「仏都を巡る」・・・。
福島県会津地方の自治体などが、「極上の会津プロジェクト」
なる運動を展開中です。
JR東日本も加わって、「ぜひ会津へ」と観光客誘致を推進して
います。
会津地方は、平安時代のはじめ、徳一という高僧が訪れてお寺を
いくつも開いて以来、仏教の隆盛をほこる地域の一つになりました。
つまり仏都(ぶっと)というわけです。
「プロジェクト」は、その数々の古寺と貴重な仏像を巡り、そして
会津の食彩に舌鼓を打ってもらおうという観光キャンペーンです。
寺社を大きな観光資源ととらえた誘客運動は昔からあったでしょうが、
自治体や企業が、信仰のかたち、姿、心にふれる場として積極的に
PRするというのは、意外に最近になってからかもしれません。
何と言っても、お役所は、宗教色に不思議なほど慎重で、「お祭りは、
紹介しても寺社の名前は伏せる」とか、「文化財に指定される建造物の
寺院なら広報に出す」という風潮があります。
和尚の寺も、区のホームページに掲載されていますが、お寺のHPアドレスに
リンクして頂くのも一苦労でした。普通に住所感覚で捉えてもらえば良いのに!!
http://www.city.toshima.lg.jp/kanko/sanpo/006179.html
政教分離は、宗教を排除することではなくて、あらゆる宗教を差別しない
ということが本意だと思うのですが・・・。
近年には、鉄道はじめ交通各社も、寺社めぐりを絡めたキャンペーンに
熱心です。
お開帳を機会に観音札所の巡礼を主催したり、駅を基点としたハイキング企画に
お寺の拝観をかならず盛り込んだり・・・。
四国八十八ヵ所では、お遍路さんの巡礼をサポートすることを明確に打ち出した
タクシー会社もあると聞いたことがあります。
こうした寺社めぐり企画ブームは、案外、90年代に始まったJR東海の
「そうだ 京都、行こう」キャンペーンが、一つのターニング・ポイントに
なっているのかも・・・。
毎シーズン、名キャッチ・コピーとともにTVコマーシャルやポスター写真に
登場するのは、ほとんどがお寺と神社なのですからねぇ。
レジャーだけでなく、心のいやしを求める旅をのぞむ人が増えているという
ことかもしれませんね。
ちなみに、定説ではないのですが、「五大仏都」というのがあって、奈良、
京都、鎌倉、平泉、会津なのだそうです。
でも日本には、コンビニよりも断然多いお寺が、まんべんなく、
7万とも、8万ともあることを考えれば、全国どこでも
「仏都」ですよね
福島県会津地方の自治体などが、「極上の会津プロジェクト」
なる運動を展開中です。
JR東日本も加わって、「ぜひ会津へ」と観光客誘致を推進して
います。
会津地方は、平安時代のはじめ、徳一という高僧が訪れてお寺を
いくつも開いて以来、仏教の隆盛をほこる地域の一つになりました。
つまり仏都(ぶっと)というわけです。
「プロジェクト」は、その数々の古寺と貴重な仏像を巡り、そして
会津の食彩に舌鼓を打ってもらおうという観光キャンペーンです。
寺社を大きな観光資源ととらえた誘客運動は昔からあったでしょうが、
自治体や企業が、信仰のかたち、姿、心にふれる場として積極的に
PRするというのは、意外に最近になってからかもしれません。
何と言っても、お役所は、宗教色に不思議なほど慎重で、「お祭りは、
紹介しても寺社の名前は伏せる」とか、「文化財に指定される建造物の
寺院なら広報に出す」という風潮があります。
和尚の寺も、区のホームページに掲載されていますが、お寺のHPアドレスに
リンクして頂くのも一苦労でした。普通に住所感覚で捉えてもらえば良いのに!!
http://www.city.toshima.lg.jp/kanko/sanpo/006179.html
政教分離は、宗教を排除することではなくて、あらゆる宗教を差別しない
ということが本意だと思うのですが・・・。
近年には、鉄道はじめ交通各社も、寺社めぐりを絡めたキャンペーンに
熱心です。
お開帳を機会に観音札所の巡礼を主催したり、駅を基点としたハイキング企画に
お寺の拝観をかならず盛り込んだり・・・。
四国八十八ヵ所では、お遍路さんの巡礼をサポートすることを明確に打ち出した
タクシー会社もあると聞いたことがあります。
こうした寺社めぐり企画ブームは、案外、90年代に始まったJR東海の
「そうだ 京都、行こう」キャンペーンが、一つのターニング・ポイントに
なっているのかも・・・。
毎シーズン、名キャッチ・コピーとともにTVコマーシャルやポスター写真に
登場するのは、ほとんどがお寺と神社なのですからねぇ。
レジャーだけでなく、心のいやしを求める旅をのぞむ人が増えているという
ことかもしれませんね。
ちなみに、定説ではないのですが、「五大仏都」というのがあって、奈良、
京都、鎌倉、平泉、会津なのだそうです。
でも日本には、コンビニよりも断然多いお寺が、まんべんなく、
7万とも、8万ともあることを考えれば、全国どこでも
「仏都」ですよね
「お伊勢参り」「善光寺参り」が代表例だと思うのですが、明治維新以前は、寺社巡礼は観光を兼ねていたようです。御師が伊勢神宮周辺の観光ガイドをしていたようですし…。日本の近代化の過程で、そうした伝統も一見失われたようにも見えます。
しかしよく考えてみると、JRの京都キャンペーン以前にも神社仏閣巡りを観光や交通機関への有効な誘客手段とする例は、各地でありますよね。
関西の私鉄は昔からこういうことに商売熱心ですが、関東でも古くは「京王三十三観音」や京成の「東三十三観音」、現在では西武電車と「武蔵野」「狭山」の両観音霊場は密接な関係があるようです。今春の三浦三十三観音のご開帳が盛況だった背景にも、京浜急行のバックアップがあったと聞いております。
東京でも、江戸三十三観音や「豊島」「御府内」の弘法大師札所など、交通機関などと組んで面白い「売り出し方」ができるような気がします。
キーワードは「健康」「エコ」なのではないでしょうか。
こられました。
日本料理を勉強されているとかで、休みの日には、
歩いてお寺めぐり・・・。
「日本のお寺ワンダフル~~ネェ、お寺の建物
とてもエコ~~」と持論を展開・・・。
「はぁ・・・そうですか」と聞き役の和尚で
したが、日本人より日本的で、健康&エコの
外国人の方でした
メンテンスが、それ以上にかかって逆に
不便なものですね・・・
漢字も書けなくなっちゃうし!!
自動的に張り付く「お世話になっております」
なんていう冒頭文も、何だかむなしく感じちゃいますよね・・・。
あふれるばかり情報化社会になってきていますが、
だからこそアナログチックなお寺は、これから
ますます重要になるのでは・・・と思っています。