歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

「私ただいま新人研修中でして」その2

2009-07-31 07:28:32 | Weblog
 昨年、夕方の新橋駅前で新入社員らしき若者から、「私ただいま新人研修中でして、あなたと名刺交換させてもらえないでしょうか」と突然声をかけられ面食らったことがありました。ひどい研修を行う企業もあるものだと呆れかえり、その時に感じたことをこのブログにも投稿したのですが、昨夜またしても再び同じような若者に出くわしました。今度は場所は丸の内でしたが、シチュエーションは全く同じです。「こんな馬鹿げた研修をするような会社はとっとと辞めなよ」と件の若者にアドバイスしてやろうとも思いましたが、急いでいたので無視して通り過ぎました。
 見ず知らずの人との名刺交換以外にも、人通りの多い街中で新人に大声で歌わせるという罰ゲームのようなことをやらせる会社もあると聞いたことがあります。こうした理不尽かつ非常識な行為を新人に強いることで、根性を養成するという狙いがあるのかもしれませんが、これらはまともな判断力を喪失した危ない人間の集団を作り出す「研修」であるとしか思えません。こんな会社はいずれ淘汰されるだろうと昨年の新橋での経験で感じましたが、なかなかなくならないようですね。

丸美屋「仮面ライダーディケイドふりかけ」

2009-07-29 23:46:28 | Weblog
 息子にせがまれて買ってしまった丸美屋「仮面ライダーディケイドふりかけ」、余っているので私もお弁当のご飯にかけて食べてます(苦笑)。
 私が子供の頃にあったヒーローもののキャラクター商品に比べると、今のものは印刷技術の向上のためか袋のクオリティが格段に高いですね。捨てるのがちょっと惜しくなります。中身は昔と変わらない単なるふりかけですけど。

藤和彦「石油を読む 地政学的発想を超えて」

2009-07-29 00:21:38 | 読書
 藤和彦「石油を読む 地政学的発想を超えて」(日経文庫)を読みました。

(以下引用)
乱高下する原油価格。その原因はどこにあるのか?2005年以降を中心に、各国の対応からその答えを探る。東西にわたって原油を政治の武器にしたいロシア、積極的に資源外交を展開する中国などの動きが注目。枯渇神話、OPEC神話、メジャー神話など、石油を巡る誤った認識を指摘し、国際石油市場の実態に迫る。最後に、21世紀の石油・エネルギー戦略と日本の果たすべき役割についても触れる。
(引用終わり)


 著者は経済産業省の方で、執筆当時の肩書きは内閣官房内閣参事官です。官僚の書く文章といえば「・・・が望まれる」、「・・・と考えられる」といった語尾で終わる、主語が曖昧なものが多いのですが、この方ははっきりと断定口調で主張しています。石油という商品を古くさい地政学的発想に基づいて特別視すべきでない(しかし、中国のように地政学的発想で石油資源を確保しようとする大国の振る舞いが、石油を戦略物資のようにしてしまう)、石油資源は当面枯渇しない(ただし探査技術や掘削技術の向上が不可欠)、日本はサハリンや東シベリアの天然ガスをパイプラインを通じて確保すべし(地政学的理由というよりも経済的理由で)、といった著者の主張は、本書を読むとすんなり理解することができます。
 経済活動を行う上でエネルギーは不可欠です。原子力や、太陽、風力などのクリーンエネルギーも重要ですが、当面は化石燃料に人類は大きく頼らざるを得ないでしょう。そんな化石燃料を経済の観点から勉強する上で、本書は良き入門書となると思います。

スタンプラリーの季節

2009-07-27 01:04:04 | Weblog
 昨日は練馬区方面にて私的な用事があって上京したのですが、JRの車内や駅構内でポケモンスタンプラリーで回る親子連れをたくさん見かけました。うだるような暑さの中でも子供たちは元気でしたが、付き合わされているお父さんお母さんは本当に大変そうでした。
 高田馬場で西武新宿線に乗り換えると、今度は「フレッシュプリキュア」のスタンプラリーで回る親子連れを見かけました。「プリキュア」シリーズを制作している東映アニメーションとゆかりの深い地域を通るということで、西武鉄道がスタンプラリーの舞台に選ばれたのでしょうか。西武鉄道は「プリキュア」のヘッドマークをつけた電車も走らせているのだとか。
 夏休みに入ると首都圏の鉄道は旅客数がどうしても減りますから、このスタンプラリーというイベントを最初に考えた関係者はなかなかの知恵者だと思います。

環境省が犬猫の飼い方についてのマニュアルを作るようです

2009-07-25 21:41:24 | Weblog
 相変わらず役所の調査公募の情報を眺めては仕事を探す日々が続いています。役所の公募には時々「なんだこれ?」と思ってしまう案件があるものなのですが、先日見つけた環境省のこの公募もその1つです。

平成21年度住宅地における犬ねこの適正飼育方法マニュアル作成業務(環境省)
(以下引用)
次のとおり一般競争入札に付します。
                                平成21年7月17日

                         支出負担行為担当官
                         環境省大臣官房会計課長 梶原 成元

1 競争入札に付する事項
 (1) 件  名 平成21年度住宅地における犬ねこの適正飼育方法マニュアル作成業務
 (2) 仕様等  入札説明書による。
 (3) 納入期限 平成22年2月26日
 (4) 納入場所 入札説明書による。
 (5) 入札方法 入札金額については、業務に要する一切の費用を含めた額とする。落札決
   定に当たっては、入札書に記載された金額に当該金額の5%に相当する額を加算した金
   額(当該金額に1円未満の端数があるときは、その端数金額を切り捨てるものとする。)
   をもって落札価格とするので、入札者は、消費税に係る課税事業者であるか免税事業者
   であるかを問わず、見積った契約金額の105分の100に相当する金額を入札書に記
   載すること。
(引用終わり)


 確かに犬の糞の後始末がなっていない飼い主を時々見かけるので、彼らに対するマナー向上に向けた呼びかけは必要かもしれませんが、果たして環境省がやるべき仕事なのかと思ってしまいます。あと、「犬猫」ではなく「犬ねこ」と表記されている点が気にかかります。行政の文書では「猫」は「ねこ」と表記するのが決まりなのでしょうか。
 ちなみに入札説明会は平成21年7月28日(火)17時30分から、環境省第2会議室で開催されるそうです。私は参加しませんが。

「俺がだいてやる」(注:富山弁で)

2009-07-25 01:04:11 | Weblog
 富山出身の後輩と話をしていたら、富山弁の話題で盛り上がりました。富山弁は関西弁の系統の方言ですが、かなり独特の言葉なのだそうです。中でも面白かったのが「だいてやる」という言葉です。

 職場の女性と一緒に酒を飲み、勘定の時に「俺がだいてやる」と言ってしまった某富山県人氏は、女性が「それ、セクハラです!」と怒り出したことが一瞬理解できなかったのだそうです。実は「だいてやる」とは富山弁で「おごってやる」という意味で、富山県では当たり前のように使われる言葉なのです。あまりにもうまくできた話なので本当かと思い調べてみたところ、Wikipediaの「富山弁」に以下のように記載されていました。

(以下引用)
だいて(やる)
「(金(勘定)を)出して(やる)」という意味。原義すら横柄に聞こえるが、気前よく相手の分も払うという意思の表れ。「抱く」という意味ではない。「シ」の「イ」音便化か。
例:「俺がだいてやるわい。」(俺が払うよ。)
(引用終わり)

出所:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E5%BC%81


 誤解されてしまった富山県人氏は気の毒ですが、もしも私が同じシチュエーションで言われたとしたら「アッー!」な展開を想像して速攻で逃げ出していたことでしょう。今後は富山の方と一緒に酒を飲み「だいてやる」と言われる機会があれば、素直に従うことにしたいと思います。

代議士たちのホームページを見て

2009-07-24 08:19:19 | Weblog
 仕事半分、興味半分で、衆議院議員のホームページを何人分か見てみました。ざっと眺めて感じたのは、当選回数の多い「重鎮」ほど地元の経済対策についての記述が少なく、当選回数が少ない「陣笠」ほどそれが多くなる傾向が強い、ということです。新幹線のような巨大プロジェクトであればともかく、選挙区内のちょっとした橋や道路の新設、改修の必要性を「私の政策、政治理念」で訴える代議士のホームページを見ると、この方は市会議員にでもなった方がよかったのではないかと感じてしまいます。

 当選回数が少なければ少ないほど、地元の有権者の目を気にしなければならないという事情は理解できます。普段はそう頻繁には地元に帰ることが出来ないのでしょうから、ホームページが地元の支持者とのコミュニケーションメディアとして重要な役割を果たしている、という事情もあるでしょう。しかしながら国政を担う以上、代議士(及び候補)の方々はもっと大所高所から天下国家を論じてもらいたいと思います。

 間もなくまた選挙がやってきます。候補者達が大音量で名前を連呼し、日頃滅多に付き合いのない某宗教を信仰する知り合いが急に親しげに電話を掛けてくる、そんな日々が訪れるかと思うとぞっとします。ホームページやブログ、YouTubeなどによる選挙活動を認めてもらえれば、有権者は政治理念や政策でじっくり候補者を選ぶ機会が増えるでしょうし、選挙期間中の喧しさがかなり軽減されると思うのですが、実現しませんかね。

ジェトロ主催の「サウジアラビア・ビジネスセミナー」に参加してきました

2009-07-23 01:30:54 | 海外ものづくり事情
 昨日、ジェトロ主催の「サウジアラビア・ビジネスセミナー」に参加してきました。駐日サウジアラビア大使(流暢な日本語で挨拶されたので驚きました)ほか偉い人も多く出席しており、大変な盛況でした。いろいろと面白いセミナーでしたが、中でもサウジアラビア政府の製造業振興政策が私には興味深かったです。


 石油に大きく経済を依存しているサウジアラビアですが、製造業の育成を真剣に考えています。2020年までに、GDPに占める割合を20%にして、輸出の35%を工業製品にして、製造付加価値額の年間成長率を8%にするということです。


 いろいろな産業クラスターを育成していくとのことですが、その中に金属加工クラスターというものがあります。


 その中に、世界的な規模の銑鉄鋳物の生産拠点を設け、自動車用のエンジン用のアルミ鋳物の生産拠点も設けるとあります。サウジアラビア政府も裾野産業の重要性を意識し始めたというわけですね。


 それにしてもどの程度の量の鋳物を作るつもりなのか、と思ったら、自動車クラスターの説明に答えがありました。2.8億ドルを投じて35万台から40万台分のエンジンを生産する計画なのだそうです。
 ものづくりの伝統が皆無に近い砂漠の国で、そんなことが本当にできるのかと思ってしまいます。おそらく日本に技術協力の要請が来るでしょう。日本の鋳物業界にとっては大きなビジネスチャンスかもしれませんが、応えることができるメーカーはあるのでしょうか。

アンパンマンをギネス認定、キャラクター数最多で

2009-07-19 23:17:01 | Weblog
アンパンマンをギネス認定、キャラクター数最多で
(2009年7月16日19時16分 読売新聞)

(以下引用)
 日本テレビ系列で放送中の人気アニメ「それいけ!アンパンマン」が、「単独のアニメーションシリーズでのキャラクター数」で、ギネス世界記録認定を受けたと、日本テレビが16日、発表した。
 認定されたのは、1988年10月3日の放送開始から今年3月27日までに登場した1768のキャラクターで、その間に公開された劇場映画だけのキャラクターも含まれている。
 同番組は8月28日に放送1000回を迎える予定で、公開中の映画「それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星」でも新しいキャラクターが登場しており、現在も記録を更新中だ。
 原作者のやなせたかしさんは「ごく自然ななりゆきで、意識して増やしたいと思ったことは一度もありません。ギネスの認定は大変光栄でうれしい。数だけでなく質でも世界ナンバーワンを目指したいですね」と喜びのコメントを寄せた。
(引用終わり)


 ポケモンもたくさんのキャラクターが登場しますが、確かにアンパンマンには足元にも及びません。ちゃんと数を数えてギネスに申請したんですね。登場するキャラクターは少なめで、回を追うごとに彼らが成長していくという方が私は好みなのですが。

 先ほどWikipediaで調べたところ、「アンパンマンの登場人物の何人かは『風と共に去りぬ』に倣っており、わがままドキンちゃんは主人公スカーレット・オハラを下敷きにしているとのこと。」という記述がありました。ほんとですか?