歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

上空から見た私たちの大地

2007-09-30 21:30:37 | IT,インターネット
ifun.ruというロシアのジョークサイトがあります。ロシア語のみで文章はちんぷんかんぷんなのですが、画像が中心のサイトなので文章の意味がわからなくても十分楽しめます。この手のサイトではよくありがちなことですが、エロ画像がやはり多いです。しかしながら、その一方で思わず目を見張る芸術的な画像も多くアップされている点がこのサイトの大きな特徴です。
以前、ロシアは非日常的な闇と美が併存する不思議な国であることをこのブログで書きましたが(こちら)、このサイトはそんな意味で実にロシア的です。またエロ画像も日本のそれとはかなり趣が異なり、中には芸術性が高いものも見受けられ、ロシア人の美意識の高さがうかがえます。

そんなサイトで見つけたНаша Земля с высоты(上空から見た私たちの大地)というタイトルが付いた写真です。大自然の造形の神秘に思わずため息をついてしまいました。









写真の続きはこちら。ただし脇にエロサイトの広告バナーが貼り付けてあったりするので、鑑賞する際には周囲に注意した方がよいと思います。

「不気味の谷」と初音ミク

2007-09-30 17:11:58 | IT,インターネット
「いかにもロボット」な姿をして、ちょっとコミカルな動きをするロボットには、人は違和感無く接することができます。また、人間そのものに対しても、(相手にもよるかもしれませんが)人は違和感無く接することができます。しかし、中途半端に人間らしい姿をして、中途半端に人間らしい動きを見せるロボットに対しては、不気味だという印象を持ってしまいがちです。これを不気味の谷といい、ロボット工学の権威である東京工業大学名誉教授の森政弘氏が提唱した概念なのだそうです。
ところで、初音ミクという音楽ソフトが爆発的な人気を呼んでいます。これは、ユーザーがプログラムした音楽と歌詞にあわせて、バーチャルの女性ボーカリストに歌わせることができる、というものです。ソフトの完成度の高さと声がなかなか「萌え」なことから人気を呼び、このソフトによって作られたハイレベルな作品がネット上にアップされています。たとえば、初音ミクが歌う「はじめてのチュウ」を聞いてみましたが、これまで聞いたことがあるコンピュータによるボーカルとは段違いのクオリティです。
しかし、やはり時折どこか違和感を感じる箇所があります。初音ミクが「不気味の谷」を超えるには、まだ少し解決すべき課題が残っているように思います。




ちなみに初音ミクの作品はほかにも以下のようなものがあります。
初音ミクにもののけ姫を歌わしてみました。
VOCALOID2 初音ミクに「鳥の詩」を歌わせてみた
初音ミクに冒険でしょでしょ?を歌わせてみた

こんなこともできるんですね。
初音ミクたちに六甲おろしを歌っていただきました
初音ミク3パートで般若心経木魚付き

やっとパソコンが直りました

2007-09-29 01:37:20 | 日常
完全におかしくなったパソコンにお手上げ状態が続いていましたが、コンピュータに強い会社の同僚の協力を得てようやく復活しました。これでブログもこれまでのペースで更新できそうです。
しかしシステムのリストアはできず、結局フォーマットを余儀なくされました。おかげでこれまでのデータがパァになりました(泣)
今後はなるべくデータはオンラインストレージなどにバックアップを取っておこうと思います。

タイの金型産業(雑誌記事より)

2007-09-26 23:25:51 | 海外ものづくり事情
 大きな日本人社会が形成されているバンコクでは、日本人向けの情報誌も充実しています。情報誌は硬軟いろいろですが、その1つであるビジネスマン向けのInfo Biz THAILANDが 「タイの金型産業」という特集記事を掲載していました(コピーを入手)。タイの金型関係者(金型協会、工業省、大学教授)が自国の金型産業についてインタビューに答えているのですが、知らなかったことも多く触れられていて勉強になりました。
 以下、「へぇ」と思った点を記します。

(1)タイの金型産業のトップクラスは全体の5%で、そのほとんどが日系企業。この5%の投資総額は残りの95%のそれよりも大きい。

(2)タイ工業省の1部局である裾野産業開発部(BSID)の前身は、金属加工機械工業開発研究所(MIDI)。MIDIは日本政府の無償資金協力で設立され、1986年から5年間にわたって日本からMIDIへ鋳造、熱処理などの技術移転が行われた。

(3)これまではタイ政府は金型産業に対する理解は低かったが、最近では育成すべき産業としての認識が高まっている。2004年に金型産業の人材開発等に関するプロジェクトがスタートし、5か年の計画で進められている。総予算は16億9000万バーツ(67億円強)。

(4)金型について教えている大学は、キングモンクット工科大学トンブリ校、同プラナコンヌア校、スラナリ工科大学、ラーチャモンコン技術大学。キングモンクット工科大学トンブリ校に金型学部ができたのは1992年で、毎年80人の新入生を迎えている。

 ローカルメーカーの規模は小さいとはいえ、政府が産業の育成に力を入れ、金型について教える大学も複数あるわけですから、タイの金型産業のこれからが期待できるのではないでしょうか。地味な存在ながら機械工業の基盤である金型産業の育成を日本が主として支援し、実を結ぼうとしていることは、日本の国際貢献の成功例として誇ってよい事例であるように思います。


タイ人にとって特別な色

2007-09-24 22:36:15 | 海外ものづくり事情
 タイの金型協会(Thai Tool and Die Industry Association)と鋳物人組合(Thai Foundrymen's Society)のダイレクトリーをパラパラ見ていたのですが、広告などで強調している箇所にはやけに黄色が多用されていることに気が付きました。また写真は鋳物人組合の年次総会の模様ですが、組合の幹部たちはみんな揃って黄色のポロシャツを着ています。私も以前バンコクを訪れた際も全員お揃いの黄色のTシャツを着たタイ人の団体(何の団体かは不明)に出会いましたし、どうも黄色はタイ人にとって特別な色のようです。おそらく仏教や王室が関係しているのでしょう。
 そういえば日本にも黄色をコーポレートカラーにしていることで有名な工業用ロボットメーカーがありますが、黄色の効用もあってタイ市場への参入はきっとスムーズにできたでしょうね。

タイの素形材業界のダイレクトリー

2007-09-23 22:58:45 | 海外ものづくり事情
 また近いうちにタイの金型メーカー、鋳物メーカーなどを訪問することになりそうです。そのための下準備をしているのですが、その中でタイ金型工業協会(Thai Tool and Die Industry Association)とタイ鋳物人組合(Thai Foundrymen's Society)のダイレクトリーを入手しました。両者ともに1989年から90年にかけて設立された歴史の浅い団体ですが、最近のタイ経済の好調ぶりもあって活発に活動しているようです。
 さて両方のダイレクトリーともに立派な装丁でカラー写真入りのページも豊富にあり(企業広告も多いですが)、日本の金型工業会や鋳造協会の質素なそれとは比較になりません。また、日本と大きく異なると思ったのが、ほとんどの内容はタイ語だけでなく英訳が併記されていることです。企業の名簿だけでなく、冒頭の大臣や代表者の挨拶、業界の動向分析なども全文英訳付きです。おそらく国外のユーザー、国内の外資系ユーザーを念頭に置いた措置なのでしょう。これは国内のユーザー産業にのみ目を向けがちな日本の素形材業界ではあまり見られないことです。
 日本の素形材業界もいずれ積極的な英語対応が求められるような気がします。

秋の味覚キャンペーン

2007-09-21 08:35:04 | 日常
神田駅前でもらったドコモショップのティッシュです。携帯を買うとお米がプレゼントされるのだとか。携帯キャリア各社はユーザー獲得に必死ですね。
しかしビジネス街で重たいお米をもらっても持ち帰りに苦労しそうです。

ファミリー鉄道展

2007-09-20 07:46:42 | 日常
開業80周年を迎えた小田急が10月20日、21日に「ファミリー鉄道展」のイベントを開催するそうです。まだ先の話ですが、息子を連れて行ってみようかと思います。
何かで読んだのですが、小田急ロマンスカーは我が国における電車特急の先駆け的存在で、東海道新幹線の開発にも影響を与えたのだとか。鉄道技術の歴史を知る上でも面白いイベントかもしれません。