歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

鋳物の町 川口

2006-10-23 20:40:37 | ものづくり・素形材
川口に行ってきました。この町は、吉永小百合の「キューポラのある街」の舞台になった鋳物の町として有名です。しかし鋳物屋は廃業が続いており、工場跡には高層マンションが建ち並び、今では東京のベッドタウンとしての性格が濃厚です。
川口鋳物工業協同組合でいただいた資料によると、川口の鋳物生産のピークは昭和48年の約40万8千トンです。以後は減少が目立ち、バブル最盛期の平成2年には約35万9千トンにまで一時的に盛り返したもの、その後は減少が止まらず、平成17年は約12万2千トンにまで落ち込んでいます。
駅前もすっかり再開発され、働く鋳物工のモニュメントがちょっと周囲の雰囲気から浮いている感じです。