歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

金型屋だらけの町 余姚

2007-06-30 23:08:15 | 海外ものづくり事情
前回の投稿で、杭州湾大橋の完成によって浙江省寧波市周辺の機械工業は今後ますます発展していくだろうと述べましたが、その一例として「プラスチック金型の町」として有名な余姚について紹介したいと思います。
余姚は寧波市西部にある県級市ですが(寧波市という大きな市の中に余姚市という小さな市<県級市>がある)、人口は83万人とかなり大きな町です(参考:余姚市政府日本語ホームページ)以下の写真は私が訪問した4年前のもので、今では変わっている点も多いかもしれません。


金型メーカーが集積している「中国模具城」です。「模具」とは中国語で金型を意味します。


この目抜き通りはその名も「金型路」です。中国語では金型は「模具」なのですが、世界の金型大国・日本に敬意を表し、敢えて日本語の「金型」を使ったのだそうです。
写真ではわかりづらいのですが、ずらりと軒を連ねているのはほとんどが金型屋か材料屋です。


「模具材料市場」です。金型の材料屋が集まっています。
これらの工場や商店は「金型路」を中心とした狭いエリアに集中しています。なぜこうも同業者が一箇所に集中するのか不思議です。ちょっとは分散したほうが商売の上では有利だと思うのですが・・・


「金型旅館」まであります(笑)


金型メーカーです。ここはかなりしっかりしている部類に入りますが、やたらと作業者がいるので生産性はかなり低いと見てよいと思います。


成形する製品はほとんどが日用品、家電品です。





ガレージのような場所で金型を作っています。ちなみに道路と作業所の間には何も仕切りがないので半分屋外で作業しているようなものです。精度は推して知るべしです。
日本の金型業界の方々がこの町を視察された際、「日本と比べて50年以上遅れている。とても技術的には脅威にはならない。」といったようなことを述べた方がいらしたそうです。それでも彼らの値段がなぜか日本でも価格交渉の際の1つの基準になってしまうといいますからおかしな話です。

世界最長の海上大橋「杭州湾跨海大橋」が全線開通

2007-06-30 11:40:19 | 海外ものづくり事情
浙江省は中国でも民営企業の活動が盛んな地域です。なぜか特定の産業が特定の町に集中する傾向が強く、金型屋だらけの町、ライターメーカーだらけの町などがあります。特に北部の寧波周辺は機械工業が盛んであり、ものづくりの研究の上でも興味が尽きない地域です。
寧波は地図で見ると上海から近いのですが、2都市の間には幅広い杭州湾が広がっています。このため上海からのアクセスは、飛行機かまたは杭州湾を大きく迂回して陸路を進むしかありません。私は初めて寧波を訪問した際は陸路を採りましたが、あまりに時間がかかるのに閉口してしまい、次回は飛行機を使いました。飛行機だと30分ほどのフライトで便利なのですが、大消費地の上海との物流を考えると、陸路をなんとかしなければならないのは明らかでしょう。
この問題を解決するため、杭州湾を横断する「杭州湾跨海大橋」の建設が行われていたのですが、6月26日に完成したとのニュースが報じられました。

(以下引用)
26日、世界最長となる海上大橋、「杭州湾跨海大橋」が全線開通する。杭州湾跨海大橋は全長36km、嘉興市海塩鄭家[土隶]から杭州湾海域を超えて、寧波市慈渓水路湾をつなぐ。
工事は2003年11月に開始され、5年の工期を経てまもなく開通(車両の通行は2008年から開通)。これにより寧波と上海の距離が120km程度となる。杭州湾跨海大橋の総投資額は118億元、うち民間投資は30%を超える。橋は、ドライバーの視覚疲労避けるため、S字型にカーブしている。
(引用終わり)

また中国語ですが、新華社が特別サイトを設けて詳しい情報を提供しています。




出所:新華網

この大橋の完成により、上海・寧波間の物流は大幅にスムーズなものとなり、この地域の経済、特に機械工業が今後さらに発展していくことは間違いありません。
もう1つ気になるのは、この大橋の建設資金の30%以上が民間投資によって工面された、という点です。
私は門外漢なのでよくわかりませんが、PFI(Private Finance Initiative)のようなものでしょう。それこそ瀬戸大橋並みの巨大プロジェクトに民間企業が出資するというのは、ちょっと日本では例がない話ではないでしょうか。中国でも有数の商売人である「浙江商人」たちの力を見るような気がします。

欲望と技術の関係

2007-06-29 23:43:08 | 動画
アメリカ・カリフォルニア発の雑誌"GOOD Magazine"が面白いです。記事で取り上げる話題は政治や社会問題など硬派なものですが、リベラル寄りな切り口で面白く解説しています。ウェブサイトのデザインも洒落ています。
とはいえ英語を読むのはなかなか疲れます。そこでお勧めなのは、ウェブサイトにアップされているGOOD Magazine制作のビデオの視聴です。このビデオ、非常に手間がかかっており良くできています。英語が分からない箇所があっても、メッセージは十分理解できると思います。

特に出来がいいのが"Internet Porn"というタイトルのビデオです。インターネットにおいてポルノがいかなる地位を占めているのか、様々な客観的なデータを紹介しています。演出がなかなか上手く、(特に男の)視聴者の関心をそらさない仕上がりになっています。



ウェブサイトの12%、検索エンジンのリクエストの25%、データのダウンロードの35%を占め、ウェブ上で消費されている金額が年間28.4億ドルにも達するポルノ。中には許しがたい犯罪的なものもありますし、そうでなくともスパムメールなど迷惑極まりない行為を行う連中もこの業界には多く存在します。
しかしながら、ITの最新技術をいち早くサービスに実用化するのはポルノのようですし、そもそもポルノがこれだけの地位をインターネットの世界で築いていることを客観的な数字でもって示されると、人間の根源的な欲望と技術の関係について考え込まざるを得ません。

橋本久義「町工場の底力」

2007-06-28 00:44:04 | 読書
政策研究大学院大学教授の橋本久義さんが、日経ビジネスBusiness Onlineで「金型取引の悪しき習慣」というタイトルのコラムを寄せています。金型の商慣行についての重要な指摘です。

(以下引用)
 下請け企業は想像を絶するような取引条件を押しつけられている。私の知り合いの金型屋が言うには、代金の支払いは「検収後翌翌月末締め、4カ月手形」だそうだ。つまり金型屋は、金型製造に着手してから約1年間(金型製造に6カ月かかると仮定した場合)は代金を一銭も支払われず、しかも完成してからも約半年は代金の一部すら受け取れないことになっている。
 しかも最近はもっとひどくなって、手形は発行手数料などがかかるので、手形を振り出さず、「検収後翌翌月末締め、4カ月後に現金で振り込み」という形が始まったという。このやり方だと手形がないから、手形を金融機関に割り引いてもらうこともできない。しかも、4カ月間はいわば「口約束」状態だ。こんなべらぼうな取引慣行は、世界中どこを探しても、あるもんじゃない。
(引用終わり)

私も似たような話を金型屋さんで聞いたことがあります。金型屋さんはごく一部を除いてほとんどが中小零細企業ですから、このような商慣行はたまったものではないと思います。

ところでこの橋本さん、ものづくりの業界、とりわけ素形材の分野では大変有名な方です。鋳物屋さんや金型屋さんなど、町工場の経営者には彼のファンがたくさんいます。私も何度かお会いしているのですが、町工場はすごい底力を持っており、日本にとって宝物ともいえる存在なのだ、という彼の主張は、豊富な工場訪問の体験に基づいており非常に説得力があります。やや古い本ですが、著書の1つ「町工場の底力 日本は俺達が支えている!」(PHP研究所)では、豊富な事例を引きながら「日本の町工場なんてもうダメだ」という悲観論をバッサリと論破し、町工場に暖かいエールを送っています。最近では日本のものづくりの高い競争力を取り上げる本が増えましたが、彼の著書はものづくりの中でもあまり省みられない鋳物の重要性を指摘している点が大きな特徴です。

さて上記のコラムのプロフィールにも記されていますが、彼は東大卒の通商産業省(現:経済産業省)の元官僚で、鋳鍛造課(現:素形材産業室)の課長にもなった方です。彼が現役の官僚だった頃には、通産省が民間企業のヒアリングを行う場合、経営者を霞ヶ関まで呼びつけるのが当たり前だったのですが、彼は違いました。彼は週に一度は必ず自ら霞ヶ関から東京周辺の町工場に赴き、現場の声に耳を傾けたといいます。そればかりか、自分の身分を隠して町工場の現場の作業を体験したというから驚きです。以下、「町工場の底力」のp26-27からの引用です。

(以下引用)
 私はこれまで全国二千十一の工場を訪ねて歩き回っていたが、ただ見学しているだけではわからないことも少なくない。やはり、「今日は見学者がいる」ということになると、社長も気合を入れるし、従業員も構えてしまうからだ。そこである夏に休暇をとってダイカスト工場で三日間ほど働かせてもらった。通産省の人間であることは内緒にしてもらい、ふつうのアルバイトとして使ってもらった。こちらが頼んだ話だから、むろん無給である。
 その現場で働いてみて私がつくづく感じたのは、日本の従業員というのはほんとうに、”気のきく””働き者”であることだ。
(引用終わり)

ここまでやってしまう官僚はそうめったにいるものではありません。しかし、私は職業柄いろいろな役所の方とつきあった経験がありますが、経済産業省(旧:通商産業省)の官僚には橋本さん以外にもユニークで優秀な方がたくさんいる、ということを実感しています。官僚に対する風当たりが厳しくなっている昨今ですが、日本の産業振興に向けて頑張ってもらいたいと思います。

どうでもいいようなニュース

2007-06-27 22:25:31 | ニュース・雑感
asahi.com:正しいメードは? オタク業界が「日本メイド協会」設立 - コミミ口コミ

(以下引用)
 ミニスカートにエプロンをまとい、東京・秋葉原から全国にブームが広がったメード。「メード喫茶」などで客を「萌(も)え」させる彼女たちのレベルアップをめざし、オタク業界の関係者が「日本メイド協会」(東京都千代田区)を立ち上げた。メードの能力を1~3級で測る「検定試験」やセミナーを計画している。
(引用終わり)

協会理事長が検定制度の必要性を大真面目に語っているのが笑えるのですが、どうでもいいようなニュースです。「社会の木鐸」たる朝日新聞がとりあげるようなネタですかね。

直轄市10周年迎えた重慶

2007-06-26 23:26:14 | 海外ものづくり事情
FujiSankei Business iで私が以前から気になっていた中国内陸部の大都市、重慶のことが取り上げられていたので、ちょっとこの町について書いてみたいと思います。

重慶は上海から長江を遡ること約2400kmという内陸にある都市ですが、機械工業を中心とする中国有数の工業都市です。
なんでこんな奥地で機械工業が盛んなのか、というと、歴史が大きく影響しています。かつて重慶には抗日戦争を遂行するための臨時首都が置かれましたが、その際に蒋介石は上海など沿岸部から軍需工場を中心に多くの工場を重慶など内陸部に移転させました。そして戦後に中華人民共和国が成立すると、毛沢東はアメリカやソ連との戦争を想定し、沿岸部、東北部から内陸部に向けてやはり軍需工場を中心とする工場を移転させたのです(そんな国営企業を「三線企業」といいます)。重慶に大規模な工業集積が形成されたのにはそうした歴史的経緯があるわけです。


重慶の位置(Wikipediaより)

冷戦が終了し、改革開放経済が浸透するにつれ、内陸部の軍需工場の多くは民需に転じています。重慶は特にバイクの生産で成功しており、偽物を含め中国製のバイクの多くがこの町で作られています。ホンダのコピーバイクで有名になった力帆(リーファン)も重慶の企業です。ものづくり研究の点で非常に興味深い町なので、機会があれば訪れてみたい町の1つです。名物料理の「火鍋」の本場ですし(結構やみつきになる料理です)、大連と並んで中国でも有数の美人の産地としても有名ですし(笑)

この重慶、以前は四川省の一部でしたが、10年前に中央政府の直轄市として独立しました。経済成長を続ける都市と発展から取り残された貧しい内陸部の農村の両方を、広大な市域の中に抱える「中国の縮図」であり、中国政府は重慶を「調和社会」のモデルとすべく、市長にエース級の人材を投入、都市と農村の格差是正に向けた様々な取り組みを進めるとのことです。(出所:「調和社会」の実験場に 経済特区にない新使命 直轄市10周年迎えた重慶 FujiSankei Business i. 2007/6/19

なお、この報道は重慶市を「都市」と表現していますが、中国の「市」は日本の「市」とは概念が大きく異なることに注意が必要です。日本では県があってその中に市があるのですが、中国は逆なのです。市の中に県があったり県級市と呼ばれる小さな市があったりします(重慶市は19市区、17県、4自治県から構成されています)。面積も広大です。上海市は群馬県とほぼ同じ、重慶市はなんと北海道とほぼ同じ広さです。もちろん人口規模も県並みで、重慶市は3100万人以上といいますから、日本人が思い描く市の概念を大きく超えています。
それだけに、重慶市に今回課せられた課題ががいかに大変なことかは想像に難くありません。

(追記)
重慶といえば数ヶ月前にニュースで話題になったのがこれですね。いろんな意味で中国らしい話だと思いました。

全国の自動車関連企業マップ

2007-06-25 23:46:30 | ものづくり・素形材


経済産業省でいいものをもらいました。製造産業局素形材産業室が作成した「全国の自動車関連企業マップ」です。



全国の自動車関連企業の名称、住所、取扱製品を県別、市区町村別に掲載しているのですが、企業がどこにあるのかわかりやすくマッピングされているのがミソです。神奈川県は、というと646社があり、うち横浜市がダントツに多く209社、以下は相模原市63社、川崎市61社、綾瀬市39社が続きます。地方自治体の産業政策の担当者(と私のような自動車産業に興味を持つシンクタンク関係者や研究者)にとっては実に有益な資料です(無料)。

こういった企業便覧は意外にありそうでありませんでした。自動車部品企業でしたら日本自動車部品工業会(部工会)という業界団体があり、そこの名簿があるにはあるのですが、部工会の会員は完成車メーカーと直接取引をしている一次部品メーカーばかりで、二次、三次の下請けメーカーにはどんなところがあるのかは把握していません。その点、この資料は二次、三次以下の下請けメーカーも網羅しています。ただし完璧とは言いがたく、抜け落ちている企業もある可能性があるとのことですが、それでも有益であることは間違いありません。

できれば電子化されてネット上で公開されることを期待したいところです。

プチプチ

2007-06-25 22:16:00 | Weblog
電子機器など壊れやすい物を梱包する際に使う、気泡がたくさん入ったビニールシート。暇つぶしにあれをプチプチつぶした経験がない人は日本にはあまりいないのではないでしょうか。やってみるとなかなか面白く、ちょっとした暇つぶしのつもりが熱中してしまう人も、また少なくないと思います。
この「プチプチ」を使った暇つぶしが無限に楽しめるというおもちゃ「∞プチプチ」が今年の9月下旬からバンダイより発売されます。以下Engadget Japaneseより。

(以下引用)
ぷちぷちといえばVSSTディスプレイの画素にも使われる緩衝材シートですが、バンダイからぷちぷちをぷちぷちする感覚を忠実に再現したキーチェーン型トイ「∞プチプチ」(無限ぷちぷち)が発表されています。
「プチプチ」を商標登録しているらしい本物のメーカー川上産業株式会社を協力を得て開発されたもので、シリコンラバーの二重構造で本物が破裂する感覚を再現。本当に破裂するわけではないため永遠無限にぷちぷちしつづけることができ、スピーカーからは本物からサンプリングしたというぷちぷち音がなる仕組み。電源にはLR41電池x2を使用します。
(引用終わり)

早速バンダイのプレスリリースのサイトをチェックしてみたのですが、そこでは「プチプチ」についての様々なトリビアが紹介されています。

(1)プチプチをみるとついついつぶしてしまうのは、心理学で「アフォーダンス」と呼ばれる現象のひとつ。
(2)川上産業株式会社の「プチプチ」の粒には、約1万個に1個の割合で、ハート型の粒が含まれている。
(3)8月8日は、日本記念日協会認定の「プチプチの日」。プチプチの粒の並びが8に見えるということと、つぶすときの音が「パチパチ」と聞こえることに由来。
(4)1994年に川上産業株式会社「プチプチ」という名称を商標登録した。

川上産業株式会社のホームページも見てみたのですが、これもまた面白いです。ここでは詳しく説明しませんが、とにかく遊び心いっぱいの会社で(そもそもホームページのURLがhttp://www.putiputi.co.jp/ですし)、とても梱包材メーカーとは思えません。

税込みで819円と手頃な価格だし、買ってみようかなと思ってパソコンの画面を眺めていたら、娘から「買ってくれ」とせがまれました(笑)。

湘南の公園探訪(10) 藤沢市立藤が谷公園

2007-06-24 21:03:20 | 公園探訪




藤沢市鵠沼にある市立藤が谷公園です。場所はこちら





背の高い松の木がそびえており、なかなか良い雰囲気の公園です。ちょうど近くの保育園の子供たちが遊びに来ていました。
遊具が豊富にあるので、小さな子供たちを遊ばせるには最適です。奥には球技用のちょっとしたグランドがあります。



花壇も美しく手入れされています。児童公園にしてはしっかり整備されているな、と思っていたら、この公園は藤が谷公園愛護会が整備しているとの看板がありました。きっと地元の有志がボランティアで整備されているのでしょう。


(評価)
近隣の小さな子供向けの公園ですが、美しく整備されているので非常に好感が持てます。
同じ市立の公園でも、きちんと整備が行き届いた公園もあれば、雑草が延び放題、ゴミがちらかり放題の公園もあります。自治体の整備の予算の付け方に格差があるのかと考えていたのですが、地元の方々の公園に対する思い入れというものも、公園の美醜に大きく影響していると感じました。

早稲田大学ものづくり見学ツアー

2007-06-24 00:06:37 | ものづくり・素形材


今年は開学125周年を迎える私学の雄、早稲田大学。先日は見事に大学野球日本一に輝き、関係者の方々の意気はさぞかし上がっていることでしょう。

この早稲田大学が、学生30人限定の実に羨ましいツアー旅行の参加者を募集しています。6泊7日の夏の北海道・東北ツアーで、参加費はたったの2万円というから驚きです(経済産業省の「若者と中小企業のネットワーク構築事業」という補助事業を活用しているのでこの価格が可能となっています)。ツアーの概要はこちら(PDF注意)。ツアー・ロードマップと訪問企業はこちら(PDF注意)

もちろん、これはただのツアー旅行ではありません。昼は地元の優れたものづくり企業での工場見学とヒアリング、夜も宿でものづくり企業について学習、の7日間なのです。そしてツアー終了後は学校で学習の成果について報告しなければなりません。観光地巡りや名物料理や地酒とは無縁であっても(夜はちょっと一杯ぐらいはあるかもしれませんけど)、これは学生にとって素晴らしい経験になるツアーだと思います。
このツアーがきっかけでものづくり企業への就職を目指す学生が増えれば最高ですが、ものづくりの重要性を現場で1人でも多くの学生が学ぶことは大変良いことです。他の大学でもぜひやってもらいたい取り組みです。まずは早稲田のライバル、陸の王者・慶応にも期待したいところです。