【１１００冊目】ベトナム戦争 誤算と誤解の戦場

kurogenkokuです。
１１００冊目は・・・。


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【kindle版】
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ベトナム戦争　誤算と誤解の戦場
松岡完　著　　中公新書


一昨年、ベトナムに二度出張し、同国の文化や歴史に関心があって本書を購入。とても読み応えのある本です。
「ベトナムはどうやってアメリカに勝ったのか」とか、そういう話ではなく、北ベトナム、南ベトナムの変遷から、その裏に絡む各国の思惑、ベトナムをけん引してきたリーダーの思想など、具体的にまとめてあります。

時代が進んだり、戻ったり、北の話になったり南の話になったりするので、状況を把握するのにとても困難なところがありますが、ベトナムという国の歴史や文化を理解するには相当な良書であることには間違いありません。

【目次】
第１章　米ソ冷戦の狭間で
第２章　解放者から征服者へ
第３章　北方の巨人の影
第４章　破綻する国家建設戦略
第５章　地域創造の論理
第６章　二つの「ネバー・アゲイン」