クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

土塁の上にたたずむネコは城兵か? 

2014年09月03日 | 歴史さんぽ部屋
ぼくはネコに好かれない。
好かれた試しがない。

イヌを飼っていた頃は、
嫌われるのも無理はないと思っていたが、
いまやそれも言い訳にならない。
ネコを警戒させるものがあるのだろうか。

ときどき、史跡や寺社で出会うネコがいる。
このネコは、砦跡の土塁に佇んでいたネコ。
目を合わせた瞬間から、こちらを警戒しているのがわかった。

ネコの鳴き真似がうまい人がいる。
それによってネコが好印象的な反応を示すこともしばしば。

でも、ぼくはネコの鳴き真似ができない。
寄ってこられることもない。
いつも想いは一方通行である。

土塁の上に佇むネコは警戒心満載。
まるでかつての城兵の生まれ変わりのよう。
青い瞳がまっすぐぼくを射抜いていた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 街角に立つ“灯籠”は何を意味... | トップ | 顔がややスリムなムジナもん? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歴史さんぽ部屋」カテゴリの最新記事