歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

PHS派です

2006-10-07 16:06:05 | IT,インターネット
携帯電話のナンバーポータビリティーが始まったことで、DoCoMo、au、ソフトバンクの3社の競争は熾烈なものになっていますが、私が愛用するPHSはナンバーポータビリティーの対象外で蚊帳の外です。電話番号は変えなければなりませんが、なぜもっと多くの人がPHSに乗り換えないのかな、と思います。
まず利用料金が安い。ウィルコムの定額プランであれば月々2900円でメール使い放題、ウィルコム同士の通話は話し放題です。これは携帯電話に比べると破格と言って良い安さです。ウィルコムのユーザーは携帯電話と比べて圧倒的に少ないので、通話定額のメリットは正直言って私はあまり享受できません。しかし通話よりもメール中心の私にとっては十分メリットが享受できています。
そして音が良い。一時気の迷いで携帯電話を持ったことがありますが、音質の悪さには驚きました。PHSでしたら固定電話と変わらない音質です。
後は発生させる電磁波が弱く、病院などでも使えるということでしょうか。しかし、見た目は携帯電話と変わらないので、使いにくいのが現実ではありますけれど。

しかしデメリットも多いのがPHSです。
まず高速移動中の通話は厳しいです。出張で新幹線に乗ると、通話のためにデッキに移動していくビジネスマンの姿をよく見かけますが、PHSユーザーの私は初めから通話は諦めて、資料や新聞を読むか寝ることにしています。ただしメールについては新幹線であってもかなり高い確率で送受信OKです。
また、ユーザーが少ないこともあり、端末のバリエーションが少ないです。デザインもあまり若者向けとはいえず、ダサイと言われても仕方がないような気がします。W-ZERO3 esはかなりカッコいいと思うのですが。。。

そして最大のデメリットは、通話エリアが狭いことです。都市部ではまず問題はないのですが、田舎に行くとお手上げで、人家が周りにあっても圏外だった、という経験を何度もしました。山の中になるともう絶望的です。山頂から携帯電話で下山口にタクシーを呼んだり、麓の温泉宿を予約する登山者は結構いますが、PHSにはとてもできない芸当です。また、登山中の遭難事故で、道に迷って動けなくなったが携帯電話が通じたので助かった、という例は多いですが、そんな事態になったらPHSユーザーの私は間違いなくあの世行きです。

最近はなかなかできませんが、登山が好きな私は、やはり携帯電話はいいなあ、と思ったりもします。しかし、せっかく都会を離れて山に入ったのに文明の利器に過度に頼ることはないよな、という考えで、私はPHS派であり続けています。