歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

「みたいな」

2008-09-27 01:13:29 | Weblog
 書き手は携帯電話で執筆し、読み手ももっぱら携帯電話で読む「ケータイ小説」は、既に文壇の1ジャンルを確立しているとのこと。私はこれまで読んだことがなかったのですが、25日に「第3回日本ケータイ小説大賞」を受賞した作品「あたし彼女」がネット上で公開されている(こちら)ので冒頭の箇所のみ読んでみました。

(以下「プロローグ」を引用)
アタシ

アキ

歳?

23

まぁ今年で24

彼氏?

まぁ

当たり前に

いる

てか

いない訳ないじゃん

みたいな

彼氏は

普通

てか

アタシが付き合って

あげてる

みたいな
(引用終わり)


 これは確かに「こんな小説読んだことない」と思わせる衝撃度がありますね。正直言って私は面白いとは感じませんでしたが、「ケータイ小説」がブームになるのは多くの日本人が携帯電話という新しいメディアに柔軟に対応した結果であり、そこには日本文学の進化の可能性も秘められているように思います。
 しかし、なんじゃこりゃ、日本語の崩壊だ、と嘆く方々も多いでしょうし、多くの文化人はまともに評価はしていないようです。そんな中、作家の瀬戸内寂聴氏(86歳)が自ら「ケータイ小説」を書いていたということを知り、ちょっと驚きました。作品は源氏物語の一部をモチーフにした恋愛小説で、「ケータイ小説は日本の文学を悪くすると言われていますが、読まれているのには理由があるはず。なぜ読まれるのか知りたくて書いてみた」のだそうです(こちら)。


さすが

瀬戸内寂聴さん

偉いな

みたいな


 某巨大掲示板では「あたし彼女」が「みたいな」を連発している点を揶揄する書き込みが目立ちます。私も違和感を覚える表現ですが、考えてみると自らの思いをなるべくストレートに伝えようとしないのは日本人の古来からの習性です。「みたいな」を多用するいまどきの女の子もそんな古い日本人のDNAをしっかり受け継いでいると言ってよいでしょう。

 ただし、思いを曖昧に表現するだけならともかく、本来厳密に表現すべき数量まで曖昧に表現するのは困りますね。「とりあえずビールね。あと、焼き鳥。えーと5本ぐらいね。」とか、「これ焼いといて(注:コピーせよ、の意)。10部ぐらいね。」といった表現を多用するオジサンは、「みたいな」を多用する女の子を批判する資格は無いように思います。

上半期も終わり

2008-09-25 22:29:32 | Weblog
 早いもので今年の上半期も終わりですね。
 年度末の忙しさは毎度のことですが、今年は上半期末のこの時期も妙に忙しいような気がします。9月末までにやらなくてはならない案件が山積みなので、この週末は果たして休めるかどうか。

ブログの価値

2008-09-23 01:10:04 | Weblog
 最近どうもぐだぐだな内容になってしまっている私のブログですが、果たしてどの程度の価値があるものなのでしょう。ブログのURLを入力するとその価値を測定して金額で表示するサイトがあったので、試しにやってみました。

My blog is worth $5,080.86.How much is your blog worth?



 私のブログの価値は約5,000ドルという結果が出ました。そんなに価値があるものですかねえ。
 どのような技術で測定しているのかはわかりませんが、世間で「アルファブロガー」と呼ばれている方のブログのURLを入力すると、私のブログとは桁違いの金額が表示されるので、アクセス数やコメント数などをもとに測定しているのでしょうね。

 ブログでお金儲けをする意図はないので、このサイトで表示される金額がいくらであろうと気にしないつもりでしたが、なんらかの価値があることが示されたようで少し嬉しくなりました。 

マルちゃん「あつあつ豚汁うどん」

2008-09-22 22:08:03 | Weblog
 今夜も(以下略)
 「こだわりのつゆ」をうたうだけにスープは確かに美味でしたが、具は貧弱そのもの。パッケージの写真に騙されてしまいました。材料高騰の影響でしょうか、最近のカップめんの新製品は具の量が減らされているように感じます。

財団法人経済産業調査会 編「飛翔 航空機産業公式ガイドブック」

2008-09-21 22:57:56 | 読書
 財団法人経済産業調査会 編「飛翔 航空機産業公式ガイドブック」を読みました。

<以下内容紹介より抜粋>
 この本は、航空機産業の振興に力を入れる経済産業省、主要航空機メーカーである三菱重工業、IHI、川崎重工業、富士重工業、新明和工業のそれぞれの航空機担当者がこれからの航空機戦略を詳細に語っており、まさに我が国航空機産業、航空機産業政策全体を紹介する公式ガイドブックと言えるものである。


 コンパクトな本書は、日本の航空機産業の概略を知るには適しています。ただし内容は希望的観測を多く含んだ「産官の公式見解」であるものと考えたほうが良いように思います。だからこそ「公式ガイドブック」というタイトルなのかもしれませんが。

 日本の航空機産業は部分的には基礎技術に優れているものがあっても、全体を統合して設計・製造する技術(インテグレーション技術)やマーケティングなどについては経験の点で欧米に大きく見劣りすることは否めません。また、中国、ロシアといった国々も航空機産業の育成に力を入れている点も日本にとっては脅威でしょう。このほか、莫大な開発費が必要で投資を回収するには長い年月を必要とするなど、航空機産業には特有のリスクが伴います。本書はこうした厳しい経営環境や事業リスクについての突っ込みがどうも甘く、夢が先走っている印象を受けます。

 次世代の重要戦略産業として航空機産業を飛翔させたい、という経済産業省と重工メーカーの思いはわかりますし、私個人もできればそうなって欲しいと願っています。しかし、国を挙げて取り組むべき重要な事業であるからこそ、しっかりとしたリスクマネジメントを行って欲しいと思います。

合併しない町の工業力

2008-09-20 22:35:06 | Weblog
 ふと日本の町村のことが気になり、平成18年工業統計表「市区町村編」データ (経済産業省経済産業政策局調査統計部)で「製造品出荷額等」順に町村をソートしてみました。日本一の製造品出荷額等を誇るのは愛知県額田郡幸田町で、その規模は宮崎県よりも多く、長崎県にも迫っています。このほか上位にランクインしている町としては、福岡県京都郡苅田町、愛知県西加茂郡三好町、栃木県河内郡上三川町、滋賀県蒲生郡竜王町、群馬県邑楽郡大泉町、山口県玖珂郡和木町などがあり、製造品出荷額等は高知県、沖縄県のそれを上回ります。
 これらの町は三井化学の企業城下町の玖珂郡和木町を除き、すべて大手自動車メーカーの工場が立地する町です。地方自治体が自動車産業の誘致に熱心なのもうなづけますね。

すごい雨

2008-09-19 23:53:05 | Weblog
今夜も遅くまで残業だったのですが、台風がいよいよ関東に接近したようで外はすごい雨です。
体が濡れるのは構わないのですが、鞄の中の本が濡れるのは避けたいです。濡れると本がひん曲がってしまうんですよね。。。

JR貨物時刻表

2008-09-17 22:38:18 | Weblog
 物流の調査を担当している同僚の机の上に「JR貨物時刻表」が置いてあるのが目に留まりました。その存在については聞いていましたが、実物を手に取るのは初めてです。
 パラパラ眺めてみたのですが、聞いたこともない駅(貨物専用駅)が載っていたり、折り込みでダイヤ表(業界用語で「スジ」と言うんでしたっけ?)が入っていたり、なかなか興味深い資料です。
 また一般の時刻表とは異なり、この時刻表は読者による貨物列車の投稿写真のページが大変充実している点がユニークだと思いました。コアな鉄道マニアから熱く支持されていることがうかがえますね。

県立辻堂交通公園のペダルカー

2008-09-14 11:57:17 | 公園探訪
 昨日、子供を連れて県立辻堂交通公園に遊びに行きました。ここではいろいろな自転車を無料で貸し出してくれるのですが、幼児用のペダルカーがいつの間にやら青いトヨタのセルシオから赤い日産フェアレディZに変わっていました。先代のトヨタ車は大型で重量もありデザインも正直言ってやぼったかったのですが、新しいフェアレディはコンパクトで操作性もよくデザインも実車をかなり再現しており、インパネにはドリンクホルダーまで用意されいています。
 調べてみると、これを作っているのは愛知県の株式会社ミズタニという会社です。ペダルカーの商品ラインナップを見ると、フェアレディだけでなく、トヨタ2000GTやレーシング仕様のスカイラインなどもそろえられており、なかなかいい感じです。

日清食品「どん兵衛 京風うどん」

2008-09-12 22:25:05 | Weblog
 今夜も(以下略)
 「あっさりつゆにノンフライ麺」が売りなのですが、正直言ってイマイチでした。麺が熱湯を注いで3分では堅すぎるような気がします。具が少ないのもポイントが低いです。日清食品のカップめんは概して満足度が高いのですが、ノンフライ麺タイプの商品については私個人としては「ハズレ」であるように思いました。