当塾では「深勉」と「もぎ取り読み」という勉強の仕方を生徒さんに進めています。
↑「深勉」を意識して関連事項などもしっかりと学習していますね。
↑根拠まで理解できているかどうかが明確になるので、それを克服していくことで得点力に繋がっていきます。
「深勉」は、文字通り深く勉強すること。
これは、教育ジャーナリストの梅野弘之先生が提唱されている学習の仕方で、
間違えたときに、間違えた箇所だけでなく、それに関連するものも合わせて学んでしまう、という学び方です。
「もぎ取り読み」は、開智未来高校の前校長の関根均先生が提唱されている文章の読み方で、
キーワードを丸などで囲み、大切なところを本文からもぎ取っていくように読む、というとこからこの名前がついています。
前回の単語帳づくりでは、特に理科や社会でこの「もぎ取り読み」を意識しながら、単語帳を作っていくように生徒さんにお話をしていました。
そしてもう一つ、当塾で生徒さんにおすすめしている「深勉」ですが、
こちらは、テストのやり直しや、入試問題を解くときなどに活用しています。
↑「深勉」を意識して関連事項などもしっかりと学習していますね。
しっかりと深勉をやっている生徒さんは、どんどんと守備範囲が広くなっていきます。
特に理科や社会でその効果を発揮しやすく、1つの問題で2問3問解いたのと同じ効果が得られるからです。
選択肢の問題では、正しい選択肢についてだけ理解するのではなく、
正しくない選択肢は、なぜ正しくないといえるのか、そこまで突っ込んで考えていきます。
そうすることで、根拠をしっかりと把握することができるようになり、関連する事項も合わせて学んでいくことができるので、
学びの効果としては、とても大きいものがあります。
この時期はこれを入試問題を解くときにも活用しています。
入試問題を解くには早いとか言われそうですが、この方法で解いていけば、できないところがあればあるほど学ぶとが多く、
また原典が入試問題なので、その傾向や特徴、レベルも把握しながら学習ができます。
↑根拠まで理解できているかどうかが明確になるので、それを克服していくことで得点力に繋がっていきます。
デメリットとしては時間がかかることです。
一つ一つ丹念に学んでいきますので、どうしても時間がかかります。
ただ夏あたりからこの学習に真摯に取り組んだ生徒さんは、多少の凸凹はあるものの、
少しずつその成果を発揮してきているので、
早く取り組めばその効果は大きいものと思います。
もともとノートをまとめるのが好きな生徒さんがいると思いますが、
ノートをまとめるだけでは学習としては不十分です。
この深勉は、問題を解くとノートにまとめるが一体化したような学習としてはなので、
ノートをまとめたい生徒さんにも、有効な学習方法だと思います。
幸いにも私の周りには、教育において第一線で活躍されている先輩方がたくさんいらっしゃいます。
更に幸いなことに、そういった先生方と直接お話をし、学ばせていただく機会もたくさんあります。
そこで得た様々なものの考え方・捉え方を、
生徒さんの学習指導に役立てていきたい、そのように思います。