歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

タリーズコーヒー

2007-05-30 23:19:29 | ニュース・雑感
タリーズコーヒーがコンビニでプラスチック容器入りで売られるのだそうです。
タリーズといえばコーヒーショップの中でも本格派の味で知られるブランドでしたが、コンビニに進出するとは意外です。缶コーヒーや、コンビニで売られているプラスチック容器入りのコーヒーは、コーヒーショップで飲むそれとは別物と考えていましたが、境界線があいまいになってきました。
利益を追求すると、本格派のコーヒーも清涼飲料水のようなものとして売られてしまうのは、少々寂しい気がします。

Stop the Clash of Civilizations

2007-05-29 23:56:33 | 動画
日本人にとってイスラームは縁が薄い宗教で、大半の方にとっては興味を持たずともなんら不便が生じないのが実状です。仮にイスラームやムスリムに対してなんらかのイメージを持っているとすれば、日本の文化から大きく隔絶した宗教、人々だ、というものでしょう。

しかし、欧米ではそうはいきません。9・11、そしてイラク戦争以来深まる一方の彼らとの軋轢、衝突をいかに無くしていくか。とりわけ欧州ではムスリムは身近な隣人であるだけに、これは重要な課題です。にもかかわらず、大半の欧米の人々がイスラームやムスリムに対して抱くイメージは、「古くさくて狂信的」といったように、日本人が抱くそれとあまり変わりがありません。逆に欧米に対してひどいイメージを抱くムスリムも少なくないようです。

中東などで絶えることのないテロを止めるために、まずは相互の理解を深め、そして政治を正すために行動しよう、というメッセージを伝えるビデオ”Stop the Clash of Civilizations”をたまたまYouTubeで見たのですが、実に良くできています。



グローバル化が進む中、日本人もイスラームやムスリムについていつまでも無関心ではいられないと思います。

コンピュータの調子がよくありません

2007-05-28 23:52:15 | 日常
家のコンピュータの調子がよくありません。もともと性能のあまりよくない廉価なパソコンなのですが、電源を入れるとウイルス対策ソフトの起動でえらく待たされ、新規にアプリケーションを立ち上げるたびにまたえらく待たされます。ネットも光回線のはずなのですが、体感速度はPHS並のような気がします。
新しいパソコンが欲しいところですが、まずはハードディスクの中をデフラグツールを使って掃除してみます。

湘南の公園探訪(7) 腰越ラッコ公園

2007-05-27 21:21:48 | 公園探訪

江ノ電鎌倉高校前駅は、「関東の駅100選」に選ばれた景観に優れた駅です。駅のホームから相模湾と江ノ島を望める優れたロケーションから、テレビやCMの舞台としても選ばれることが多い駅です。



この鎌倉高校前駅から50mほど離れたところにあるのが、「腰越ラッコ公園」です。


なぜ「ラッコ」なのかは不明ですが、周辺には「かつお公園」や「くじら公園」があるので、とりあえずこの手の小さな公園には海の動物にちなんだ名称を付けるのが命名の基準になっているようです。


海の眺めが良い公園です。遊具は小さな滑り台のみです。


公園前の踏み切りの風景です。


水飲み場はあるのですが、ご覧の通り止められてしまっています。これはサーファーが体やサーフボードを洗うのに使用してしまうため、水道代の負担に悩んだ鎌倉市が止めてしまったものと考えられます。残念な話です。


(評価)

ミニサイズの公園ですが、交通アクセス、景観に優れており、ちょっと一休みするには良い公園です。ただし、周辺住民や近所の鎌倉高校に通う高校生らの通り道と化しており、あまり落ち着かないのが難点です。

田んぼの学校(そろそろ田植え)

2007-05-26 22:29:50 | 自然

今日は快晴の下、田植えの準備作業を行いました。田んぼをなるべく平面にならすため、グランド整備に使う「トンボ」のような道具を使います。鏡のような美しい田んぼの水面、という風景を作り出すのは容易なことではないと実感しました。


苗床の稲はかなり大きくなりました。そろそろ田植えです。


田んぼの近くにある大きな桑の木には食べごろの桑の実がたくさん実っていました。

ブラジルの自動車CM

2007-05-25 00:54:14 | 動画
ブラジルを訪れた際、宿泊先のホテルでテレビを付けていると、子供も見るようなゴールデンタイムなのに、これはちょっとまずいんじゃないの?という番組やCMを見ました。
さて、これはFIATの新しいピックアップトラックのCMです。
車内で盛り上がっている男女。女性が男性にポルトガル語で何か囁きます。ハッとした男性、座席後部を探して取り出したのがビニール袋。こいつを座席にかぶせるのですが、どうも男性は大きな勘違いをしているようで女性は当惑した表情です。



ちなみに女性が男性に何を言ったのかというと、英訳すると"No Protection, No!"なのだそうです。。。実に開放的なお国柄ですね。

増える「海外で働く日本人」

2007-05-24 23:58:49 | ニュース・雑感
海外で駐在員として働く民間企業の人たちは何人いるのか、外務省領事局政策課「海外在留邦人数調査統計」で調べてみました。
それによると、2005年で同伴の家族を含めて39万人が民間企業関係者の長期滞在者として登録されています。この数字には政府機関の関係者、留学生、永住者は含んでいません。39万人、つまりちょっとした県庁所在地の都市の人口に相当する人々が、異国の地で働き、生活しているわけです。そして10年前からの推移を見ると、2000年以降に急増していることがわかります。2000年から2005年にかけて実に10万人も増えており、地域としてはアジアでの増加が目立ちます。
海外で働く日本人の数は、日本の企業活動の国際化が進む中、おそらくこれからも増え続けるでしょう。働き盛りの人たちがどんどん海外に出ていってしまうと日本経済が活力を失う、と危惧する向きもあるかもしれません。しかし、少子高齢化が進む中で将来有望なマーケットが国内には見えにくい中、海外で働いて外貨を稼いでくれる人が増えてもいいのではないでしょうか。
もちろん程度にもよりますが。。。

サウジアラビア王国政府公認の日本マンガ

2007-05-24 00:07:00 | Weblog
日本は言わずと知れたマンガ大国で、文化的に近いアジアだけでなく、欧米においても日本のMANGAは大人気、というのは周知の事実でしょう。文化の違いを超えて様々な人々に支持されるわけですから、日本のマンガが持つソフトパワーはたいしたものです。
世界中どこを探しても日本のマンガを受容しない国などない、と私は確信に近い思いを抱いています。それというのも、日本にとって世界で最も縁遠い文化的風土の国は厳格なイスラームの本家本元のサウジアラビア王国だと思うのですが、その駐日大使館のホームページで日本的なマンガでイスラームやサウジの文化が紹介されているのを知ったからです。


ほとんどがPDFファイルをダウンロードして読むことができます。


完全にレディースコミックです。


アラビア語のものもあります。

サウジの子供たちも「ドラえもん」を読んでいるのかなあ。。。

インドビジネスはいいことばかりなの?

2007-05-22 00:06:13 | Weblog
これだけ世間でインドが話題になっているのに、無視し続けるわけにもいかないなあ、と思い、インドビジネスに関する本を読んでみました。
Amazonで「インド」をキーワードに検索すると、かなりの量の本がヒットするのですが、ビジネス関係のものはタイトルからして脳天気なものが目立ちます。確かに成長市場なのかもしれませんが、「バスに乗り遅れるな」と言わんばかりにインド投資を煽るのはどうかと思います。

量的にはインド関連よりも断然多い中国ビジネス関係の本も、その手の「とにかく儲かる」系が多いのですが、幸いなことに中国についてはマイナス情報を伝える本も多いため、あの国でのビジネスのメリット、デメリットをじっくり検討することが容易です。マイナス情報本の中には、嫌中感情剥き出しで読むに耐えないものもありますが、悪化の一途をたどる環境問題、拡大する一方の貧富の格差、役人の底なしの腐敗、などなど、中国の負の側面について冷静に分析している良書が少なくありません。私は日本の中国研究の幅広さ、深さは世界的にも最高水準にあると思います。歴史的にもつき合いは長い国ですし、多くの企業が現地でビジネスをしており、多くの人間が行き来しているので、それも当然なのですが。

しかしこれがインドとなると、確かに仏教発祥の地であって古くから馴染みのある国なのかもしれませんが、ビジネスでのつき合いがある企業はまだ少数ですし、観光地として訪れるにしても日本人にとってはマイナーな存在なので、情報の蓄積が圧倒的に少ないのです。さらに、東京裁判でインド出身のパール判事が日本の戦争指導者たちを全員無罪とした歴史的事実を持ち出して、「インドは中国と違って親日的だ」と勝手に考える人がかなりいることも、インドは「良い国」だとする情報ばかりが我が国で流布する背景になっているのではないでしょうか。

私はインドに行ったことがありませんが、同じインド文化圏のネパールには学生時代に行ったことがあります。私にとって初めての海外旅行だったのですが、そこで受けたカルチャーショックは相当なものでした。日本では見たことのない凄まじい貧困と、商売人の強欲な商法に本当に気が滅入りました。そのとき私が受けた衝撃をインド旅行経験者に語ったところ、「何を言っているのか」という反応でした。インドを旅して回った後にネパールを訪れるとホッとするのだと言います。それだけインドは強烈なのだということだそうです。

話がそれましたが、我が国ではインドビジネスに関する書籍はプラス面ばかりを強調するものが目立つ現状に、私は危惧を抱きます。これらには嘘は書いてないとは思いますが、これからインドビジネスに乗り出すことを検討しようとしている人たちを読み手として想定するのであれば、インドのマイナス面もきちんと伝えるべきでしょう。
そんな中、これは読む価値がありそうだ、と思った本を3冊選んで読んでみました。

山田和「21世紀のインド人ーカーストvs世界経済」平凡社
島田卓「トヨタとインドとモノづくり」日刊工業新聞社
R.C.バルガバ「スズキのインド戦略」中経出版

いずれも書き手がインドでのビジネス、生活を長年経験した者ならでは内容です。「インド人は親日的」、「インドビジネスは有望」という話しか聞いていない方には、特に最初の山田和氏の本を一読されることをお勧めします。

理科実験教室プロジェクト(地域コーディネーター事業)

2007-05-21 07:48:08 | ものづくり・素形材
経済産業省のホームページを眺めていたら、理科実験教室プロジェクト(地域コーディネーター事業)という公募案件を見つけました(http://www.meti.go.jp/information/data/c70510aj.html)。「地元産業界の技術者やOB等を活用して、子どもたちが学ぶ理科と実社会を結びつけた理科授業の実施を支援」するのだそうです。さらに「地域の企業・NPO等の民間主体のノウハウやアイデアを活用して、特別講師の発掘や、地元企業の商品や技術と理科の授業の単元を結びつけたカリキュラムの作成、教育界・産業界等関係機関のネットワーク構築等、円滑な事業実施を支援」するとあります。
これは良い事業だ、と思うのですが、大丈夫かな、という不安も感じます。地元の子供たちに理科のおもしろさを伝えたい、という思いを抱いている企業の技術者の方々は、探せばかなりいるとは思います。しかしどの企業もマンパワーが限られ忙しい中、仕事の合間を縫って出前授業を行う余裕がどの程度あるのでしょうか(OBだったらこの点は大丈夫でしょうけど)。しかも単に出張授業をするだけでなく、「商品や技術と理科の授業の単元を結びつけたカリキュラムの作成」も行うとなると、これはちょっと負担が大きそうです。
前述のように、事業の内容は良いことですし、教育現場の期待も高いかと思います。私の不安が杞憂に終わればいいのですが。

公募期間が終了すると削除されてしまうかもしれないので、下に公募の概要をコピペします。

>平成19年度「理科実験教室プロジェクト(地域コーディネーター事業)」に係る委託先の公募について
>
>平成19年5月10日
>経済産業政策局
>産業人材参事官室
>
>1.委託事業の概要
>
>(1)委託事業の趣旨
>近時、将来の我が国産業界を支える子どもたちの理科離れが懸念されています。そこで、経済産業省では、文部科学省と連携の下、地元産業界の技術者やOB等を活用して、子どもたちが学ぶ理科と実社会を結びつけた理科授業の実施を支援します。
>具体的には、文部科学省が所管する(独)科学技術振興機構(以下、「JST」という。)が、原則として全国の都道府県・政令指定都市を対象に、外部人材を〓「理科支援員」(教員OB、大学院生等)、〓「特別講師」(企業技術者等)として、小学校に配置します(「理科支援員
>等配置事業」http://gakushu.tokyo.jst.go.jp/scot/)。
>経済産業省では、「理科支援員等配置事業」実施地域の中で、さらにモデル地域を指定し、地域の企業・NPO等の民間主体のノウハウやアイデアを活用して、特別講師の発掘や、地元企業の商品や技術と理科の授業の単元を結びつけたカリキュラムの作成、教育界・産業界等関係機関
>のネットワーク構築等、円滑な事業実施を支援します。
>なお、本事業は、原則として、JSTが実施する「理科支援員等配置事業」における、「特別講師」への謝金支払い等を前提に成立する事業であり、同事業の実施地域において、地域の教育委員会と連携して実施いただくものです。
>
>(2)委託事業の内容
>民間のノウハウやアイデアを活用して、地域の教育委員会や産業界等と連携し、円滑な事業実施を行う企業・NPO等に対し、JSTの「理科支援員等配置事業」と連携して実施する以下のような事業を委託します。
>〓から〓を実施した上で、〓から〓については、地域の実情に応じて、取捨選択した提案とすることも可能です。
>
>〓円滑な事業実施のために、企業等の地元産業界、教育委員会や学校等の教育界、保護者など、地域関係者の協力体制の構築及び調整を行う。
>〓地域の教育委員会が、小学校に特別講師を円滑に配置できるよう、小学校5、6年生の理科の授業に登壇し、実験等を行える企業技術者等の特別講師を発掘する。
>〓小学校5、6年生の理科の単元に整合する形で、実験等を盛り込み、地元産業界のニーズに合わせた理科授業プログラムの開発・改善を行う。
>〓委託事業実施にあたり、地域の産業界、教育界、児童生徒などの実情・ニーズを調査し、事業内容に反映する。
>〓実施校など、事業実施地域の教育関係者等に対し、プログラムの理解及び実施促進のための講習等を行う。
>〓産業界や教育界等地域の関係者に対し、本事業への理解・協力を促進するため、事業実施地域等への情報提供や成果報告会、説明会などの開催による積極的な広報を行う。
>〓その他、事業の遂行のために必要となる事業。
>
>※なお、原則として、委託事業の中で開発した教材・プログラムによる収益事業を行うことは認められません。
>※全国への普及・展開の観点から、本事業で開発したプログラムについては、原則公開とします。
>
>(3)委託事業の実施期間
>委託事業の実施期間は、委託契約に定める期間(最長で、平成20年3月31日まで)とします。
>
>(4)委託費の規模
>総額約1.0億円の予定です。採択予定件数は、全国で10件程度の予定です。
>1件当たりの委託費は、地域の産業界や教育界との連携状況やモデル事業を実施する学校数、地元企業の商品や技術と理科の授業の単元を結びつけた理科授業のモデル性等を勘案して決定する予定です。そのため、委託費の金額が提案の金額と同じになるとは限りません。