AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

今年度の授業も終わり…

2011年02月04日 | どーでもいいこと
今年度の授業が終わりました。

総合演習では、学外引率が3月上旬まで残っていますが、講義するもの自体は終わり。

4年生の授業でしたが、卒論も出して、審査も終わったということで、出席者が少なかったですなあ。

まあ、解放感に浸っているのでしょう。もしかしたら、すでに卒業旅行に出かけているのかも。

大学4年間というのは、とても特別な時期で、自分がやりたいと思うことが比較的自由にできる時期。

優先順位を付けることも、自分の裁量でできますよね。

授業よりサークル活動を選ぶ学生さんもいますし、留学を選んだり、資格取得を選んだり。

ただ、それだけに、勉強できる時間がこれからはほとんどなくなってしまうということに気づいてほしいなあと思って授業を終えました。

大学の教員になって、本を読む時間も、ものを考える時間も、学生時代に比べるとはるかに少なくなりました。
本はななめ読みでもできればいいほうだし、ものを考えるのも夜更かしするだけですから、あまりいいアイデァは出ません。

大学の教員ですらこうですから、小中高の現場で働いている先生方が研鑽なさる時間を作っていらっしゃるのはすごいと思うのですよ。そして、学生さんが4月からどんな職場に行くのかはともかくとして、今しかゆっくり勉強できる時間がないことをもっと真剣に考えてほしいなあと思ったり。

説教くさいのであまり書きませんが、4年生の授業で出席者がこの時期減るとそんなことを考えます。

授業後、「ありがとうございました」とあいさつをしに来てくれた学生さんもいました。

日本語教育の世界にいれば確実に、学校の先生で愛知県にいてもおそらく、また会うことがあります。

「上田先生の授業は訳が分かりませんでした。」

次に会った時にそんな感想を聞くのも楽しみです。
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