大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

これからの教育活動

2016年02月29日 | 労働者福祉

教育が重要であることはいたるところで聞かれます。
しかし現実はなかなか厳しくて思うようにいきません。

「語り部1000人PJ」をスタートさせてはや3年目。
あれこれと試行錯誤しながら「講師育成ゼミ」を開催してきましたが、かろうじて登録された「語り部(卒塾生)」はまだわずか29名です。
構想上は卒塾生(ゼミ生)による講演がいたるところで開催され、卒塾生による自主的な「講師育成ゼミ」も開催される予定でした。
卒塾生の話を聞いてみると日常の仕事に追われてそこまで手が回らないというのが現実のようです。
でも日常の仕事の中では大いに活かされているともお聞きしました。

先週、私がトライしていたふたつの教育活動が終了しました。
ひとつは毎月1回、終業後に開催してきた「静岡地域塾」です。
参加者5名による新たな対話会形式の研究会で、臨床心理士の協力を得て8ヶ月間継続しました。
心の奥にあるほんとうの気持ちが開示されるまではこれくらいの時が必要であることを実感しました。

もうひとつの教育活動は「語り部講師育成ゼミ(簡易版)」です。
1月の土曜日終日と、2月土曜日半日を使ったゼミに10名が参加してくれました。
当初の「語り部育成ゼミ」も専門コースとして今後も計画していきますが、普通の人が平日を9日間費やすことは至難の技。
その反省から生まれた簡易版ですが、なかなかの手応えを感じました。
ひとり一人の参加者の顔が見えるし、レベルも分かりますから、それなりの対応ができます。
写真は2回目に行われたゼミ生によるプレゼン講義風景です。
十人十色とはよく言ったものですが、実にバラエティに富んだプレゼンでした。

これからの教育活動のスタイルが見えてきました。
座学からワークや実践形式に…。
多数から少数相手の教育活動に…。
やらされ感から自発的な参加に…。
そしてなによりも継続すること…。