアルなんじゃないかと。
何より男8人それぞれの思いが面白いです。
一緒に行った友が「堺と生瀬って『やさぐれぱんだ』じゃん!」
あっ!ホントだ
私は津軽弁を解する人間です。
冒頭から流れるじいちゃんのカセットテープ(野菜の作り方?)に爆笑です。
まさにTHE津軽弁ああ、自分はこの言語環境で育ったんだよなぁ。
松山ケンイチは地元ですから聞きなれたイントネーションで喋ってましたが、
若干聞き取りやすくなってました。
(一緒に観ていた友は前半は何を言ってるのかさっぱりだったと・・・)
何とも形容しがたい「松山ケンイチ・ハイテンションムービー」ですかね。
理屈や中身を求めてはいけない映画かな。
もっと異常にハチャメチャで理解不能な作りかと思って行ったんですが、
脇の俳優陣を渋めで固めたぶん、そこそこ締まりのある、
松山の破天荒っぷりが引き立つ映画になってました。
幼稚園児、奈央と志乃の漫才(?)もかなり笑わしてくれました。
彼女達は当然地元っ子ですよね。いやぁ~リアルです。
後半に向かってどんどん不思議な世界になっていきますが、
ファンタジーとは言い難い変さがなんとも。
最後はどうやって終わるのかと思っていたら
「ええっそれ、ありなのか
」でした。
加瀬亮ファンの下の娘と観てきました。
珍しくアニメじゃない映画に行きたいというので、ほほう。
「加瀬よくない?」と言うから
「えっ!加瀬は人間だぞ!2次元キャラじゃないぞ!」
「そうだけどぉ、いいじゃん。」
うん、うん、少しは成長していたらしい。母はうれしいぞ。
(お姉の方は3次元の男はまったく興味がないらしい・・・筋金入りだ・・・)
伊坂幸太郎の原作は読んでないです。
ミステリーはあまり読まないので他の作品も読んでません。
新聞の映画紹介欄に「今まで映画化された伊坂作品の中では
映画としてのデキがかなりいい」とあったので
ちょっと期待して行って来ました。
家族がテーマのわりにベタつき感のない、なかなかいい映画でした。
小日向文世に脱帽ですね。あの父親あっての
夫婦、親子、兄弟関係ですが、
現実にはあり得ないと思ってしまいます。
鈴木京香の母親っぷりも、泉水と春の兄弟仲も
父親の人生観が強く感じられます。
犯罪を犯してしまった春ですが、映画では父親も亡くなり、
兄弟二人きりになったある日の彼らにとっての穏やかな日常で終わっています。
原作の最後はどんなふうに終わっているのか
すごく気になったので原作読んでみようかな。
岡田義徳が泉水の同級生で出ていたので親子でプッと吹いてしまいました。
木更津キャッツアイの印象があまりにも強くて
大河ドラマの時も「あっ!ウッチーだ!」でした。
今回は「ウッチーが大学院で遺伝子研究してるぅ!」でした。
どうしても観たいという下の娘と行ってきました。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督作品は初めて観ました。
売れないグラビアアイドル・アヤメ(成海璃子)が“一日警察署長”に就任し、
難事件の解決に乗り出す!
というのが大筋ですが、いきなり段田安則の話が始まり
ええっ!と思っていると、
ピタゴラスイッチの如く、あれよあれよといろんな話が繋がって行く映画でした。
しかし、その話の繋がり方が鬼才と言われる所以でしょう。
尋常じゃないというか、ブラックシュールというか・・・
好きな人にはたまらない、正統派の話好きには腹立たしいコメディです。
成海璃子ちゃん頑張ってました!かわいかったです
ナイロン100℃の舞台は観たことありませんが、
その舞台俳優陣が脇を固め、ケラワールドを完成させていました。
先週『少年メリケンサック』を観たばかりなので
なんとなくクドカンと比べてしまいますが
これは好きずきの問題のような気がします。
映画館のスクリーン出入口に4月25日から上映する
『エウレカセブン』のニルヴァーシュの2m弱のフィギアが飾ってありました。
娘は観に行った映画より、そのフィギアに狂喜乱舞してました。 写メしました。
『罪とか罰とか』に行く行く言ってたのはおまえだろ
期末試験の終わった下の娘と、やっと観てきました。
クドカンの映画ですねぇ~。
宮崎あおいは篤姫のときより、こっちの方がしっくりくるような気が・・・
カレシ役が篤姫に出ていたジョン万次郎だと思うと、かなりオカシイです。
オジサンたちにパンクをやらせるって・・・面白かったです。
そのオジサンたち、さすがの演技でした
セックス・ピストルズの話で盛り上がるオジサンたちに、微笑ましさを感じてしまった。
しかし、あらためてパンクは若者のモノだなぁと思ってしまいました。
血を吐いても、物を場をブチ壊しても、汚いコトバを連発しても、
若者だからこそだなぁ・・・と(オッサンだと全てがキタナク見える)
映画の中にアニメーションがちょっと出てくるんですが
STUDIO4℃制作でした。観ている間4℃くさいなぁと思っていて
エンドロールで確認しました。
う~ん、細かい仕事もこなしているなぁ
むむむ・・・やはり観ることができませんでした。
松竹の株価が上がった『おくりびと』、映画館には長い列が出来てました。
本木が出ている映画は『ファンシーダンス』『シコふんじゃった』
『中国の鳥人』を観ています。
納棺師の話ときいて面白いに違いない、行かなきゃと思いつつ、
9月に地元の映画館で上映した時はあっという間に上映終了。
そのうちTVで見れるだろうと諦めていたら、
池袋シネ・リーブルで上映しているのに気が付いて、千円の日に行かなきゃと
思いつつ、水曜になると違う映画を観ていました。
アカデミー賞にノミネートの報道が流れた時、ヤバイ取る前に行かなきゃ!
(18日は用事があって・・・チっ、なんで水曜なんだ)
でも、まさか取らないよなぁと高を括っていたら外国語映画賞受賞!
あらら~観てないよぉ。
朝10時に友人とシネ・リーブルに行き、
並んだ時点で「1回目の上映はあと20名です!」の声。
じゃあ次の回でいいかと思っていたら、次は15時50分~で終了が18時10分。
夕飯の準備をせずに出てきた主婦には無理な時間です・・・
せっかく出て来たんだからと新宿へ移動。
新宿ピカデリーの列に並んで、ふっとボードを見たら13時10分の回はすでに完売。
今から有楽町へ移動しても夕方からの回しか入れないだろうとい事で
今日『おくりびと』観るのは諦めました・・・
それなら『少年メリケンサック』にしようとバルト9に移動して気が付いた。
バルト9は水曜千円じゃなかった・・・力尽きました・・・
新宿ブラついてマンガ買って帰ってきました。