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くろねこの散歩道

日々のつれづれを…違った視点で、のんびり書いていきます。

カウンセリングは本当に必要か?

2007-01-10 18:06:41 | 医療
こんばんは、くろねこです。

今日、山形県で小学生5年生が首吊り自殺をしました。
まず、冥福をお祈りいたします。

自分は、心の問題は誰でも出来ると思っています。
日本では、カウンセリングはなじまないと言う考えです。

日本の場合は社会全体で処理していくと言う文化です。

答えがない心の問題を、すぐ専門家は正直?です。
 ただし、心理療法を駆使する場合は「心理士のカウンセリング」が必要という考えです。

「心理療法を駆使しない」カウンセラーは自分の周りにすでにいるんですよ。
自分の周りにいる人間全てです。

心理カウンセラー増やしたら自殺者が減るか?自分は違うと思います。
心理療法ではなく・・・心が自由になれる「場」が必要なのではないでしょうか?

 社会のカウンセラー信仰が強くなりすぎると危険だと思っています。
面倒になったら、すぐカウンセラーと言う流れが怖いんです。一人一人が考えなくなってしまう。答えがない問題こそ、一人一人が考える必要があります。

 本来ならば、家族や企業や地域や友人が行うことなのに・・・
 機能不全で出来ないから、すぐに自動思考で「カウンセラー」になっているのではないでしょうか?

 心理カウンセリングはひとつの手段であり、個人によっては有効でないケースも多々あります。
 自分はカウンセリングを否定しているわけではありません。

カウンセリングだけでは、全て解決しないと言う事です。
カウンセリング万能主義にならないで欲しいなと思っています。

 例えば、何が学校で事件があると、すぐに大騒ぎしますよね。
 そして心理カウンセラーをそれそれ!と派遣。派遣すれば行政は仕事をした事になる。親もカウンセリング受けられれば、問題ないと思い込んでいる。

この意識が大きな問題です。

 自分の目から見ると、学校で問題が起きた時、カウンセリングが必要なのは、センセだと思うんです。カウンセラーは学校の事、生徒の事、何も知らない人間です。こんな人たちにドカドカ来られても・・・生徒の立場にたったら困りますよね。得体の知れぬカウンセラーが来て「困っている事があれば何でも話してください」と言われても
 目立ちたがり屋の生徒は受けますが・・・本当に必要な生徒は避けますよね。

 結局、生徒の事は学校のスタッフの方が知っています。ピンチの時に、学校のスタッフが力を発揮できるように、センセの心を側面支援や裏方支援をするのがスクールカウンセラーだと思うんです。生徒に対する窓口の主役は先生です。カウンセラーではありません。

 頑張っているのに、あえて主役にならないという事は、簡単そうで、すごく難しいです。
 自分自身が輝く事よりも、自分が人を輝かせる事の方が好きでないと出来ないからです。


日本医療機能評価機構認定病院

2006-12-04 16:47:07 | 医療
こんにちは、くろねこです。
 なんだか訳の分からないような、長いタイトルにしましたが…

病院のサイトでよく書いてあります。
 「日本医療機能評価機構認定病院」

 皆さんは、聞いた事あるでしょうか?

 自分も何年か前に聞いた時は、そんなものもあるんだ。
病院を評価するのも、刺激になって良いのではとか・・・簡単に考えていました。

でしみじみ見て見ると・・・どうも何か違うような気がしてきました・・・

こんなところです。
 財団法人 日本医療機能評価機構
http://jcqhc.or.jp/html/index.htm
自分自身は病院の評価自体は、非常に良い事だと思います。
しかし・・・どうもしっくり来ません。

自分が疑問に感じた点は、この機関が本当に第三者機関といえるのか?です。
医療関係や役人の天下りの為に作ったような団体で・・・身内で身内を評価して・・・

果たして客観的な評価が出来るのでしょうか?
第三者評価にはならないと思うのは自分だけでしょうか?

実際に評価する方々は・・・サイトより抜粋

サーベイヤーの応募資格の概要
 ・ 診療管理領域:病院長、副院長経験5年以上
 ・ 看護管理領域:看護部長経験5年以上
 ・ 事務管理領域:事務部長経験5年以上
 ・ その他、上記に準じる経験、見識を有する方など

だ、そうです。
サーベイヤーは調査人です。
 お偉い立派なセンセの評価であり、患者の声など反映されない仕組みになっています(笑

「サーベイヤー」突っ込みたくなるような「名称」ですよね(苦笑)。
ここは日本なんですが???
 首相の仰る「美しい国」も「ビューティフル カントリー」って表現した方が実態に合っていますよね(笑)。
 自分は英語は赤点なので…上手に訳せないんですよ(汗

 話は脱線しましたが、現場の病院は大変だと思います。これを取らないと、生き残れないような流れにしています。現在の所、全病院の約25%の病院が医療機能評価機構の認定病院になっています。

 自分の考えは、この評価は、業界ムラの中での評価であり、患者の評価とはほとんど関係ないと思います。
 認定されている病院だから、確実に良い病院とは限りません。どんなに地元で評判が悪い病院でも、認定評価を取る病院は取っていると思います。

 あまり、振り回されない方が良いと思います。
自分が通院して、しっかりと納得できる病院が、良い病院だと考えます。



人間はみな精神疾患である

2006-11-20 22:07:50 | 医療
こんばんは、くろねこです。

 医療福祉関係者から、卵投げつけられそうなタイトルにしました。
確信犯です(笑)
 脳内物質うんぬんは・・・置いておいて。あれも仮説ですからね。

元気な皆さんも・・・喜怒哀楽ありますよね。

 カラオケでドンちゃん騒ぎ・気分次第で意味不明な叱責したり(軽躁状態)、落ち込んで泣いたり(軽うつ状態)、時として被害妄想になったり、疑心暗鬼になったり、軽めの睡眠障害など、誰もが経験していると思います。
 だれも気分障害は抱えているんです。それが、大きいか小さいかの違い。場合によっては精神症状もまれに入るかもしれない。

 結局、それが日常生活に支障をきたすか?きたさないか?

これが、病気として治療の対象になるかの分かれ目だと、自分は考えています。

 目の前の症状や将来予測に対して、現時点での最善の医療行為の選択肢を考えるのが医者です。そして、応急処置をしてくれる。

 医者に通ったからと病気は治るものではありません。
 知恵や武器をくれるのが医者です。

最後は自分です。

 よく性格を直すなど、占いや高額なインチキカウンセリング流行っていますが・・・自分を受け入れていないから・・・性格を直せば全てが変わると安易に思い込んでいるだけです。

 明るくて、活発で、協調性があり、コミュニケーション能力がある人が・・・社会で必要とされる人と勘違いしていませんか?

 大きな間違いです。ひとつの価値観に捕らわれているだけです。
 立派な立場の人が騒いでいるだけです。

 無理に自分の性格を直そうなんて考える必要はありません。
 性格には、長所、短所、両方があります。

簡単ですよ。性格を変える前に・・・
 自分がされて、嬉しい事を人にすればいい。
 自分がされて、いやな事は人にしない。

これだけでいいんです。

 大体落ち着くところに落ち着きますよ。
 みんなが生きやすくなると思いますよ。


臓器売買での移植

2006-10-02 07:48:43 | 医療
おはようございます。くろねこです。

愛媛県で臓器売買での逮捕者が出ました。臓器移植法違反容疑です。
病院が家宅捜索を受けたようです。

 ドナー(臓器提供者)が患者の妹と嘘ついて、臓器移植をした事は客観的事実のようです。

 ここの病院のMSW(医療ソーシャルワーカー)は、ドナーの本人確認したのかな?
 ふと思いました。

新聞では、ドナーの本人確認をしていないと書かれています。
事実とすれば、法律には触れませんが、問答無用です。

 医師は、民事で訴訟リスクがあるので、細かいはずです。

 本人確認は、金融関係や土地関係の仕事をされていた方や士業の人からすれば常識であり・・・
本人確認しないなど・・それはそれは恐ろしい事です。

残念ながら、世の中には他人になりすまして、悪い事する人が沢山います。
気を抜くと、すぐトラブルに巻き込まれます。

この事件は、ずっと見守りたいと思います。


厚生労働白書から将来を読む

2006-08-24 23:02:18 | 医療
こんばんは。くろねこです。
 今日は、ちょっと息抜きにアホ話を。全く根拠はありません。全て自分の憶測です。こんなの当たり前だろとか突込みが入りそうですが・・・この程度の知恵しかなく・・・

 社労士の白書対策のテキストとかを読んでいて、国が何をしたいのかな?見えてくるんですよね。白書に書かれた事が、そのうち指針になり、そして法律になる。

 医療と福祉も、自立支援法程度で大騒ぎしていますが・・・もっとすごい事になると思います。
 自立支援法を作成したのは、介護保険との統合の準備と確信しました。次の4年後の介護保険改正が山でしょう。
 統合した時に介護保険の保険料負担を40歳から20歳に落とす。20歳以上でも介護保険使えるようにして。名前が変わるかもしれませんよね。

 原則自己負担は、医療は3割、福祉は1割。
 財政負担のメインは、医療は国、福祉は地方自治体。

 自立支援法で福祉関係の国の補助金が、一気にカットされてくると思います。後は地方の裁量でご自由にやって下さい。カネも口も出しません。今の福祉関係の事業の中で何が本当に必要で何が無駄か、考えなさいよ。と言っているような気がします。
 
 好きな事業やるのは自由だけど、カネは補助しないよ。が本音だと思います。

 老人や精神の社会的入院を医療から福祉の側に回すと思います。患者から見れば実体は同じですが、財源の負担が国から地方へとなると思います。同じ病院でも病棟単位で、医療側と福祉側と分けるかも知れません。財源のみで医療と福祉は区分しますが、それ以外では医療と福祉のボーダーラインがなくなっていくと思います。
 リハビリがどうなるのか?リハビリの中でも、物によって医療に入るか福祉に入るか綱引きになるでしょうね。

 極力、グレーゾーンを福祉側に回して介護保険にすれば負担を落とせます。医療保険の破綻を回避する為だと思います。福祉側は保険点数が低いですから、また20歳より保険料徴収すれば、多少は財源的に落ち着きます。

 福祉では補助金カットで大騒ぎのようですが…本来、補助金ですから国の裁量でいつ切られてもおかしくないはずです。補助金は国庫負担金ではありません。自分達は福祉で良い事しているから、補助金もらえて当たり前だと思い込んでいませんか?補助金が少ないからやっていけないと言うのは正直?です。少なくとも福祉関係者の判断ミスですよね。

 利用者から見れば、医療だろうが福祉だろうが関係ありません。安心して暮らせれば良いだけ。

 福祉関係の補助金のうち、何が本当に利用者に有益なのか、何が業界の為にばら撒かれているのか、改めて考えてみる良い機会かもしれません。
 現在の負担水準では、今後アメリカレベルの保険給付になります。弱者は切り捨てられます。

 元気な時は、保険料払うのが嫌だ。業界関係者や病人や障害者になったら、補助金よこせ、給付を上げろ!では矛盾していますよね。
 今は、賛否を問わず、沢山の人が関心を持ってくれることが一番です。給付と負担のバランスをどこに設定するか・・・財源問題は必ず向き合わなくてはいけない問題です。保険制度が破綻したら大変な事になります。

 本当に難しいですよね。


その時

2006-06-15 00:04:08 | 医療
こんばんは、くろねこです。
 日をまたいで、もうひとつ重たい話をします。

 人間は、その時その時を大切に生きていかなくては、いけないと思います。
「また会おうね」という言葉が、最後になる場合もあります。
年齢は関係ありません。

 人間は、いつ死ぬか分かりません。事故、災害、病気。

 うつ病と対極的なのが「ガン」だと思います。この病気は戦う以外に道はありません。しかも進行している人は余命を宣告されます。告知の期間を過ぎた部分は、生きていることが当たり前ではなく、奇跡になるんです。いつ死ぬか分からない恐怖と戦いながら、必死に治療をして、生きている。

 自分との壮絶な戦争だと思います。知識と知恵と気力をフルに使う応用問題。
もちろんうつ病もそうですが、ガンは逆の戦い方だと思います。

 自分はその心理状態は分かりません。もし自分があと1年しか生きられなかったら・・・とか考えた事もあります。
 しかし、なかなか上手く考えが浮かんで来ません。

 何をすべきか。人として最後をどう生きるか。
 本当のその人が見える瞬間なのかも知れません。

 もがく事、良い事だと思います。不器用な生き方カッコいいです。

 みなさんも、もし機会があったら、自分が余命1年と宣告されたら・・・考えてみませんか。


医療・福祉と鉄道

2006-06-04 23:28:26 | 医療
こんばんは、くろねこです。

意味不明なタイトルをつけました。
医療・福祉業界と鉄道業界、表面上は全く違いますが・・・実は似ている所多いと思います。

ポイントは公共性が高い。社会の意識が業界の今後を左右する。

例えば東京圏や東海道新幹線のような、いかにして輸送力を限界まで高めるか。東北新幹線のように数年後に360km/h運転して利便性を高めるか。という部分もあれば、1日に4本程度しか走らない、山陰地方の山間部のローカル線や只見線もある。

病院で言えば、大学病院と過疎地の診療所みたいなものです。

 どちらも、高度な技術が必要なところもあり、赤字でもやらなくてはいけないところもある。

 自分が伝えたい事は・・・
  医療福祉でつまづいている人は、電車にじっくりと乗ってみる。
  鉄道業界でつまづいている人は、病院をゆっくり観察してみる。

何か、良いヒントが隠されているかもしれませんよ。


病院の椅子

2006-04-10 22:47:27 | 医療
こんばんは。くろねこです。

皆さんチェックしてみてください。
病院の診察室やPSW面接室の椅子チェックしてみて下さい。

PSWレベルで面接と言っているほどみっともないです。情けないです。助けってやっているの意識が丸出しです。クライアントとスタッフは対等です。助けられる、助けてやっているの関係ではありません。

 しかし、なぜか?椅子が全く違いますよね。
 皆さんチェックしてみてください。

 細かい事ですが、これに気がついている医師はかなり賢いです。センスがいいです。患者用の椅子を、2つ置けば良い話です。

 PSWが患者と「面接」と話していること自体がおかしいです。「面接」の意味を広辞苑で調べて見てください。本当に勘違いしていますね。鼻が高い医師よりもひどいです。福祉の立派な先生は「~してやっている」の意識が大きいんでしょうか?自分がPSWの勉強していく上で、おかしな事ばかりでした。浦島太郎状態でした。

 空しかったです。
 
 福祉のシステム自体が患者を「あきらめさせる」道具に感じました。
あきらめて、福祉スタッフの満足の為の、理想の患者を演ずる・・・

 精神科デイケアは一番問題です。患者をダメにします。いい加減なお遊びや、いんちき作業療法もどきをして、リハビリになるんでしょうか?色々突っ込むと、ボロが出てくる所たくさんあると思いますよ。
 問題なのは、費用対効果に見合った、治療やリハビリをしていないんです。患者はバカにされています。デイケアでは患者は金のなる木です。

 空しいです、患者は。そう思いました。
それが「おかしいと言う」事がおかしいんです。

 あきらめている人にとっては非常に良いプログラムです。でも、頑張ろう!という人にとっては逆効果です。強引に意味づけして・・・スタッフの自己満足になっていないでしょうか?リハビリの費用対効果、満たしていますか?

実習レポートに本気で書きたかった事です。

 自分の考えは、リハビリの費用対効果がない所は淘汰される事です。みんなの保険料や税金の無駄づかいです。医療は命を守る為に、費用対効果を無視して守るべきものです。しかしリハビリは違うと思います。費用対効果が大切です。コストが無限大になったら誰が負担するんでしょうか?無理をしていれば破綻します。

 原資はどこから出ているのか、医療福祉スタッフには考えて欲しいと思います。
 
 リハビリは大切です。でも、リハビリスタッフのために、患者がいるわけではありません。

①100点取る為に10000円費用がかかる場合、②80点取る為に100円しかかからない場合・・・合格点は60点です。

皆さんはどちらを選びますか?


安楽死

2006-03-26 10:43:03 | 医療
おはようございます。くろねこです。

今日の2本目は、一番難しく考えさせられるタイトルにしました。
あえて皆さんにも、真剣に向き合って、考えて欲しいという思いがあります。

安楽死は難しい問題です。医療現場の人が一番良く分かっていると思います。
機械つけて強引に生きているだけ、本人も苦しんでいる。高齢の方で、機械を外せばすぐに亡くなってしまう。そんな状態でどうすべきか。すでに本人には判断能力はない。

皆さん考えてみてください。


富山の病院延命中止、院長「倫理上問題」

外科部長が人工呼吸器を取り外した問題で記者会見する麻野井英次・射水市民病院長
 
 富山県射水(いみず)市の射水市民病院で、入院患者7人の延命措置が中止され、死亡していた問題で、麻野井英次院長は25日、記者会見し、外科部長(50)の判断で回復の見込みがないとして人工呼吸器が外されていたことを明らかにした。

 <1>患者の意思が不明確なうえ、家族の同意も口頭で得ただけ<2>病院や他の医師らにも相談していないことから、麻野井院長は「倫理上問題がある」としている。

 院長によると、7人は富山県の50~90歳代の男性4人と女性3人で、2000年~05年に意識不明に陥り、死亡した。このうち05年に死亡した7人目について、外科部長は自分の手で呼吸器を外したことを認めた。

 麻野井院長は「『積極的な安楽死』ではなく、広い意味での『消極的安楽死』で、医師の立場からすれば、『延命治療の中止措置』の範ちゅうに入ると思う」と話している。同病院には延命措置の中止に関するルールがなく、他の外科医は外科部長の判断を黙認していたという。

 富山県警は25日、「関係者から事情聴取を行い、慎重に捜査を進めている」とのコメントを出した。 問題は、昨年10月に発覚。病院は調査委員会を設けカルテなどを調べるとともに、新湊署に届けた。

 「消極的安楽死」を巡っては、北海道羽幌町の道立羽幌病院で2004年2月、当時勤務していた女性医師が男性患者(当時90歳)の人工呼吸器を外して死亡させたとして、道警が05年5月、殺人容疑で旭川地検に書類送検している。
(読売新聞) - 3月26日0時18分


 もちろん現時点では安楽死は違法です。冷たいようですが、情は捨ててルールに従うべきです。おかしいと思えば、ルールを変えればいいんです。

 私自身の考えは、厳しい条件をつけた上で安楽死を認めるという考えです。ただし脱法行為も違法とみなす条件付きです。罰則も非常に重くして・・・ 
 自分なりに一番危険と思うのは、相続など、その人の死のタイミングが利権に関わる場合です。医師とつるんで悪い事をする人が出てくる事が、事前に予想されます。周囲の人間が延命の期間を都合よく操作してしまう可能性があります。
医療スタッフにその筋から、圧力がかかった場合などどうするのか。
違法でなければ、何をしても良いという風潮が最近は大きいです。

 一歩引いてみますね。スタッフにも限界があります。困っている人、全員を診ることは物理的に出来ません。一人に付きっ切りになれば、その分ベットを占有します。助かる見込みがない人の延命治療の為、もしかしたら助かる確率の命が、満床の為、すばやく治療が出来ず命が失われているかもしれない。医療現場は命を救う為に戦っています。

 これは脳死と同じです。本当に倫理上の問題です。医学が進歩しなかったら起きなかった問題です。昔はこのような問題の前に、亡くなっていました。安楽死についても色々な意見があると思います。今はまだ結論を出すのは早い時期だと思っています。
 現時点では、誰もが関心を持って、話し合うことが一番大切だと考えます。もし関心がなかった人は、ぜひこの機会に、じっくりと考えてみて欲しいです。
皆さんへの面倒な宿題です。

ということで、ブログ2日間休みます~(笑)

診療報酬

2006-03-26 10:26:22 | 医療
おはようございます。くろねこです。
今日は重い話を2本立てです。

 今回は診療報酬が下げられました。約3%程度ですか・・・売り上げ3%減です。
一般企業の皆さんからすれば、この程度の数字で騒いでいるなんて・・・ちょっと?おかしいんじゃないの。と思うと思います。自分もそうです。

 どうしてこの記事を書いたかというと、今日の朝刊で、PT(理学療法士)の人の投稿があり、今回の診療報酬改訂で必要な人にリハビリが出来なくなるとか・・・ 医療福祉は、少しでもカットするとなると、スタッフが「必要な人にサービスが出来なくなる」と患者をだしに使って毎度のように脅します。

 おいおい!ちょっとまった!都合よく患者をだしに使うな!!と心の中で叫びました。また勘違いしているよ~と思いました。バリバリ「特別にやってやっているんだの意識だ~」はぁ~

単価が安くて、よりリハビリ効果のある方法を考えるのが、仕事でしょと言いたくなりましたが・・・

 いつも思うんですが、どうして「自分達の給料が下がるから困る」と正直に本音を言わないのでしょうか?患者が困るのではなく、自分達が困るんでしょ…

 事実を出せば、分かってくれる人、沢山いると思いますよ。これだけ条件が悪いならば、もう少し待遇を上げてあげたらと・・・社会が思ってくれるかもしれません。

 根本的な意識の差の問題なんでしょうか?
 


領収書

2006-02-18 15:58:31 | 医療
こんにちは、くろねこです。

昔、ボッタクリバーとか言うものがありましたよね。今はどうなっているんでしょうか?
1時間程度しか飲んでいないのに、知らない間にとんでもない、根拠のない請求書が…
怖いですね~

さて、視点を変えましょう。みなさんは、通院されているときに領収書をもらうと思います。
捨てちゃダメですよ。確定申告のとき、医療費控除に使えますからね(もちろん病院の医療相談室はこのような事は当然PRしているはずですよね)。
この領収書が問題です。総額しか書いてありません。明細がないんですよ?

おかしいと思いませんか???

普通スーパーに行って、買い物したとき、レシートには明細ありますよね。
ホテルに泊まったときも領収書には明細が書いてあります。
医療機関は、診察料がいくら?処方箋いくら?薬の単価は?書いていないんですよ。

 医療費総額・自己負担額・公費負担額額・保険負担額・診療明細、事実を患者さんに分かりやすく提示すべきです。自分が治療を受ける事によって、どのくらいお金が動くのか(病院に入っているのか)分かります。本来はこの値段を良く見て、一人一人の患者さん自身が、自分が受けている医療福祉サービスはこの値段で妥当なのか?明らかにボッタクリなのか?判断すべきです。

 どんなに少ない金額でも、病院や施設が責任を持って明確な領収書を発行して情報を開示して、自分自身がお金払う行為をする事によって、権利意識を持ってもらいたいんです。
 自分から積極的に治療に参加して、スタッフにもどんどん注文をする。それが業務の改善につながると思います。今は医療福祉には色々言いにくい雰囲気ですよね。

福祉スタッフが、何でもかんでも国のせいにして、文句を言う事は簡単です。
患者が病気のせいにしてやりたい放題、行動化している事と本質的には同じです。
どちらも、自分達が変わりたくないので、言い訳に使っているだけです。

現在の業務自体が適正なのか過去の常識を一度白紙にして、再点検は必要だと思います。保険点数に見合ったサービスをしているでしょうか?お客さん(利用者)の視点で考える必要があると思います。問題ばかりの自立支援法が、良いきっかけになると思います。

みんなで、もう一度自己点検してみませんか?

医療福祉相談室→よろずや

2006-02-14 14:59:55 | 医療
こんにちは、くろねこです。
病院には、医療福祉相談室というものがあると思います(クリニックではほとんどない)。名前は各病院によって多少違うと思います。

医療福祉相談室とは?
 よろずやです。名前のとおり、何でも屋さんです。
 年金相談やら成年後見制度やら…医療行為以外なんでも業務範囲になります。
 スタッフは社会福祉士・精神保健福祉士がメインです。

 何でも相談してみましょう!労働相談でも良いし。年金相談でも良いし。税金の事。住宅ローンのこと。介護のこと。医師に話を聴いてもらえない愚痴でも(実は混んでいる3分診察の病院ではこのニーズがかなり多い…)。
患者がどんどん難しい相談をすることによって、相談室が機能してきます。たとえ上手にすぐに対応できなくても、前向きに取組んでくれれば、嬉しいではないですか!お昼の某番組の生電話お悩み相談よりは使えると思いますよ。

患者さんの力で育てて伸ばしていきましょう!(伸びて欲しい)。

と持ち上げましたが・・・現実は(はぁ~)

最初に病院に入ったとき、医療相談室が病院の何処にあるか分かる人います?
ほとんどの人が分からないと思います。しかも存在さえも知らない。
診察受けて医師に相談室で相談してくださいと言われても、場所が分からず、受付まで戻ってメモ書いてもらったら・・・
なんだか奥の方に部屋があって(お化けが出てきそうですね・笑)。
医療福祉相談室と書かれた部屋のドアの前に立つも・・・

 ノックして入るのも勇気が要りますね。患者の立場だと怖いですよね。
ドアが閉まっていては、何をしている人か見えない。

 旅行代理店、市役所の窓口、社会保険事務所、法律事務所、相談業務のお客さんを扱う所はみんなオープンのカウンター形式ですよね。必要に応じて別室を使います。お客さんに仕事している姿を見せれば安心させられます。

 何をしている人か見えない事は、相談する側からすると怖いんですね。大学の偉い先生の部屋ではありませんよね。もし、ドアの中でスタッフ間や常連の患者さんとで雑談して大笑いしていたら、うつ状態の時だと完全にアウトです。ドアをノックして入るだけでも大仕事になります。

相談する人が入りやすい、配置や場所や雰囲気が必要でしょうね。

 相談の幅を広げない相談室(お役所仕事)は、そのうちリストラされます。時間の問題でしょう。浮いた人件費で少しでも看護師増やした方が患者さんのサービス向上になります。


病院の何科に行けば?

2006-02-05 17:57:45 | 医療

こんにちは。くろねこです。
 前回、睡眠障害が2週間以上続いたらどこの医者に行けば良いのか?で、終わりました。
 もし身体症状が特にない場合は精神科・心療内科。身体症状を併発している場合は、まず内科で念のため検査をすることをお勧めします。内科的に何か異常があって、さらに、鬱症状が出ている場合、見落としにつながります。胸の締め付けなどがある場合も、パニック障害と決め付けないで、内科で検査をしてシロならば精神科・心療内科受診の流れです。

 自分の場合ですと、当時胸の締め付けの症状があり、後は軽い十二指腸潰瘍も併発でした。
 胸の締め付けは、狭心症の可能性もあるんです。かかりつけの内科の先生から大学病院に紹介状書いてもらって、色々と検査しました。負荷心電図もやりました。負荷心電図、聞きなれない言葉ですね。簡単に言うと、ウォーキングマシーンに乗り、15分程度ジョギングをしながら、心電図を取る検査です。トレットミルと言います。結局、狭心症の疑いは完全にシロでした。大学の先生曰く、狭心症の疑いの人でも半分以上はシロだそうです。ストレス性が多いということでした。で精神科を受診しました。
 医者選びも難しいです。これは何処がいいとは言えません。特に精神科・心療内科は先生との相性が重要なので・・・精神科や心療内科はテレビのイメージのためか、ゆっくり話を聞いてくれそうに見えますが・・・それは空想の世界です。
混んでいるクリニックや病院は基本的に3分診察と薬物療法と考えてください。もちろん、初診とか重い人には時間をかけます。安定している人を3分診察にして回さないと、物理的に全員の事、診察できないんですね。それだけ病んでいる人が多いんですね。私の通院先も基本的に2時間待ちの3分診察です。
どちらかといえば、話を聞いて欲しいという人には、空いているクリニックや病院に行った方が良いです。
なかなか難しい選択です。空いていてもヤブ医者では困ります。無意味に薬だけ増やしていく先生は辞めた方が良いです。
 女性の方でしたら、女性の医師が診察しているクリニックか病院が良いと思います。

 そうそう、最初から無資格で精神療法を名乗るカウンセラーの所には絶対に行かないでください。占い師と祈祷師も同様です。値段も高いし危ないです。心の弱みに付け込まれて最悪の結果になることもあります。心の空き間に入ってこられてお金だけが消えていく・・・になります。
 どうしても、最初からカウンセリングという場合は、医師の診察を受けて許可を頂いてから行きましょう。逆に、医師から紹介して頂くのもひとつの方法です。これが一番、間違いありません。