先日、このブログで紹介した本、
「日本支配を狙って自滅する中国」(黄文雄 著)を読んで、
次に核を使う国は中国かもしれないと感じていたところですが、
今日のサーチナのニュースで次のような記事を見つけました。
【核爆発体験“売り物”の科学技術館「行きたい」半数近く=中国人】
その記事によれば、このほど四川省綿陽市に開館した科学技術館では、
弾道ミサイルや核兵器や核科学をテーマにした展示ブースが設置されているそうです。
核爆発の体験では、映像や震動、熱風などを組み合わせ、
核爆発現場に自分がいたように感じることができたり、
機器を操作して、核弾道ミサイルの発射をシミュレーションで体験できるようです。
サーチナ総合研究所の調査によれば、
中国人回答者の約半数がこの科学館へ「行ってみたい」と答えたそうで、
中国では核開発を担当した科学者・技術者たちを「英雄たち」と表現し、
核兵器への警戒感は乏しいといいます。
先に紹介した本でも、
中国では、核は準備を整えて先制使用すれば、核戦争に勝利できると教えられ、
ネットには「日本は三発の水爆で消滅させられる」
「日本の技術を消滅させるのはもったいないから、
中性子爆弾を使って人間(日本人)だけを抹殺したほうがいい」など、
核の使用に賛同し、あおるような書き込みがあふれているといいます。
まるで「自分だけは事故を起こさない」とか、
「地震が起きても自分だけは助かる」というのと同じような、
愚かで根拠のない自信に満ちているようです。
そもそも「震動と熱風で核爆発を疑似体験できる」という発想そのものが、
あまりにも浅薄な知識と言わざるをえず、何をかいわんやです。
ありとあらゆる情報が統制され、
支配者に都合の良い情報しか与えられない
国家の恐ろしさを垣間見た思いがします。