歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

帰国しました

2007-03-31 17:54:24 | 海外ものづくり事情
タイ、マレーシア、インドネシア3カ国の出張を終え、今朝帰国しました。当初は現地でブログを投稿するつもりでしたが、通信事情があまりよくないことと、やはり夜はついついビールを飲んで寝てしまうという意志の弱さにより、断念せざるを得ませんでした。
後日、現地で見聞したことを投稿していきたいと思います。

タイのピックアップトラック

2007-03-23 23:03:56 | 海外ものづくり事情
移動中に立ち寄ったガソリンスタンドの駐車場で、食材を載せて移動販売しているピックアップトラックの姿を見かけました。タイでは日常的な光景です。
バンコクを離れて地方に行くと、走っている車の半分以上はピックアップのような印象を受けます。

バンコクからナコンラチャシマへ

2007-03-22 07:27:01 | 海外ものづくり事情
 バンコクから北東へ200km離れたナコンラチャシマ(Nakhonratchasima)へ車で移動、現地の鋳物メーカーと金型メーカーをヒアリング。翌日からバンコク南東部のEastern Sea Boardでのヒアリングがあるので、ナコンラチャシマでのヒアリングを終えた後、バンコクを迂回する形で南東部のチョンブリ(Chonburi)のホテルまで移動しました。おそらくこの日の移動距離は軽く500kmは超えたと思います。さすがに疲れました。
 ナコンラチャシマの町はかつてコラート(Korat)という名称で呼ばれた古都で、高原にあるためバンコクに比べ涼しく感じます。あくまでも相対的な話であって気温はかなり高いのですが、別名「タイの軽井沢」なのだそうです。小振りですが歴史を感じさせる落ち着いた雰囲気の町です。
バンコクから車で3~4時間かかるので訪れるにはなかなか大変ですが、日系企業も40社ほど進出していて、現地の日本人会に登録している日本人の方が200人ぐらいおられるそうです。日本人駐在員にとって重要な生活インフラである、日本料理店は4軒、カラオケは1軒のみとのことで、この点では異常に充実したバンコクに比べてなかなか環境は厳しいように思いました。

いすゞを訪問しました

2007-03-21 01:50:22 | 海外ものづくり事情
タイはピックアップトラックの生産が盛んで、町中を走っている車もピックアップトラックの比率が非常に高いという珍しい国です。荷物を積むだけでなく、ほとんど乗用車のように利用されています。タイでは庶民の車といえば小型乗用車ではなくピックアップトラックなのです。
このピックアップトラックのタイにおける生産、販売で、長年にわたってナンバーワンの地位を保っているのがいすゞです。トヨタ、日産、三菱など他のメーカーもピックアップトラックの生産・販売でいすゞの後を追っています。タイはピックアップトラックの生産の一大拠点となっています。
しかし、なぜこんなにもタイでピックアップトラックの生産・販売が盛んなのか、よく理解できていなかったのですが、いすゞの方に話を聞くと、乗用車にかけられる奢侈税が30%と高率であるのに対し、ピックアップトラックは3%と優遇されているからなのだそうです。それでもいすゞで売れ筋のモデルでも50万から60万バーツといいますから、庶民にとっては大変な買い物であることは間違いないでしょう。
タイの自動車産業についてはいずれまた後で論じたいと思います。

タイ国王の肖像画

2007-03-19 21:39:22 | 海外ものづくり事情
今日はバンコク南部のプレスメーカーとアユタヤの本田技研を訪れました。工場見学をしていると本当に汗だくになり、頭がぼおっとしてきます。本当に現地で働く方々は大変だな、と思います。
さて、写真は本田技研の事務所ロビーで撮ったものです。国王夫妻の肖像画が恭しく飾られています。国王の写真は本当にあちこちで見かけます。車でアユタヤからホテルに戻る途中で見かけたタイ航空の本社ビルには、壁のほとんど全面に国王の肖像画が描かれていました。軍事クーデターが起ころうが、南部で爆弾テロが起ころうが、基本的にタイという国は何ごともなかったかのような平静を保っていますが、高齢の国王の身に何かが起これば、この国には大きな異変が起こるのではないかと思います。

バンコクに来ています

2007-03-18 23:51:18 | 海外ものづくり事情
バンコクに到着しました。やはり蒸し暑いです。夕食をどこで食べようかホテルの回りを歩き回っていると汗が噴き出してきます。
私が滞在しているホテルは日本人駐在員が多く住むスクンビット地区にあるのですが、周辺には高級レストランがあるかと思えば、麺類や果物を売る屋台、マッサージ屋、キャバクラらしきお店などが混在しています。このなんとも混沌とした雰囲気がバンコクの魅力の1つだと思います。

ASEAN調査出発です

2007-03-18 10:30:38 | Weblog
ようやくASEAN調査出発です。31日までタイ、マレーシア、インドネシアの3国の日系自動車、素形材メーカーをヒアリングして回ります。結局出発前にすべての仕事を片づけることが出来ず、一部は現地のホテルでこなすことになったので、忙しい日々になりそうです。

日系企業へのアポ

2007-03-13 23:26:41 | Weblog
 来週からの東南アジア出張のため、企業訪問のアポがはかどらずに焦っています。
 出発までに他の仕事を片づけなければならず、その作業の合間にアポ入れを進めるのは大変です。このため、日頃からつきあいのある企業は人脈を使い、それがない企業は「かくかくしかじかの趣旨で3月○日に伺いたいので、受け入れOKだったらその旨連絡下さい」といった内容のFAX、メールを出しまくりました。
 とはいえ、みなさん忙しいので、そんなものに反応してくださる企業はめったにありません。出発が間近に迫ったにもかかわらず、満足にスケジュール表が埋まらない状況に、あわてて国際電話で直接交渉することに戦略を転換しました。
 日系企業とはいえ現地の方とは言葉の壁があるので、国際電話をかけるのにはいつも躊躇してしまいます。しかし「もしもし」と言ってみると、受付の女性は片言ながら日本語でしっかり応対してくださるので、ちょっと拍子抜けでした。東南アジアでは日系企業はしっかり日本語の教育をしているのだな、と感心しましたが、現地におけるお客さんも納入業者も多くは日系企業ですから、現地のスタッフに対して日本語教育を施すのは当然のことなのかもしれません。

中学校の地理副読本より

2007-03-11 23:29:20 | ものづくり・素形材
 娘が中学校で使っている地理の副読本(帝国書院「中学校スタンダード 地理資料・ワーク」)をパラパラ読んでみました。国内から海外のことまで、なかなか内容が充実しています。東京都大田区周辺の金型産業の集積についても触れられており、これは素晴らしい、と思ったのですが、そこに掲載されている写真には「あれ?」と思ってしまいました。
 写真には「職人技が冴える金型造り(東京都)」というタイトルがついていますが、明らかにこれは金型造りの様子ではないでしょう。金型は日本工業の基盤だということを中学生に伝えようとする帝国書院の姿勢は立派ですが、現場の方にしっかりと写真の確認を取って欲しかったと思います。