旅 珍道中 ２

ロンドンからＮＹに一人行った時の珍。

ＮＹの空港に着き、セントラル行きのバスに乗った
意外と混んでいた。空いた席を見つけ座る。

隣の叔母さんが話しかけてきた。

★貴方、私と同じ飛行機に乗ってきた子ね。
☆ロンドンからの○○便？
★そうそう。。日本人でしょ。だから覚えてるの。
確かに。。日本人一人きりだったか。
★夜着いて良かったわね。夜景が綺麗だと思うから
にこっと笑って、頷いている私を見て。
★あー貴方、英語は理解出来てるみたいだけど。。
★じゃべりは、たどたどしい。。から危ないわ。
★何処まで行くの？私は１６丁目のホテルまで行くけど。
☆６丁目の友達の家。
★じゃあ、一緒の方向ね。タクシーシェアしましょ。
☆ＯＫ

バスが動き出すと。。おばさんは寝てしまいました。
夜景が綺麗。。って言ってたのに、、
ふっと笑えてきた。
セントラルに着き、おばさんを起こすと
慌てて、
★私寝ちゃったわっ。夜景綺麗だった？
と悔しがり。
外へ。出ると私は、タクシーを捜し
ふと、後ろを見るとトランクを下ろす所で
いかにも怪しげな大きな男たちに囲まれたおばさん。。
おばさーん！思わず日本語で。。

★あー。あの子私の友達なのよ。。
と振り切ってこちらに走ってきた。

タクシーの中で
★貴方意外としっかりしてるのね。。
自分の身は自分で守るが旅のルールです。っと
心の中で呟きながら。。笑顔を返した。

１６丁目のホテルの前で、
★私は２週間ここに滞在するけど。。
★困った事があったら、会いに来てね。
優しいおばさんだったが、、
肝心の名前を聞くのを忘れていた。
会いに来ても、名前がわからなきゃ探せない
本当に旅は面白い。