年の瀬も迫り、今年もあとわずかになってきました。受験生の皆さんは志望校も決まり、年明けとともにいよいよ入試本番が始まります。
そんな中、いま一番心配なことは生徒さんたちの気持ちの安定です。一生懸命やってきただけに、この時期にはテストの結果や過去問の点数といったものだけでなく、目の前の問題がうまく解けないなど、ちょっとしたきっかけで不安や戸惑いを覚える生徒さんが増えてくるように思います。
一生懸命やっているからこその不安、何とか解消してあげてたいとは思うのですが、なかなか難しいというのが現実です。これほどの緊張感に耐えろというのも、15歳の皆さんにとっては過酷なような気もします。でも、こういった経験を通じて自分を一回り成長させていって欲しいとも思い、私も複雑な気持ちになります。
いまそんな皆さんを目の前にして私ができること、何かないだろうかと真剣に考えてみました。直接的には皆さんのお役に立てるかどうかはわかりませんが、そんな私にもできることが1つだけあるような気がしました。
「ただひたすら信じて応援する」
これしか今の私には思いつきませんでした。具体的な勉強法や進路のアドバイスといったことを除けば、いまは皆さんをひたすら心から応援すること、これ以外にはできない気がします。もっと頼りがいのある答えを見つけたかったのですが、皆さんがゴールを目指して走るマラソンランナーだとするならば、私が沿道からあれこれ指図するより、声援を送りゴールを目指す皆さんの道しるべになる、それが今の私にできることだろう、そう思っています。
先日も難しい問題に当たり元気をなくしている生徒さんを見かけました。夜遅くまで勉強して疲れた様子を浮かべている生徒さんを見かけましした。わからない問題をしっかり聞こうとする生徒さんに出会いました。漠然とした不安に押しつぶされそうな、そんな生徒さんにを見かけました。
私は、そんな生徒さんの応援団長として残りの65日をともに頑張っていきたいと思います。