くろねこの散歩道

日々のつれづれを…違った視点で、のんびり書いていきます。

医療福祉相談室→よろずや

2006-02-14 14:59:55 | 医療
こんにちは、くろねこです。
病院には、医療福祉相談室というものがあると思います(クリニックではほとんどない)。名前は各病院によって多少違うと思います。

医療福祉相談室とは?
 よろずやです。名前のとおり、何でも屋さんです。
 年金相談やら成年後見制度やら…医療行為以外なんでも業務範囲になります。
 スタッフは社会福祉士・精神保健福祉士がメインです。

 何でも相談してみましょう!労働相談でも良いし。年金相談でも良いし。税金の事。住宅ローンのこと。介護のこと。医師に話を聴いてもらえない愚痴でも(実は混んでいる3分診察の病院ではこのニーズがかなり多い…)。
患者がどんどん難しい相談をすることによって、相談室が機能してきます。たとえ上手にすぐに対応できなくても、前向きに取組んでくれれば、嬉しいではないですか!お昼の某番組の生電話お悩み相談よりは使えると思いますよ。

患者さんの力で育てて伸ばしていきましょう!(伸びて欲しい)。

と持ち上げましたが・・・現実は(はぁ~)

最初に病院に入ったとき、医療相談室が病院の何処にあるか分かる人います?
ほとんどの人が分からないと思います。しかも存在さえも知らない。
診察受けて医師に相談室で相談してくださいと言われても、場所が分からず、受付まで戻ってメモ書いてもらったら・・・
なんだか奥の方に部屋があって(お化けが出てきそうですね・笑)。
医療福祉相談室と書かれた部屋のドアの前に立つも・・・

 ノックして入るのも勇気が要りますね。患者の立場だと怖いですよね。
ドアが閉まっていては、何をしている人か見えない。

 旅行代理店、市役所の窓口、社会保険事務所、法律事務所、相談業務のお客さんを扱う所はみんなオープンのカウンター形式ですよね。必要に応じて別室を使います。お客さんに仕事している姿を見せれば安心させられます。

 何をしている人か見えない事は、相談する側からすると怖いんですね。大学の偉い先生の部屋ではありませんよね。もし、ドアの中でスタッフ間や常連の患者さんとで雑談して大笑いしていたら、うつ状態の時だと完全にアウトです。ドアをノックして入るだけでも大仕事になります。

相談する人が入りやすい、配置や場所や雰囲気が必要でしょうね。

 相談の幅を広げない相談室(お役所仕事)は、そのうちリストラされます。時間の問題でしょう。浮いた人件費で少しでも看護師増やした方が患者さんのサービス向上になります。


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2 コメント

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相談しやすさを考える (miffy)
2006-02-14 20:42:18
タイトルは私がPSW1年目の時に、数人のPSW,MSWが集まって検討したことです。

初めて相談室に来られる方々に、いかに相談しやすい環境をPSW(MSW)が作るかを考えました。(物理的、心理的も含めて)

この時にまとめたものは、未だに大切に取っています。

どんな方であれ、病気や障害を抱え、どうすることもできず、大変な思いをされて相談室に来られていると言うことを、忘れてはいけないと思います。







今日はうちの病院の副院長と出会った時に、

「デイケアから相談室への異動はないの?」と聞かれました。

どうも、うちの相談室は壊滅に近い状態のようです…

はっきりは言われませんでしたが、「相談室をどうにかして欲しい」というメッセージの様でした。







うちの相談室のPSWもリストラされるかなぁ(苦笑)

リストラされないように、がんばります!
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大丈夫ですよ。何とかなりますよ。 (くろねこ)
2006-02-14 23:23:11
>どんな方であれ、病気や障害を抱え、どうすることもできず、大変な思いをされて相談室に来られていると言うことを、忘れてはいけないと思います。



 本当にそう思います。スタッフ側の常識を、1回白紙にして、自分が患者になったつもりで見直すと、良い考えがどんどん浮かんでくるような気がします。



>「相談しやすさを考える」

 学校とかでも、実習終わった後、このタイトルで、グループワークをしたら面白いでしょうね。



 相談室は危機感があれば、何とか立ち直れると思います。自立支援法が良い意味でのきっかけになればと思っています。今までの業務の常識を白紙にして、根本的に業務を見直すチャンスです。



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