AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

ゼロ初級の授業、今日は

2018年11月09日 | 日本語教育
使用するテキストも、凡人社のYさんのおかげさまで、学生さんに渡すことができました。

今期は、国際交流基金の「まるごと」初級A1 の 「かつどう」を使うことにしました。

とはいいつつも、独学したり、復習したり、の手助けにと思っているので、教科書べったりの授業はしません。

以前、初級は最初が肝心ということで、今は詰めすぎるくらい詰め込んで、理屈抜きに覚えることを急いでいます

今日は、家族の呼び方。自分と相手との使い分けの話。曜日、と、それを表す漢字。位置を覚える上下体操。

実習を兼ねていないので、自分がこれまでやってみたいなあと思っていた学習内容を並べてやっている感じです。

ああ、こういう積み重ねで教科書を作っていくのだなあ、と思いながら、

ほかの方の教科書も、べったりで授業がしにくいのは、自分の感覚と、目の前の学習者さんの違いだよな、と改めて納得。

言い換えれば、毎年異なる学習者さんが異なる状況で座っているのに、同じ教科書を、教科書べったりで授業ができるのが不思議といえば不思議。

ああ、誤解させちゃいけないや、ゴールが決まっているもの、検定試験合格とかね、それはいいんですよ、同じ教科書をべったりで。


今日、指導し忘れたのは、書けなくてもいいから読めなきゃいけないと思っている漢字

「毒」「危」「禁」

理系の留学生なので、実験とか、あるじゃないですか。

集中講習なら、午後の授業、明日の授業、となるんだけど、今日教えなかったら次は水曜日だ。

その間、困ることがありませんように。


それにしても、楽しくてたまらない。

できることが、話せることが一つずつ増えていく。目に見えて、言えることが増える。書けることが増える。

これを、学部生に伝えられないのが、何とも切ない。

今年度はね、不思議なくらい、一年生も二年生も見学に来ないの。

年によっては、半数くらいが見学で後ろに座ってた年もあるんだけどね。

日本語教育にあんまり関心がないんだよな。改組したのがよかったのか。
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