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企業経営理論(組織文化・活性化 part3)

今回は【組織間関係】についてとりあげます。

【組織間関係の類型】
組織間関係とは「企業組織間のネットワーク関係」のことを意味しています。
そして「組織間関係の類型」は以下のように纏めることができます。

(組織間ダイアド)
2つの組織間の関係を分析するモデルのことです。

(組織セット)
組織セットは以下の3つから構成されています。
①焦点組織
組織間関係の中心となる組織です。
②インプット組織セット
焦点組織に対して資源のインプットを行います。
③アウトプット組織セット
焦点組織によって加工されたものを受け取ります

(組織間集合体)
組織セットを構成する、①焦点組織、②インプット組織セット、③アウトプット組織セットに対し、直接的もしくは間接的に関係のある組織が含まれます。
よって構成される組織は無数ということになります。

(アクション・セット)
焦点組織は設定せず、関係それ自体が分析対象になります。

(組織間ネットワーク)
組織間ネットワークとは、今まであげた「組織間ダイアド」「組織セット」「組織間集合体」「アクション・セット」の上位概念として位置付けられます。


【分析モデル】
組織間関係の分析モデルとして以下の3つを覚えてください。

(資源依存モデル)
組織が不足している能力や資源を獲得するために組織間関係を形成する場合に用いられます。
この場合、前提として「自らの組織の自立性」を阻害するような関係は避けることが重要になります。

(組織正当性モデル)
組織が社会的規範や外部からの期待に一致した存在であることを示すために形成され、これにより組織イメージや威信を維持できるとしています。
そのため、いかに正当性を獲得できるかが戦略の中心になります。

(エージェンシーモデル)
依頼人(プリンシパル)と代理人(エージェント)の関係を述べたものです。
この場合、依頼人がどのようにして代理人の報酬を決定するかが重要になります。

   

以上で「組織文化と組織活性化」の分野は終了になります。
次回から「人的資源管理」の分野に入ります。

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