大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

マイナス金利の影響

2016年02月03日 | 経済
日銀のマイナス金利政策が波紋を呼んでいます。
大和総研によるとマイナス金利政策を先行して導入した欧州では、預金者からマイナス金利分のコストを徴収する取り組みが進んでいるそうです。

今朝の朝刊で金融機関の対応について追ってみました。

「日経新聞」
・大企業などの普通預金に口座手数料導入を検討。
 中小企業や個人に対しては定期預金の金利引き下げを検討。
                 (三菱東京UFJ銀行)
・3月に発行予定の10年物の新型窓口販売国債の募集を需要が見込めないとして中止。
                       (財務省)
・メガバンクの株価が1割近く下げ、生保株も下げがきつい。

「静岡新聞」
・ゆうちょ銀行は預貯金金利の引き下げが避けられない見通し。
・各銀行は「なるべく預金を増やさない対応」に動き始めた。

「朝日新聞」
・インターネット専用定期預金の受付中止。
                 (岩手銀行・荘内銀行)
・500万以上の定期預金と、ネット経由で預けられた100万以上の定期預金金利引き下げ。
                      (新生銀行)


バブル経済が崩壊の時は、いきなり日銀が金利を引き上げ、貸し出しの総量規制をしたために不動産や株の暴落が止まらなくなり、銀行は莫大な不良債権を抱えて苦しみました。
私の周りでも、投資目的で買った「億ション」がマンションに変わって大損したり、株の信用取引に手を出していて退職金を穴埋めに使ったり、家庭不和になり離婚した人たちの姿を見てきました。
その後のバブル崩壊で、日本中が大混乱し「失われた20年」に陥ったことは記憶に新しいことです。

マイナス金利!預金して利息を取られる!
生涯初めての経験ですから、これからなにが起こるのかをしっかりとこの目で確かめなければなりません。