先週の日曜日に祖母の葬義があったばかりなのに、
今週は仕事でお付き合いのあった町会長さんが亡くなりました。
享年86歳。
昨年末に体調を崩されるまで、現役で町会長を務められていました。
最期は、病院から帰宅して食事を取り終え、お茶をすすったところで小さく咳き込み、
7~8回ほど辛そうに呼吸をして、すうっと息を引き取ったとのこと。
まさに、ろうそくの火が消え入るような最期だったそうです。
先日亡くなった祖母は、
脳梗塞で倒れてから10ヶ月間、流動食と点滴だけで延命し、
最期は老人性肺炎で息を引き取りました。
人生の末期(まつご)もいろいろです。
「あたしは50歳で仏の道に入った。
それからは、いつ死ぬのも怖くはなくなった」
生前、祖母がそう話していたのを思い出しました。
祖母も、先の町会長も、奇しくも同じ宗教・宗派でありました。
そんなわけで、二週続けての葬義の週末となりました。
いつも聞いていた先人の智恵と歴史の記憶。
人はいつも、永遠に失ってからその大切さを知るものです。