歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

モンゴルの七不思議

2009-01-30 01:17:38 | Weblog
 モンゴルの情報ポータルサイトを眺めていたら、こんな記事を見つけました。

モンゴルの七不思議をモンゴル国民の意見で選択することになる(2009-01-27、Olloo.mn)

(以下引用)
モンゴルの七不思議をモンゴル国民の意見で選択することになる。 モンゴル大統領官房、自然環境観光省、モンゴルの観光連盟が共同でこの活動を主催することになった。
地方や町の個人、また企業が、自然の美しいところや、モンゴル人が昔から現代までに作った遺物や作品を「モンゴルの七不思議」の候補とする。候補としてあげる作品や遺物、また自然の美しいところは、どれもモンゴルの観光地や貴重な遺物であるということが条件とされている。現在、地方の珍しい構造を持つ30箇所、また、50点の作品が候補として挙げられている。これらから、選ばれた7不思議を、エンフバヤル大統領は2009年2月20日に、国民に対して発表すると言うことである。
(引用終わり)


 日本で七不思議といえば学校の怪談話ですけど(夜中に音楽室のピアノが鳴り出すとか、理科室の人体模型が動き出すとか。。。)、モンゴルでは優れた景観などが選ばれるんですね。
 モンゴルと同じ意味での「日本の七不思議」を日本政府が募集したら何が選ばれるでしょう。私だったら富士山に一票を入れるかな。姿が美しいだけでなく、日本の山の中では群を抜いて高い山ですから。

モンゴル大使館に行ってきました

2009-01-30 00:45:26 | Weblog
先日の火曜日、モンゴル大使館で開催されたモンゴル商工会議所会頭の来日歓迎パーティーに招待されたので行ってきました。


大使館の入り口です。渋谷区松涛の高級住宅街にあるのですが場所が非常にわかりづらく、たどり着くのに結構難儀しました。


パーティー会場の模様です。モンゴル人は見た目が日本人そっくりで、どなたが日本人でどなたがモンゴル人なのか、よくわかりません。モンゴルについては関心を持つ政治家も多く、衆参両院から計4、5名の方が来賓として来られていました。
また、特別ゲストとして元プロボクサーの渡嘉敷勝男さんが招かれていました。モンゴルから有望なボクサーを招いてチャンピオンとして育てたい、日本とモンゴルの関係が一層深まり発展することを期待したい、と挨拶されました。テレビではとぼけたキャラクターで知られる渡嘉敷さんですが、実際にお会いしてみるとスポーツマンらしい実直な方でした。


モンゴル料理です。
一言で言えば派手なところがないとても素朴な料理で、日本人の口にも合うと思いました。

パーティーにはモンゴルビジネスに携わる、または関心を持つ民間企業の方が100名以上来られていましたが、ほとんどが中小企業、または個人企業の方のようでした。モンゴルは人口わずか250万人の小国で(国土は日本の4倍近いのですが)、ロシアと中国に挟まれた内陸国ということで、なかなかビジネス環境は厳しいとは思いますが、ビジネスチャンスをモンゴルに求める中小企業の方々が多数おられることにちょっと圧倒されました。

労働者はどこまで保護されるべきか

2009-01-26 20:35:14 | Weblog
 世界的な不況の中、我が国の失業情勢は深刻さを増しています。一方で生活必需品は原材料価格が高騰していた頃からさほど安くなってはいませんから、失業者の方々はかなり厳しい生活を強いられています。こうした状況の下、大企業は内部留保を取り崩して派遣労働者を正社員化せよ、国民に負担を強いる消費税を廃止せよ、と主張する日本共産党が支持率を高めているのは自然な流れであると思われます。
 私は資本家でもなく高額所得者でもない、ごく普通の労働者の一人にすぎません。このため労働者のためになる政策は喜ばしいことなのですが、あまりに労働者を保護する政策には賛同しかねます。

 世界にはこんな国があります。

 労働者の賃金引き下げは憲法違反です。
 その他労働者の既得権益を侵すことは憲法違反です。
 生活必需品が値上がりしそうになると政府が商店主に圧力をかけて値上げを凍結させます。
 電気ガスなど公共料金も政府が価格を凍結させます。


 これは南米第二の大国、アルゼンチンの政策です。労働者にとっては夢のような政策に見えますが、決してそんなことはありません。

 労働者の権利が過剰に保護された結果、企業は採用に消極的にならざるをえません。しかしそうはいっても企業は人手が欲しくなりますし、仕事にありつけない貧しいアルゼンチン人はたくさんいます。この結果、アルゼンチンで増えているのが「ネグロ」と呼ばれる低賃金の違法就労です。ある程度賃金が低下したり、やむを得ない事由により解雇もありうることを労働者側は容認することで、法により守られた雇用の増加を促した方が多くのアルゼンチン人にとって幸福ではなかったのではないでしょうか。
 また、生活必需品の価格統制と公共料金の凍結も問題が少なくありません。コストが上がっているのに値上げができないと、企業はこれまでの投資の回収が難しくなりますし、製品やサービスの付加価値向上のための投資もできません。この結果、アルゼンチンの人々は良い製品、サービスに接する機会をかなり失ってしまっています。

 この国は20世紀初頭までは豊かな農業生産に支えられた世界有数の経済大国だったのですが、軍の政治への介入を招いたり、経済が破綻して借金大国になったりで、今ではすっかり経済的地位が凋落してしまった歴史を持つちょっと珍しい国です。アルゼンチンが経済大国の地位から滑り落ちてしまった背景には、欧州の穀物市場を米国に奪われたなど様々な要因があるのですが、ペロン党という左派政党が長期にわたって政権を握り、労働者を過剰に保護する政策をとり続けてきたことも大きな要因であるように思われます。

 労働者はどこまで保護されるべきなのでしょう。弱者がほとんど省みられないアメリカのような社会もどうかと思いますし。現在の日本が割と理想に近いような気もしないでもありません。

(アルゼンチンの政治経済情勢については、在亜日本商工会議所「亜国政経概況」(第21回日亜経済合同委員会資料・2006年9月)を参考にしました)

筒井康隆のラノベ

2009-01-23 07:15:04 | Weblog
 筒井康隆がライトノベルを書き始めた、しかも挿し絵を担当しているのが「涼宮ハルヒの憂鬱」のいとうのいぢである、というニュースを今更ながら知りました。

(以下引用)
 SF作家の筒井康隆さんが23日、新作「ビアンカ・オーバースタディ」の発表を記念して、挿絵を担当したイラストレーターのいとうのいぢさんとともに、東京・秋葉原の有隣堂書店ヨドバシAkiba店でサイン会を開いた。新作は筒井さん初のライトノベルと言われているが、筒井さんは「ジャンルとか気にしないで、若者を喜ばせたい。楽しんで読んでほしい」と相好を崩していた。
(中略)
 サイン会に先立っていとうさんと会見した筒井さんは「『時をかける少女』は40年前に若者向けに書いた小説だったが、若者向けの娯楽小説というのは本質的には今も昔も変わっていない。今回は原点に戻ってきた感じ」と満足そう。気になる4話以降については「構想している。ビアンカの妹で、『ハルヒ』の朝比奈みくるのような可愛い女の子が登場するので、絶対楽しいはず」と期待を持たせた。筒井さんの大ファンだといういとうさんは「オファーをもらったときは信じられなかったが、パワーにあふれた原稿を読ませてもらって楽しく仕事が出来た。いつもとは違うイラストになっているので注目してほしい」と話していた。
(引用終わり)
出所:筒井康隆:「若い人を喜ばせたい」 最新作「ビアンカ・オーバースタディ」でサイン会 (毎日)

 70歳を過ぎて「ハルヒ」を意識して執筆しているとは。すごいな。

 中学生の頃に彼の作品をかなり読んでいた私としては興味が沸き、いとうのいぢの美少女画が挿し絵だから「時かけ」みたいな話なのかな、と思いきや、さにあらず、エロ要素満載なハチャメチャなSFのようです(詳しくはこちら)。そっちの路線においては過去に彼は多くの作品を残していますが(「郵性省」には爆笑したものです)、まさかいとうのいぢとのコラボでこれをやるとは、さすがは巨匠、ただ者ではありません。

 瀬戸内寂聴がケータイ小説を執筆したことにも驚きましたが、筒井康隆のラノベの執筆(それもラノベの常識を覆すような破壊力をもって)も、大物作家の若者文化への挑戦という文学界におけるちょっとした事件でしょう。文庫本が出たら買って読んでみようかと思いますが、それこそ家族に見つからないようにしなければならないですね。

エースコック スーパーカップ「豚キムチ」

2009-01-22 21:32:57 | Weblog
 いよいよ年度末、残業のお供にカップめんを食べる機会が増えそうです。

 にもかかわらず最近は会社の残業規制が強まっており、あまり深夜残業をすることは許されるような雰囲気ではありません。しかしどういうわけか、早朝出社は不思議なことに規制されないようです。
 公共交通機関で遠距離通勤する私にとっては早朝出勤はちょっと難しいのですが、いつもより早く出勤して仕事量の多さに対応するよりほかなさそうです。

 ちなみにこのカップめんのお味は、可もなく不可もなくといったところでした。

ベトナム政府の花嫁斡旋事業

2009-01-21 22:09:54 | Weblog
 英BBCニュースによると、ベトナム政府が花嫁の斡旋事業に乗り出すのだそうです。

* Vietnam state to run bride agency *
Vietnam says it is planning to set up an official matchmaking agency for marriages between Vietnamese women and foreign men.
Full story:http://news.bbc.co.uk/go/em/-/1/hi/world/asia-pacific/7817818.stm

 ベトナムには美人が多いです(断言できます)。彼女たちは概して小柄ですがスタイル抜群な方が多く、体の線にぴったり合った民族衣装のアオザイを着てニッコリ微笑まれたりしたら、もうそれはそれは(以下自粛)。しかもベトナム女性は大変な働き者と来ています。彼女たちにすっかり魅了されてしまう外国人男性は多く、現地の駐在員の方のお話によると、ベトナムに駐在になった日本人独身男性の約9割がベトナム女性と結婚するのだとか。

 さてベトナム女性を花嫁に、というニーズは特に韓国、台湾の男性の間で高く、両国の男性による花嫁募集のベトナムツアーが盛んに行われています。一時期日本でも盛んだったフィリピン花嫁募集ツアーでも見られたように、韓国、台湾でベトナム女性が不幸な境遇に置かれてしまう例が少なくないため、ついにベトナム政府自身が花嫁斡旋事業に乗り出した、ということだそうです。
 政府がこのような事業を規制するということであれば理解できるのですが、政府自身が仲介事業を行うというのはどうなんでしょう。少なくとも、この国営事業はベトナム政府が自国の女性を保護することがあくまでも目的であって、斡旋事業を通じて外貨を獲得することが目的ではないことを願いたいと思います。

タイのローカル金型メーカーを訪問しました

2009-01-20 23:22:40 | Weblog

 タイ出張で訪問したローカル金型メーカーです。


 親会社はタイ有数のプラスチック成形メーカーです。ただし親会社の仕事はあまりやっていないようで、主に自動車部品を中心とする日系企業に金型を供給しています。


 社長は親会社の会長が兼務していますが、実質的な経営は日本人の副社長に任されています。このため工場の中の雰囲気がまるで日系企業のようでした。タイの優れたローカル企業にはこういったパターンの企業がほとんどです。


 工場内ではマシニングを担当する女性の姿が多く見られました。この点は日本とは違うと思いました。タイの女性は本当に働き者です。

モバイルPCのバッテリーの進化に期待したい

2009-01-19 23:15:56 | Weblog
 SONYがリリースした新しいモバイルPCのType Pが話題になっているようです。CMのようにジーンズのポケットに入れて持ち歩く人はまずいないと思いますが、魅力的なサイズ、デザインのPCだと思います。

 しかしPCをはじめとするモバイル機器の進化は目覚ましく、CPUの処理速度はどんどん早くなり、メモリに至っては驚異的に安く大容量化しているのですが、バッテリーはこれらの進化になかなか追いついていないように思います。Type Pもそうですが、多くのモバイルPCのバッテリー駆動時間はフルに使えばせいぜい数時間程度ですから、地方出張の時などは必ずどこかで充電したくなります。駅などの公共スペースの電源コンセントで勝手に充電したのを見咎められたサラリーマンが、盗んだ電気は数円程度とはいえ窃盗罪で捕まってしまったというニュースが以前報じられたことがありましたが、バッテリーの容量がもっとあればこんな真似をしなくて済んだのに、と私は彼に同情してしまいます。

 モバイル機器の機能が充実する中、バッテリーに対する負荷は高まる一方です。バッテリーの長寿命化に向けた新技術として、小型の燃料電池の開発が進められていますが(たとえばこちら)、これらが早期に商品化されることに期待したいと思います。