〔15.2.21.日経新聞:マーケット商品面〕
プラチナ(白金)の安値が続いている。ニューヨーク先物は20日の時間外取引で1トロイオンス1160ドル前後と2009年7月以来、5年7カ月ぶりの安値をつけた。1月下旬の直近高値から約1割安い。ディーゼル車の排ガス触媒向けの消費量のうち4割を占める欧州で、ギリシャへの金融支援問題を巡り景気の先行き不透明感が強まっているのが背景だ。
東京商品取引所では20日に1グラム4515円と3カ月ぶりの安値をつけた。円安のためドル建てに比べ下げ幅が小さい。
最大の生産国である南アフリカ共和国では14年前半に鉱山のストライキで生産が止まったが、足元では供給が回復している。
プラチナは生産量が少なく、通常は金よりも高いが、足元ではプラチナの方が安い状態が続いている。金は1月中旬のスイス中央銀行による為替介入政策見直しを機に進んだユーロ安を受け、安全資産としての買いが入りやすい。プラチナは足元で金より1トロイオンスあたり40ドルほど安い。
プラチナ(白金)の安値が続いている。ニューヨーク先物は20日の時間外取引で1トロイオンス1160ドル前後と2009年7月以来、5年7カ月ぶりの安値をつけた。1月下旬の直近高値から約1割安い。ディーゼル車の排ガス触媒向けの消費量のうち4割を占める欧州で、ギリシャへの金融支援問題を巡り景気の先行き不透明感が強まっているのが背景だ。
東京商品取引所では20日に1グラム4515円と3カ月ぶりの安値をつけた。円安のためドル建てに比べ下げ幅が小さい。
最大の生産国である南アフリカ共和国では14年前半に鉱山のストライキで生産が止まったが、足元では供給が回復している。
プラチナは生産量が少なく、通常は金よりも高いが、足元ではプラチナの方が安い状態が続いている。金は1月中旬のスイス中央銀行による為替介入政策見直しを機に進んだユーロ安を受け、安全資産としての買いが入りやすい。プラチナは足元で金より1トロイオンスあたり40ドルほど安い。