幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

期末対策勉強会&理社暗記マラソンを実施(3年生編)

2015年11月20日 21時14分55秒 | 幸彩学習塾の取り組み
去る11/14・15に3年生を対象にした
期末対策勉強会&理社暗記マラソンを実施しました。

3年生にとっては、事実上最後の定期テストになります。
「有終の美を飾る」を合言葉に頑張りましたが、さて結果はどうだったでしょうか?


今回が最後の勉強会ということで、みんなで写真を撮りました

中1のはじめから勉強会に参加してくれた皆さんにとっては、今回は14回目の勉強会。
勉強会はこの14回目で最終回になります。
最終回にあたって、中1の初めの頃の写真を久しぶりに見てみましたが、
その頃に比べると、皆さんグッと大人っぽくなった感じがしますね。

それでは、3年生最後の勉強会の様子をお伝えしていきます。





外見だけでなく、最初は途切れ途切れだった集中力も、
だんだんと長く続くようになってきましたね。
勉強の仕方や精神的な成長がうかがえることは、とても嬉しいことです。





最後まで休み時間は、とても元気でした。




こうやってみんなが揃って一緒に勉強をすることも、あと数えるほど。
「一緒に頑張った仲間がいる」そういう思い出をつくっていって欲しいと思います。



これで3年生向けの勉強会は全て終了しました。
期末テストが終われば、次はいよいよ入試本番です。
しっかりと力をつけて、これから傾斜のきつくなる「受験坂」を
しっかりとした足取りで登っていきましょう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塾からのお知らせ【11/19版】

2015年11月19日 21時21分23秒 | お知らせ
=========
県立入試まであと103日
県立入試まであと14週

=========
≪11/29までの予定≫
◇11/20(金) ■栗橋西中3年・期末1日目
◇11/21(土) ■栗橋西中3年・期末2日目◎理社国3年(18:00-20:25)
◆11/22(日) ◎栗橋西中1・2年:勉強会(10:00-22:00)
◇11/23(祝) △祝日ですが、平常どおり授業・習熟があります◎栗橋西中1・2年:理社暗記マラソン(9:00-12:00)&勉強会(13:00-16:30)
◇11/24(火) ■栗橋東中1・2年、五霞中・期末1週間前
◇11/25(水) ▽進路希望調査票・提出締切(3年生)
◇11/26(木) ■栗橋西中1・2年・期末1日目◎3年:三者面談期間(~12/6)
◇11/27(金) ■栗橋西中1・2年・期末2日目
◇11/28(土) ◎栗橋東中1・2年・五霞中:理社暗記マラソン(9:00-12:00)&勉強会(13:00-22:00)◎理社国3年(18:00-20:25)
◆11/29(日) ◎栗橋東中1・2年・五霞中:勉強会(10:00-22:00)☆UPテスト実施日
※予定はやむを得ない理由により変更をする場合があります。その際は、メールなどでお知らせいたします。
=========
【提出物など】
◎進路希望調査票(3枚つづりのもの、3年生のみ、11/25まで)

≪栗橋西中の1・2年生対象、期末対策勉強会≫
◇11/22(日) 勉強会⇒10:00-22:00
◇11/23(祝) 理社暗記マラソン⇒9:00-12:00、勉強会⇒13:00-16:30  
※理社暗記マラソンは必修です。何らかの理由で来れない場合は、事前に連絡をお願い致します。
※昼休みは12:00-13:00、夕休みは18:00-19:00です。
※勉強会は、時間内は入退室は自習です。家では勉強が進まないというみなさんは、ぜひ勉強会をご活用ください。

≪11/23は平常授業日です≫
11/23は祝日ですが、当塾では平常どおり授業などを行います。外出などで欠席される場合は、できるだけ11/21までにご連絡をいただきますよう、お願い申し上げます。

≪中3:三者面談のお知らせ≫
進路決定のための三者面談を11月の下旬から12月のはじめに実施いたします。詳しくは、保護者会で配布したお知らせをご覧ください。

≪中3:進路希望調査票 提出のお願い≫
進路希望調査票は三者面談で使用します。11/25までに必要事項を記入の上、ご提出をお願い致します。
なお、現段階で志望校が絞り込めていない場合は、受験する可能性のある学校全てについてご記入をいただきますよう、お願い致します。

【塾のブログより抜粋】
◇変わっていないようで、変わっていくこと(来年度の教科書改訂について)
http://blog.goo.ne.jp/kousai_g/e/e09fef366c7af3dc3570299fef368d27
◇水面下の動きに注目すること(来年度からの中学校での進路指導について)
http://blog.goo.ne.jp/kousai_g/e/1b9f65051406841a968f36a9ff55e11a
========
≪空席状況≫
【授業】
◇11/23(月) 20:40-に空席があります
◇11/24(火) 20:40-に空席があります
◇11/25(水) 空席はありません
◇11/26(木) 20:40-に空席があります
◇11/27(金) 20:40-に空席があります
◇11/28(土) 個別の授業はお休みです
◆11/29(日) 自習のみ

【習熟】
◇11/23(月) 19:00-、20:30-、21:25-に空席があります
◇11/24(火) 19:00-、19:45-、20:40-に空席があります
◇11/25(水) 19:00-、21:25-に空席があります
◇11/26(木) 19:00-に空席があります
◇11/27(金) 空席はありません
◇11/28(土) 習熟はお休みです
◆11/29(日) 自習のみ

≪11/29までの自習時間≫
◇11/22(日) 10:00-22:00(勉強会)
◇11/23(月) 9:00-22:10(理社暗記&勉強会)
◇11/24(火) 15:00-22:10
◇11/25(水) 15:00-22:10
◇11/26(木) 15:00-22:10
◇11/27(金) 15:00-22:10
◇11/28(土) 9:00-22:00(理社暗記&勉強会)
◇11/29(日) 10:00-22:00(勉強会)
◇11/30(月) 15:00-22:10

≪進路・学習のご相談の受付≫
お電話にてお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピースを作る勉強、絵を完成させる勉強

2015年11月18日 22時16分39秒 | 日記・エッセイ・コラム
テストが近くなってきたときに、生徒さんにお話しするのが、
表題にある「ピースを作る勉強、絵を完成させる勉強」というお話しです。
勉強には大きく分けて2つの勉強がある、それを生徒の皆さんに伝えるための例えとして、
こんな言い方でお話をすることがあります。

勉強については、いろいろな考え方がありますが、
私は、勉強とは、パズルを完成させるようなものだと思っています。
パズルを完成させていく手順を考えると、
勉強に大切な要素が見えてくるような気がします。

勉強をパズルに例えると…
ある問題という“絵”を完成させたかったら、
その絵の完成に必要なピースがなくてはなりません。
どんなにステキなパズルでも、ピースがなくては完成はしません。
そんな大切な1つ1つのピースに当たるのが、勉強における基礎基本。
基礎基本のスキルがきちんと完成していないと、ピースが足りなくて
パズルで絵を完成させることは絶対にできません。

パズルにおいてピースは1つでも欠かすことができません。
1つでも欠けてしまえば、絶対に絵を完成させることはできないからです。
だからこそ、勉強においては、パズルで言うピースに当たる基礎基本をまずは
習得するための学習が大切になってくると思います。

そして、ピースがきちんと揃ったら、
今度はそれを絵として組み立てていく作業が大切になってきます。
これは勉強では、「解く手順を考えていくこと」に当たるかなと思います。

どんなにピースが揃っていても、ごちゃごちゃのままでは絵にはなりませんよね。
それと同じで、勉強も基礎基本だけを知っていても、問題を解き進めることはできません。

パズルでは、このピースはどこに当てはまるのかな?と考えると思いますが、
それと同じで勉強でも同じで、どこに今までに学んだ基礎基本のスキルを当てはめればよいか、
それを考えていくことが大切になってくると思います。

ピースをうまく組み立てて1枚の絵を完成させていくように、
基礎基本というツールをどのように当てはめて、問題を解いていくのかを考える、
そのような感じになってくると思います。

パズルでも、組み立てやすい部分もあると思いますが、
例えば空一面の青ばっかりのところとかは、
どこにどのピースが来るのか分かりにくいので、
組み立てていくのもかなり大変だと思います。

それと同じように、勉強でも、手順がわかりやすい問題もあれば、
どんな風にして今まで学んできた“ピース”を当てはめたらよいのか、
分かりにくい問題もあると思います。
この差が、勉強では問題の難易度の差になってくるのだと思います。

比較的組み立て易い絵もあれば、かなり難易度の高い絵もあります。
ただ、何回かやっているうちに「これはここでは?」と、だんだんと閃くようにもなってきます。
それと同じで、勉強も練習を重ねていけば徐々に閃くようにもなってくるのではないかと思います。
だからこそ、練習は勉強でも大切な要素の1つになってくるものだと思います。

勉強で大切なことは、ピースを作るための勉強、すなわち基礎基本と
絵を組み立てるための勉強、すなわち応用問題の両方をしっかりとやることです。

ピースが足りないのに絵は組み立てられません。
同様に、ピースがたくさんあってもあるだけでは作品として完成しません。

皆さんの勉強はこの2つの要素がしっかりとバランスよく入っているでしょうか?
テストの前などに、ぜひ一度確かめて、不足しているものを
しっかりと補っておいて欲しいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後のテスト

2015年11月17日 23時29分54秒 | 日記・エッセイ・コラム
期末テストが近づいてきました。
テスト自体はいつもと変わらない期末テストですが、
今回は3年生にとっては、いつもとは違う意味合いを持つテストになります。

1つは、入試において重要な内申を決めるためのテストであるということ。
もう1つは、事実上、中学校最後の定期テストであるということです。

実際には3学期期末がありますが、入試を控えている時期ですし、
その結果は入試の合否判定には使われません。
(あとから通知は高校へ行くのですが…)

ゆえに、事実上最後のテスト、
当塾では3年生にそういいながら期末テスト対策を進めています。

この時期になると入試対策をメインに据えて、
期末テストなどを半ば無視するような人もいます。
確かに、この時期に二兎を追うのは、なかなか厳しいのかもしれません。

でも、私はその考えはあまり好きではありません。
ここで二兎を追えないようでは、高校へ行ってからも、
さまざまなことを両立することは難しいでしょう。
また、最後とはいえ、内申を少しでも上げておけば、
特に公立入試においては、もち点を増やすことができます。

それに、ここでしっかりと良い結果を出して坂道を登っていけば、
きっと受験に向けて弾みもつくのではないかと思います。

受験で一番怖いのは“勢い”です。
もちろん、それまでの学習や努力があってこその話ですが、勢いがないと、
やはり今までの努力をうまく引き出せなくなってしまう、そのように感じます。

だからこそ、期末テストで勢いをつけ、“受験坂”を一気に駆け上がる、
そんなシナリオを描いてみることも大切なのではないかと思います。

いよいよ最後の期末テストがやってきます。
ここで受験に向けて勢いをつけられるかどうかは、
けっこう重要な問題だと思います。

期末テストをバネにして、入試で大きくジャンプできるように、
今から自分の気持ち・学習姿勢などを整えていきましょう!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

研修旅行へ行ってきました

2015年11月16日 23時01分47秒 | 旅行記
11/15,11/16の2日間、他の塾の先生方との研修旅行に参加して来ました。
今回訪れたのは伊豆の熱川。スーパー踊り子号で現地へ向かいました。
7月に埜口義塾との合同研修に伊豆の下田に来て以来ですが、
割と短期間での再訪に、伊豆が身近に感じてきました。


降り立ったのは伊豆急の伊豆熱川駅。

駅を降りると、あちこちから湯気が出ていて、
温泉が湧き出ているのが分かります。
都市部では近年は、地下深くからくみ上げて…というところもありますが、
これだけあちこちから豪快に噴気を上げている光景を見ると、
「温泉地に来た!」そんな感じがします。

行きの列車の中から、いろんな話をしていきましたが、
旅館に到着後、時間もたっぷりあったので、ひと風呂浴びてから、
話にのめる込むように、いろんな話しをしていきました。

ゆっくりとした時間の流れの中で、
のんびりとくつろぎながら
たくさんの話をしていきました。

普段はなかなかゆっくりとした時間が味わえないだけに、
こうした話を聞きながらゆっくりとすごすのは、貴重な時間でもあります。

高校入試のような堅い話から、かなり軟らかい?話まで、
気兼ねなく話せるのが嬉しいです。
高校入試の裏話などを聞くと「へえー」と思うようなこともたくさんありました。

翌朝、太陽の日差しで目が覚めました。ちょうど日の出のとき。
真正面に見える伊豆大島のちょっと南から、太陽が昇ってくる姿は、
とても壮観な眺めでした。



ホテルから見た日の出(上)とホテル付近の海岸線(下)

朝日を受けながらもう一度風呂に浸かりましたが、
昇る朝日に海の波がキラキラと反射している光景は、本当に壮観でした。

帰りは戻ってから授業もあるので、それほどゆっくりとはできませんでしたが、
それでもたくさん話しをし、ゆっくりとした時間を過ごし、
何よりも貴重な情報を得られる研修旅行になったと思います。

整理・整頓がついたら、皆さんにもこの研修で得たことを
還元していけたらと思います。


伊豆熱川駅から熱川温泉をのぞむ。

それにしても熱川温泉は温まりますね。
何でも塩分の影響があるようで、風呂から出ても1時間は汗が出続けて、
しばらくはからだが火照っている状態が続きます。
そんなわけで、出すべき毒素?も排出してきて、少しは健康になったかも知れません(笑)

1泊2日の研修旅行、大いに満喫させていただきました。
ご同行いただいた先生方、ありがとうございました!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水面下の動きに注目すること

2015年11月14日 21時07分25秒 | 日記・エッセイ・コラム
昨日の変わらないようで変わるもの」という記事の中で、
教科書の小改訂に触れましたが、
もうひとつ、「変わらないようで変わるもの」があります。
それは、埼玉県の中学校における進路指導のあり方です。

一昨日の岩佐教育研究所の岩佐先生との勉強会で再確認したことですが、
この変化はジワリと埼玉の入試に大きな変化を与える気配を感じています。

事の発端は、埼玉県教育委員会は7月1日に、中学校で進路指導を担当する先生方を集めて、
中学校の進路指導について、これまでと大きく変わる内容を伝達したことにはじまります。

その内容とは、
「中学校の先生による私立高校の訪問と情報の収集」
「偏差値を活用した進路指導」
「公的テストへの偏差値の掲載」

などです。

埼玉発で偏差値を入試から追放したことを考えると、
実は大きな方針の転換、そのようにもいえます。

これらは、これからの中学校における進路指導に、
少なからず大きな影響を与える話ではありますが、
入試制度そのものが変わるわけではないので、世間の注目はそれほど大きくありません。

ただ、これが着実に実行されると、今と入試制度とは変わらないものの、
入試で志望校を決めるまでのプロセスが変わってくるように思います。
そのことに注目し、塾としても、塾運営や生徒・保護者の皆さんに与える
いろいろな影響を洗い出していくべきですが、
制度が変わったのに比べると、動きはなかなか鈍いようにも思えます。

この話を最初に知ったのは、7月のとある学校の説明会の場だったと思います。
それ以来、当塾ではこの方針転換が与える影響を考えてきましたが、
まだそのあたりの動きが鈍いのが少々気になるところです。

こういった変化は、入試制度を変えるといった大きな変更ではないので、
地下にもぐった水面下の動きともいえると思います。
表面的なことや、大きな出来事だけを追って行ってもよいのかもしれませんが、
もう少しアンテナを張って水面下の動きをとらえると、
次に何が来るのかが予想でき、早めに対策を立てることも可能です。

当塾はNPO埼玉教育ネットを通じて、岩佐教育研究所の岩佐先生や
UPテスト理事長の梅野先生など、埼玉の入試を研究している先生方から
直接こういった変化についてお聞きできるので、特に敏感なのかもしれませんが、
水面下の動きを知っていくことで、変化に対応した
しっかりとした対策を立てていくこともできるように思います。

ものごとは表面に出てくるまでに時間がかかります。
表面に出てきてからでは、その内容は確定してしまっているため、変化についていくしかありません。
しかし、表面に出る前の段階で気づくことができたなら、
その変化にいち早く対応し、変化を先取りし、一歩リードすることもできると思います。

考えてみれば、私たちの仕事は生徒さんの変化に気づく仕事でもあります。
表面にはまだ表れていないさまざまな生徒さんの変化、
それをしっかりと読み取って先手を打ったり、対策を立てたりということが
重要な仕事といえると思います。

水面下の動きにアンテナを張る習慣、
それは制度の変更などを早く読み取るということだけでなく、
生徒さんの変化に気づくという意味でも、
教育に携わる人間が持つべき感性の1つなのかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

変わっていないようで、変わっていくこと

2015年11月13日 21時51分18秒 | 日記・エッセイ・コラム
今週は2つのセミナー・勉強会に出席をしました。
1つは教育開発出版の「教科書改訂セミナー」
もう1つは、岩佐教育研究所の「岩佐先生との勉強会」です。

もちろん偶然なのですが、この2つのセミナー・勉強会から私が感じ取ったこと、
それは、
「表面が変わっていないように見えても、裏では着実に変化していっている」
ということでした。

今回は、その中から教育開発のセミナーで聞いた
「小改訂だからこその注目点」について記したいと思います。

============

来年度は教科書が小改訂される年です。
前回の教科書改訂のように「内容が大幅に増える」というような、
大規模な改訂(指導要領の改訂を伴うもの)ではありません。
ゆえに、世間的にも注目度は低いのかもしれませんが、
実はこの小改訂では、2020年に向けた布石が打たれています。

たとえば、部分的なアクティブラーニングの導入や、
発展的な内容を自宅で学習するように促すなど、
扱う内容の大きな変更はなくても、
扱い方が変わってきている、そのように感じました。

指導要領の改訂を伴わない改訂だけに、注目度は低いのかも知れませんが、
今回の改訂は、実は大きな“格差を生む危険をはらんでいる改訂”だと思っています。

アクティブラーニングは非常に魅力的な学習方法ですが、
これについていくには、基本的な知識が身についていないといけません。
知識の習得という基礎・基本の上に立つのがアクティブラーニングなので、
授業がアクティブラーニング化していった場合、基礎力の有り無しが
その人のアクティブラーニングへの参加の度合いを決めることになり、
基礎基本がしっかりとしていない人が、淘汰されていく可能性を秘めています。

実際、当塾や私の知り合いの塾でも、
部分的にアクティブラーニングや、その変形を導入していますが、
きちんとした管理のもとでやらないと、格差が開いてしまうという実感があります。

また、アクティブラーニングを先行導入している学校も、
導入に向けた先生方の研修などが欠かせないとお話をされています。

様々な学力層が存在する公立の中学校で一律にアクティブラーニングを行った場合、
研修などが行き届いていない状態でおこなうと、実は格差の拡大につながる、
そのような懸念も言われています。

そのような心配をはらんでいる改訂ですが、小改訂がゆえに、
注目度がイマイチなのが気になります。

もうひとつは、
「家庭での学習領域の増加」です。

現在の学習指導要領は、3割削減前にほぼ戻っていますが、
その時代に比べると授業時間が少なく、消化し切れていないという現状があります。

それゆえに発展問題などはかなり省略されているように思いますが、
新教科書では、そこを家庭学習の領域に持っていっているのが、一つの特長です。

すなわち「家庭学習でやってみよう」「自分で考えてみよう」などの見出しをつけて、
家庭学習や自習として、「自分で学習する」ことを求めている教科書
そう言ってもいいと思います。

一昔前は、教科書の内容といえば、全て学校で教えてくれるものでしたが、
今は教科書の内容を全て消化できるほどの時間を確保できないのが現状です。

それゆえに、現在もも含めて発展を中心とした相当の部分が学校ではなく、
家庭学習の領域に任されてしまっている、そういうことができます。
ただ、発展とはいっても、私達が中学生の頃には普通に学んだ内容も多くあり、
それを学校で学べないとなると心配になってきます。

しかも、それを家庭学習の領域にするということは、
やる子とやらない子に別れてくるわけで、やらない子は当然、
教科書内容を全て理解することができなくなってきます。

つまり、やる子は発展内容をコツコツと自宅で学習をし、さらに力をつける、
対して、やらない子は、発展内容を学習することなく過ぎてしまう、
そのようになりかねないということです。

このように考えると、やるかやらないかで、学力の格差が
今まで以上に大きくなるという危険をはらんでいるともいえます。

くり返しになりますが、今度の改訂は小改訂ゆえに注目も小さいかもしれませんが、
実は、基礎力をしっかりと身につけたやる気のある子と、
基礎力が乏しく、やる気のない子では、大きな格差が広がる懸念のある教科書になる、
そういう言い方ができるのではないかと思います。

来年から始める教科書改訂は、実はお子さんのスタンスしだいで、
大きくその実力が変わってくるということができます。

自分でできるお子さんは良いのですが、
自分でできないところが多いお子さんや基礎に不安のあるお子さんは、
塾などの学習補完機関をうまく活用していくこと、
これが大切になってくるのではないかと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塾からのお知らせ【11/12版】

2015年11月12日 20時54分48秒 | お知らせ
=========
県立入試まであと110日
県立入試まであと15週

=========
≪11/23までの予定≫
◇11/12(木) ■栗橋西中1・2年・期末2週間前
◇11/13(金) ■栗橋西中3年・期末1週間前
◇11/14(土) ◎栗橋東中・西中3年:理社暗記マラソン&勉強会(9:00-22:00)◎理社国3年(18:00-20:25)★UPテスト申込み締切
◆11/15(日) ◎栗橋東中・西中3年:勉強会(10:00-22:00)
◇11/16(月) ★北辰テスト申込み締切
◇11/17(火) ■栗橋東中1・2年・期末2週間前
◇11/18(水) ■栗橋東中3年・期末1日目
◇11/19(木) ■栗橋東中3年・期末2日目■栗橋西中1・2年・期末1週間前
◇11/20(金) ■栗橋西中3年・期末1日目
◇11/21(土) ■栗橋西中3年・期末2日目◎理社国3年(18:00-20:25)
◆11/22(日) ◎栗橋西中1・2年:勉強会(10:00-22:00)
◇11/23(祝) ◎栗橋西中1・2年:理社暗記マラソン(9:00-12:00)&勉強会(13:00-16:30)
※予定はやむを得ない理由により変更をする場合があります。その際は、メールなどでお知らせいたします。
=========
【提出物など】
◎UPテスト(3年生・県立受験者必修、11/29実施・11/14締切、申込書は郵送済)
◎北辰テスト(3年生・私立単願者と私立高校との相談を継続する人は必修:12/6実施、11/16締切、申込み書は保護者会で配布済)
◎進路希望調査票(3枚つづりのもの、3年生のみ、11/25まで)

≪栗橋東中・西中の3年生対象、期末対策勉強会≫
3年生の皆さんにとっては、事実上最後の定期テストになります。有終の美を飾れるように、しっかりと学習を進めていきましょう!
◇11/14(土) 理社暗記マラソン⇒9:00-12:00、勉強会⇒13:00-22:00 
◇11/15(日) 勉強会⇒10:00-22:00
※理社暗記マラソンは必修です。何らかの理由で来れない場合は、事前に連絡をお願い致します。
※昼休みは12:00-13:00、夕休みは18:00-19:00です。
※勉強会は、時間内は入退室は自習です。家では勉強が進まないというみなさんは、ぜひ勉強会をご活用ください。

≪中3:三者面談のお知らせ≫
進路決定のための三者面談を11月の下旬から12月のはじめに実施いたします。詳しくは、保護者会で配布したお知らせをご覧ください。
※進路希望調査票は三者面談で使用します。11/25までに必要事項を記入の上、ご提出をお願い致します。

≪UPテスト・北辰テストの申し込みを忘れずに≫
14日はUPテストの申し込みの締切、16日は北辰テストの申し込みの締切です。申し込み忘れのないようにご注意ください。

【保護者会のご報告】
◇先日実施した保護者会の様子です⇒http://blog.goo.ne.jp/kousai_g/e/c76d4feb10c887f5884987e2542f15be

========
≪空席状況≫
【授業】
◇11/16(月) 20:40-に空席があります
◇11/17(火) 20:40-に空席があります
◇11/18(水) 空席はありません
◇11/19(木) 20:40-に空席があります
◇11/20(金) 空席はありません
◇11/21(土) 個別の授業はお休みです
◆11/22(日) 休塾日です

【習熟】
◇11/16(月) 19:00-、20:30-、21:25-に空席があります
◇11/17(火) 19:00-、19:45-、20:40-に空席があります
◇11/18(水) 19:00-、21:25-に空席があります
◇11/19(木) 19:00-に空席があります
◇11/20(金) 空席はありません
◇11/21(土) 習熟はお休みです
◆11/22(日) 休塾日です

≪11/23までの自習時間≫
◇11/13(金) 15:00-22:10
◇11/14(土) 9:00-22:00(理社暗記&勉強会)
◇11/15(日) 10:00-22:00(勉強会)
◇11/16(月) 15:00-22:10
◇11/17(火) 15:00-22:10
◇11/18(水) 15:00-22:10
◇11/19(木) 15:00-22:10
◇11/20(金) 15:00-22:10
◇11/21(土) 14:00-22:00
◇11/22(日) 10:00-22:00(勉強会)
◇11/23(月) 9:00-22:10(理社暗記&勉強会)

≪進路・学習のご相談の受付≫
お電話にてお問い合わせください。

========
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

付属校のメリットを考える ~卒業生から聞いた話

2015年11月11日 17時51分33秒 | 受験・学校
先日、國學院栃木高校に進学した卒業生2人が、塾に遊びに来てくれました。
そのときの話は、先日ツイッターでもお話しをしたのですが、
今回はそのときの話を再構成してお伝えしたいと思います。

前回2人が遊びに来てくれたのは、高3になったばかりの頃の
今年の初めごろですので、約半年ぶり、まずは元気そうで何よりでした。

前回に遊びに来た時に、2人とも運動部で、しかも強化部に入っているとのことで、
「部活が毎日のようにあって大変!」という話をしていました。
しかも、高3の冬まで部活があるということなので、進路のこともちょっと心配をしていました。

そんなこともあって、今回2人に進路のことを尋ねてみたら、
國學院大學への内部推薦で、2人ともすでに進路が進路が決まっているとのことでした。
2人の中学校のときの成績を知る私からすると、それはとても嬉しい話、
2人ともよく頑張ったんだなぁと感心してしまいました。

よく付属校のメリットがいわれますが、
この2人もそのメリットを生かした形での進学になったと思います。
國學院大學といえば、中堅上位に位置する大学ですから、
外部から一般入試で合格していくのは、なかなか難しいと思います。

2人とも中3の時の成績は、国栃に単願で入れるかどうかというレベルでしたが、
そこからしっかりと頑張って、國學院大學への進学を決められたことは、
私にとっては、失礼な言い方かもしれませんが「え?あの2人が?」という感じです。

もちろん、国栃に入ったからというだけで、國學院大學へ行けたわけではありません。
高校に入ってからのしっかりとした努力、これが2人の話からかなり見えてきました。

先ほども記したとおり、2人とも運動部のしかも強化部に入っていましたが、
クラスで5位は下らない成績を維持していたそうです。
部活でも勉強は手を抜いてはいけないという雰囲気があったそうで、
同じ部活の先輩などや同級生が頑張って勉強していたのをみて、
焦ったというふうに言っていました。
よく言われる「部活が忙しいから…」という雰囲気にならないところが、
どうやらこの学校の良いところのようです。

私は
「周りが勉強する雰囲気だった」
この言葉が、やはり印象に残ります。
その雰囲気をしっかりと生かして、定期テストでもよい結果を修め、
部活も3年間一生懸命に頑張り、その上での内部進学での大学合格、
なかなかステキな高校生活だったのではないかと思います。

これが他の学校に進学をしていたら、
また違う結果になっていたのではないかと思います。

一般入試で大学に入ろうとすると、
定期テストでの頑張りと、大学受験のための勉強、
これが別になってくるので、両立が難しい側面があります。

その点、國學院栃木から國學院大學へは、定期テストの結果をふまえて
進学がきまるので、逆に言えば、定期テストにしっかりと集中すればよい
そういう言い方もできると思います。
このあたりが、付属校の大きなメリットの1つといえると思います。

今回の2人は付属校のメリットをしっかり生かしての進学ですが、
そのメリットを生かせるように、ここまでしっかりと自分を鍛え上げたこの2人の生徒さんを、
私はいま、とても誇りに思っています。

大学合格、おめでとうございます!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

埼玉の公立高校はもう少し頑張らないと…

2015年11月10日 23時12分27秒 | 受験・学校
下記は、先日の保護者会でご講演いただいた教育開発出版の守屋さんにいただいた資料です。
この資料から、皆さんはどんなことに気づかれますか?


黄色のラインは、近県の公立高校、HP上に進学実績の記載のない学校もあり
※不動岡(現浪不明)80名、羽生第一(現浪計)2名


地域性などもあるため、単純な比較はできないということは承知の上で話を進めると、
埼玉県の公立高校には、もうちょっと頑張っていただかないといけない
そんなことがいえる資料だと思います。

この資料の人数は、国公立大学の進学先で示しています。
私立大学に強い高校があるとすれば、この資料ではいささか不利かもしれませんが、
一般的には、国公立の人数が進学校としての実力を示す物差しとして使われるので、
今回はあえて国公立のみで比較しています。

埼玉の公立と近県の公立を比べると、
入学時の偏差値が同じような偏差値帯でも、
卒業するときの国公立大学合格者の差が
かなり大きくなってきているのが見て取れます。

例えば、当塾の隣町の古河市にある古河三高は、国公立現役69名(しかも、埼玉より定員は少ないのに)ですが、
埼玉の公立高校は、古河三高よりも上の偏差値帯の学校でも、
(古河三高より定員が多いのに)国公立は10人台とは、
ちょっと情けない気もしてきてしまいます。
“地域性”という言葉だけでくくるには、ちょっと差がありすぎるような気もします。

群馬県の太田高校は、実に定員の半分近くが国公立への合格を決めています。
埼玉では、それと同じレベルに達する公立高校は、残念ながらありません。
埼玉県は地域柄、私立大学への受験が多いのかもしれませんが、それに甘えてしまい、
「国公立へ進学するぞ!」という意欲がなくなってしまうのも、
あまり良くないような気がしてなりません。

埼玉に住んでいると埼玉県内の高校にしか目が向かないことが多いですが、
埼玉ではネームバリューのある学校でも、実は近県と比べると、
まだまだ頑張らなくてはならないという実情も浮かび上がってきます。

内訳を見れば、近県公立高校は派手な大学への進学は確かに少ないかもしれませんが、
それでもコンスタントに偏差値50台から50名以上の生徒を国公立に送るのは、
容易なことではないと思います。

もう少し視野を広げて、こういった情報も集めてみれば、
本当に自分の進学希望にあった高校を選んだり、
本当にしっかりとした実績を上げている高校を見つけたりすることが
できるのではないかと思います。

高校を決めるときは、もちろん進学実績だけで決めるわけにはいきません。
先日のブログでも書きましたが、勉強だけが高校生活でもありません。

ただ、高校を卒業するときに、どのような進路をとることができる可能性があるのか、
その選択肢の幅を広げられる可能性が大きい高校をしっかりと調べておくこと、
それは必要な作業なのではないかと思います。

見える範囲の高校だけを見て、ネームバリューだけで決めてしまったり、
狭い範囲での情報だったりで決めてしまうのではなく、
広く情報を集め比較検討してみる、
それが本当に良い進学先を決めていく上でも必要なことかもしれません。

ちなみに、太田高校や小山高校のことは良く分かりませんが、
古河三高は埼玉県からでも進学ができます。(ただし人数制限はあり)

偏差値50台後半だけど、ぜひ国公立に行きたい!
そんな人は、古河三高も検討してみるといいかもしれませんね。

埼玉公立の本当の“敵”は私立高校ではなく、
近県公立なのではないかと最近思っています。

埼玉公立高校には、あと一踏ん張り、がんばって欲しいところです。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする