AWA@TELL まいにち

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四市教育委員会への報告

2015年03月18日 | 日本語教育
さて、外国人児童生徒支援の活動は、本体部分のHATOプロジェクトの経費だけでなく、刈谷市、豊田市、知立市、豊明市という大学周辺の4つの死からの経費の援助を受けて行っています。

で、昨日、今日は、その四市へのご報告回りです。

昨日は豊明市と刈谷市、

今日は知立市と豊田市です。

車での移動ですから、それなりに神経を使います。

小中学校に派遣されていくボランティア学生の状況の報告、

いただいている経費の使途のご報告、

そして、来年度の活動のご報告です。

大学としてお手伝いできることについてのご要望をお聞きするのもこの場であることが多いのですが、

将来教員となる学生さんの経験を、と思う活動は、学生さんの大学での授業の合間ということが前提となるので、四つの市に平等に実施することは事実上不可能です。

学生さんに車を買ってください、とは言えませんもんね。


加えて、今年度は小中学校における日本語指導が「特別の教育課程」とされたことから、少しこれまでと違った現場のようです。


四市のご協力のおかげさまで、今年も、学生派遣事業は無事に終わり、小学校に通う児童、その保護者、学校の先生方の参考にしていただくために作った「ガイドブック」も複数の言語でもうすぐ出来上がってきます。


日本語指導が必要な子供たちの「いま」の支援も重要ですが、大学がこの事業を行っている意味は、教員を目指している学生たちの「将来」にあります。

その二つのバランスをどうとるのか、非常に悩ましいのです。


少し具体的にジレンマを書きます。


日本語指導が必要な子供たちの支援に行く学生さんが指導案や教材を作ってきます。

お任せしていると、日本語教育について経験や知識のない学生さんの指導案や教材は、あまり満足できるものではない状況です。

かといって、外国人児童生徒支援リソースルームのほうで、現場の子供たちのために、と全部を用意してしまうと、

支援に行く学生さんたちは、表面的なことしか学んでいけません。


現場の子供たち、将来の教員を目指す学生さんたち、どちらも大切だと思うのですが、どちらかだけに力を入れると、一方がどうしようもなくなってしまいます。


そんなことを、愛教大に赴任してからずーっと感じています。


さて。

豊田市役所に少し早目についたので、一息ついて書いています。

市役所内にファミマがオープンしていました。

ファミマのWifiもありますが、フリーのネット環境も整っていて快適です。




ああ、そうそう。

昨日は豊明市役所でおひるごはんでした。


味噌カツ定食、500円。おいしかったですよ、。


そして、豊明の名物らしいのです。


これも新発見だったりします。
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