九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

起承転結

2018年01月12日 | 日記
 まとまった文章を書くとき、よく使われるのが「起承転結」。
 この「起承転結」は、もともと漢詩を作る上での法則。
 それが一般の文章を書く時にも援用されるようになった。
                    □  
 まず、起は大一句で詩意を起こし、承は第二句で、これを受けつぐ。
 転は第三句で意を転じて別の境を開き、
 結は第四句で全体を結ぶ構成になっている。
 例を、よく知られた漢詩‘春暁’にとる。
                    □
 起 春眠暁を覚えず
 承 処々啼鳥を聞く
 転 夜来風雨の声
 結 花の落つるを知りぬ多少ぞ
                    □
 漢詩を引き合いに出すまでもなく、「男はつらいよ」の寅さん流で。
 
 起 本所横町の糸屋の娘
 承 姉は十八、妹は十五
 転 戦国大名は弓矢で殺す
 結 糸屋の娘は目で殺す
            
  
 
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4 コメント

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起承転結! (忠さん!)
2018-01-13 06:33:21
春眠暁を覚えず
カッコイイですね~

私は1年だけ旧制中学は
小林中学に在学しました。
その時の国語で漢文を習い
ました!今もほんのチョッピリ
覚えています。
漢詩も勉強したいものの
1つですが・・・・・
返信する
忠さん いらっしゃい。 (hiko)
2018-01-13 10:21:23
そうでしたか、旧制中学でですね。
私は、漢詩はサッパリです。

和歌とか俳句も、ちょうとかじって、そのまま。
川柳も通信講座をとりましたが、ものにならずじまい。
すべて中途半端で今日に至っています。


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起承転結 (yosho)
2018-01-13 14:58:37
なるほど!寅さんの例が分かりやすい。
返信する
yoshoさんへ (hiko)
2018-01-13 17:06:47
ブログの記事も起承転結に書くと分かり易いかと思います。
場合によっては、結を冒頭に持ってきて、あと起承転とやるケースも考えられます。
いろいろ工夫が大切ですね。

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