秘密の多い女

はるどんなあ、秘密が多いというか、自分でやる、という自立心が強いというか。

この前、親に黙ってひそかに携帯電話を買い替えようとしていたことが発覚。とりあえずな、お父ちゃん名義なんでな、あんた一人じゃ何もできんぞよ、と伝えたら、驚愕の表情。あんたがな、独り立ちしたら口は出さんよ。

で、昨日。

ちょっと出かけてきます

というから、どこへ行くのか、当然尋ねるわな。コロナのこともあって、密集地域に行くんだったら、必要性を考えさせたいし。

そしたら、ごにょごにょ言ってごまかそうとするわけだ。まあ、父親に行動を把握されるのは嫌なんだろうと思いつつも、どこいくのよ、と重ねて問う。

そしたら、地下鉄の駅名を告げ、そのあたりに行くという。

何をしに行くのかと尋ねたけどこっちはごまかして出かけやがった。

帰宅後も、何をしてきたのかを言わない娘。


少し前には、これで、なんか気が付いたら、彫金教室の体験会と申し込みを済ませていやがって、まあ、自分のバイト代で通っているんだけども、毎週通ってます。

あの駅のアタリに何があるのか。


お母ちゃんと、革マル派、中核派といった活動団体であったり、怪しげな宗教団体でなければよいのだが、と。

部屋に入って「べ平連」ってヘルメットがあったらいやだなとか、話してた。


そういえば、僕が大学時代はまだ立て看板が結構あったのよね、あの時に使われていた字体、「ゲバ文字」っていうらしいね。それはどうでもいいんだけど、

あの女、今度は何をしてきたのか。


いやさ、彼氏とデートだったりしたら、根掘り葉掘り聞くのはデリカシーがないよなと思いつつ、彼氏がいるのか？と疑ったり。

自称「ミュージシャン」や自称「ユーチューバー」は勘弁してくれ。頼むから。