鉄道模型工作記録帳

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若旦那の意思を無視した関西の105系26

2008-12-18 11:34:29 | 若旦那の常磐線103系
車を前面すげ変えしたところでより道です。

10連の工程は頭にあるのですが、一部未確定部分もあり、廃棄される予定の車体を使って工法の試験をしようと思いました。

まぁ、その前に。

工作机にクランケが居ました。
えーっと、伊藤園の綾瀬はるか主演映画タイアップおまけの、ANAユニフォームコレクション。
 
娘のお気に入りです。

以前にも、この足部分が折れて、自立しなくなったの
プラ棒を挿して修理したのですが。

今度は、ちょっとアレな状態でそっとおいてありました。
 
なにやら外見も服に乱れがあります。


 
瞬間接着剤が垂れた痕と推測。

 
お顔。
前の写真と背景の角度がまるで違うことで察してください。
コレを写している自分は変態チックです。

で、1.2mm真鍮線を、ソコとソコに穴を開けて挿して・・・

 
手術完了。
見られる姿になりましたが、服の艶がタッチアップの部分違うので。

 
半艶クリアで整えて完了。
娘に渡すと喜んでくれました。

さて、そのよそ道です。

 
支給されていたこの車体。本来はクハ103-1025と1026になる予定で送られてきました。
が、
かなり状態は悪く、湾曲もしていますし(キニナラナイ人はキニナラナイけど自分は嫌。)

塗装剥離もやや車体を傷めており、中間車と繋ぐのは気が引けましたので、勝手に廃車扱いにして、昨日までの種車変更を掛けていたのです。

このほかにも。ウイン製の0番台先頭車4両がありましたが、2両は若旦那の別オーダー用新品。
あと2両も今回の先頭用でしたが、もっと状態が悪く使いたくないので事実上破棄です。

この1000番台2両については、2両単位であればかろうじて復帰できるかなと考え、試作組として改造することで生かすことに変更しました。

が、すでに窓の一部が埋められており、彫りなおすのは汚くなります。
この状態を生かして派生できるものは、幾つかしか考え付きませんでした。

JR西日本所属の、105系500番台です。
1985年に、京都駅で一度だけ見たことがある以外、「あずまびと」の自分には縁も所縁も愛情も情報も知識もありません。

またも淡々と組むものを進める所存です。

で。

資料探しですが。
 
こんなの出してみました。

1984年、私と弟が初めて「大人向け鉄道雑誌」を買い与えてもらった年です。
毎号は無理ですが、何ヶ月か一度買ってもらいました。

私が鉄道ファン、弟がレイルマガジンです。
最初に買ったのはレイルマガジン創刊3号でした。

いま、手元にその本はありません。
棺に入れて、送ってやりましたから。
この第9号も入れて送りましたが、後年買いなおしたものです。
創刊3号は探しているのですが、なかなか見つからないですね。

さて、そのころちょうど、誕生したのがこの、105系500番台。
紙面には、注目されていたのでしょう。
結構何度も登場していましたので、記憶が大変強い車両であることは確かです。

最初に送っちゃった何冊かにも出ていたなと記憶していますし、そういえばそれを作るのも良いなと。
若旦那には一切相談していませんけどwww

というのは、現車の状態、残りそうな部品、手持ちのパーツを考えるとちょうど良かったんです。

この部品が用途なしですし。

ということで。
読んでみると
 
あったあった作例が。

写植がずれているのがご愛嬌。
「、」ではなく、「コロン」というのも写植時代に流行りましたね。
写植なんて、パブリッシングの世界の人間でも団塊ジュニア以上じゃないと解らないのではないか?

さて、読み解くと
 
うーん。
工法が、予定されていることとまったく変わらないw
側面がGM利用かウィン利用の違いだけで前面は当時のものです。

 
うむ。25年経っても変わらんというのはある意味すごい。

HO記事もありました。
 
前面自作らしいです。

 
良い 発見をしました。
クハ105を制作するに当たり、0番台一般から制作しています。

 
出来上がっている前面を見ると、大変すっきりと好印象の前面です。
よく似ています。

ということは、
本体の1000番台前面も、KATO0番台低運転台のガラスを嵌めていけば、このような良い印象になるということです。
あちらのほうの制作に変化を与えましょう。

いい刺激になりました。
25年前の記事侮れず。

この改造、いい意味に出そうです。

 
実車資料も豊富です。

 

 

こういうオールインワンの、模型も実物情報も兼ねた総合鉄道雑誌がまたでませんかねぇ?
この当時のレイルマガジンの構成は今でも好きです。
当時の鉄道趣味界の若手論客がコラムで語る「RM談話室」とか、撮影方法を具体的に指南する「ドライブガイド」とか。いまだに好き。
それらがたとえばモデルも写真も実物も何も同じ編集テーマやコンセプトでまとまっている。
実際撮影に出かけて、実写資料を見つつ、帰ってきたらモデリング。
楽しいじゃありませんか。

ちょっといろんな意味で新装になった「とれいん」が近い感じはします。
でも、この当時、こういうポピュラーな記事の横には、青森こーけん氏の超ウルトラディープなスイッチャー(の、やたら軽いノリの)記事があったもんです。
面白かったなぁ。

カトーとかサカイなんてここで好きになっちゃったもん。
罪作りな雑誌ですよw
小学生にガソロコを教育するなんてw

 
さて、前面は片方については壊滅的。片方は使えそうですが、似ていないのでやっぱり壊そうと思います。
ということは、両方105系正調顔の編成になります。
モデルにするに際し、どうしても特徴的で2トーンで綺麗で、関西でもメジャーな奈良線の105系500番台がモデル化する方が多く、当然のようにクハ105が制作される記事が多いです。

が、今回は部品の都合上、端正な編成にしていきます。
問題は、登場時にするか?最近の冷房改造にするか?またはWパンタ編成にするか?
迷うところです。

登場時だと、ヘッドライトの色について拘りたいですね。
ヘッドライト本体、今はオレンジになっていますが、この系列は確か記憶では鷹取、大宮、郡山、幡生、松任などで改造されたはずです。
そうすると微妙に変化もあって、ヘッドライトの塗装がクリームに塗り別けられていた、HO作例のような姿で出場した車両もあったのです。

さて、どこ改造の何番だったかなぁ・・・?
1984年ころの鉄道ファンか、レイルマガジンに記事になっていたはず。

まてよ?
可部線も地味でいいかなぁ?
奈良線と可部線とでは、Mc車のMGの形式と容量が違うんですよね。

ここまで、ソラで書きました。

いかに穴が開くほど読んでいたか・・・。

でも、それ以上の知識は無く今の模型的には情報が不足です。
これから集めねば。


 
まずは本体を眺めると、若旦那の前のオーナーが埋めた後があります。
ポリパテを充填した埋め方で、その上に瞬間接着剤が盛られて、盛り上がっちゃっています。

 
まずそれを均して平らにしました。
でもまだ傷があるようですから、それはサフェーサーで整えます。

 
内側もごてごてしていますから、金ヤスリで

 
綺麗にしてしまいます。

次に、前面を
 
カットして

 
整えます。

105系前面は、103系前面と違い、45度角度での突合せではなく、芋付けですから
 
前面端部は1mm強削って短くする必要があります。

 
サクサク進めていましたが、
気になることが出てきたのです。

 
各社の部品をどうやって組み合わせるかで、メーカーごとの大きさに結構な違いがあったのです。

で、手を止めて採寸大会です。
一覧にしてみました。
 

うーむ。
一番小さいのはKATO新製品(とはいっても1984年製品です)。
GM前面は19.10mm~19.20mmでしたので、ウィンなら前回のようなチリあわせで、鉄コレでも0.25mmですが細くして嵌め込めたわけです。

屋根の深さが案外異なり、KATOでも旧製品と新製品で屋根をスワップしようにも違和感があったのはこれの差だということです。

今回はどうやら、ウィンには前面付け替えると屋根厚みが足りませんので、GM屋根が必要ということが解りました。
さらに、ウインが全体的に一番大きく、扁平という客観事実もわかりました。
それには、GM屋根が一番親和性が高そうです。


それにしても屋根幅と車体幅が異なるマイクロエースは結構びっくりです。
屋根が細いwww

と、若旦那の部品箱を漁ると・・・
 
GM101系屋根が10枚も!!!

普通に考えれば使わないはずですが入れてあります。
今回の迷いを見透かされているようで・・・。

コレを予測してたらすごいよ。
で、

本編の103系1000番台中間車の屋根もすべてGMなのか?
そうじゃないと先頭車と中間車で車体は一緒でも屋根高さが違うということになってしまう!

面白いことがわかりました。

さて、それを実行しますか。

ということで・・・・
101系屋根、追加決定かと。

とりあえずGM101系屋根、あざーす!

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      ↑ウィンの屋根の低さはやっぱり格好悪いでしょ?


1周年・鉄道模型工作記録帳3

2008-12-18 11:32:25 | 模型工作雑ネタ日誌

続いて1年の作品2ファイル目。

名鉄は本当にたくさんのキットを作りました。
リトルジャパン 名鉄電車完成庫

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記念すべき?名鉄組一本目です。
モ3830-ク2830
最も簡単に作れる編成という事で、選んだプロトタイプです。
たまたま、プレスアイゼンバーンの「レイルNo4]にこの名鉄旧型車のバイブルとも言える企画記事がありまして、
それがなければ名鉄は作っていないでしょう。

名鉄は割りと今まで興味を持った事がなく、思い込みなく組む事ができました。

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まだ、正面下部のディテールも施工するようにやっていません。

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アルミサッシは筆塗りでした。

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アルミサッシがいやで、原型木サッシの車両を選んだのです。


すぐ2本目を作っています。モ3831-ク2831

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床下機器の作り込みがとても楽しく、名鉄キットシリーズを連作するようになりました。
床下を作りたいから上回りを組んでいた気もするほどです。
プロトタイプはもちろん資料から。

窓サッシが吹き付けになりました。
正面下部は製品を生かした形になっています。

名鉄が止まらなくなりました。
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モ811
単行電車が簡単だからと手際とスピードに課題を置いて、4日で作り上げました。
でたらめな事はしないで、1両を真剣に作ると何日程度かを考えてみたかったのです。

さらに名鉄が続きます。

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派手な部品組み換えとなかなかイメージングが難しい前面の修正に手間取った
モ851-ク2351
ある意味 「記録帳的に」 エポックメーキングなモデルで、実質切り接ぎ、配管、洗面したのディテ-ルが進化しています。


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顔つきの修正による成果は我ながら気に入っていました。

続いて名古屋のイベントでしか買えない限定商品らしく、
義兄から送ってもらったもの。

目立たない切り継ぎもこのモデルからです。
傷が目立たないというより、結果が判り難い切り継ぎでした。

モ3558-ク2558
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結果的にドアの手動手すり場所が逆というものでした。
切り接ぎが有効だったかというとかなり微妙な企画。

更に更にモ801-ク2311

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既にジャンパー栓類が加工始まっています。
派手ではありませんが、ほぼ原型モデルでした。


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各部の引けの課題が多く、合いの面でも3800系のほうが、良いキットに思えました。
判り難いですが、名鉄系キットの床下は組むのが大変楽しいですね。
これも地味に名古屋限定モデルでした。

そして、最近作です。

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実は地味にかなりの改造となった・・・
モ814

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3扉を2扉に改造し、窓枠一部新製等の改造。
また、平面切り接ぎが4箇所と、なかなかのボリュームでした。
これに気分を良くして切り接ぎをこれからもやってみようと思いはじめました。

モ3832-ク2832
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特定番号としての細かい設定が違うといえ3本目ですから、今までのおさらい的です。
屋根の配管をやり直したり、手すりまで別付けにするようになりました。
これ以上の追加ディテールはやりすぎかもしれません。

モ3560-ク2560

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このシリーズは、連結面に幌をつける、配管を全て引きなおす、手すりを別体化・・・
などの加工度を高めたものになりました。
5両一斉施工で、量数の多いものも果敢に挑めるかもしれないな・・・という自信になりました。

名鉄はいずれも 
リトルジャパン 名鉄電車完成庫に一まとめになっています。




気楽というかまだ完成とはいえないのが
鉄コレ 小田急1600を適当に遊ぶ
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小田急の試験車。
まだ完成したとはいえないのでさらりと。



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      ↑その3ファイル目に続きます。


1周年・鉄道模型工作記録帳4

2008-12-18 11:30:30 | 模型工作雑ネタ日誌

3ファイル目です。

未完成といえば
グリーンマックス伊豆急100系制作

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凶悪!伊豆急キット。

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現在配管工事を外注中。
塗装はさほど苦労する予定にありません。

とにかく 「まともな車体」 にする事で一苦労というこのキット。


あとは製品が出て轟沈したパターンはもちろん。

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琴電名市交改造車。
琴電701に鉄コレから自虐的に改造する

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ダクトまで造ったのに終了状態。

客車では
リトルジャパン スユニ61制作
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客車ではスユニ61を様々な構想ではじめたものの、
しぼんで一旦終結してみたり
組みやすいキットで、今後が期待されただけに、トミックスの61系客車一挙販売で、目が摘まれてしまったことが残念です。


レストアなどもやりました。
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旧作の食堂車をレストアしてみたり。
食堂車マシ29-100更新修繕【完成】





室内にキングス部品をはじめて試しました。
他とのバランスもあり、塗装はしていませんが、塗装すると却って見えなかったかもしれません。


ディーゼルカーでも
マイクロエースキハ40をどうにかする
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マイクロエース初期のキハ400セットの盛大な屋根のミステイクを修理しました。
でたらめなクーラー、まったく異なる置き方のベンチレーター、中途半端な屋根色・・・。
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これにも各所修正したり

再販決定を完成直後に知り、改良されるだろうと萎えていたら、
改良されない、不恰好屋根上のまま出たと聞きます。
だとしたら、ベンチレータも何も間違いだらけです。

未完成でまだ放置とかでは・・・

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息抜きでキッチンキハ160を制作
息抜きになっていませんしw
窓枠などの塗装方法で息が詰まって、あと塗装だけの状態で放置。

キハ04キットは結構いじりました。
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グリーンマックスキニ05を組む【完成】

ストレートに剰余キットを組んだだけでした。

邪道模型競作・・・選定車両・・・


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お仲間一緒にキハ04競作大会
仲間には「屋根だけならバルサでいいじゃん!」と酷評でした(´・

ω・`)

または
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正統派?の切り継いだものも作りました。
超短期間でキハ04をこしらえよう!



片面5箇所の平面切り接ぎ、もろもろかなりの改造エキスを数日徹夜して作った変態作。


ただ私も飽きっぽいので
DLに手を出したり。
マイクロエースDD16の加工【完成】


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JR北海道の青が既製カラーで決まったということでは結構発見の多かったモデル。
某巨大掲示板で、「 色 選 定 が (モデルではないw)」 評判良くてほっとしました。



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      ↑ご静聴アリガトウございました。


1周年・鉄道模型工作記録帳2

2008-12-18 11:24:38 | 模型工作雑ネタ日誌

1でウダウダと「チラシの裏」したので、
2では今年一年間に制作したモデルを飾ってみます。

↓べた白抜き文字は制作記へのリンクです。

RMモデルス クモハ12【完成】



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記念すべき復帰第一号作のRMモデルス・クモハ12です。

とにかく最初でしたから、

素組がまともに出来るか?
そういう段階からはじめましたので、かなり慎重に組んだモデルです。

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塗装がちょっとまろやか味にかけるのですが、今でも気に入っています。
が、おそらく近日売ってしまうかも。
模型制作をコレだけの量をやって、全部手元に残すことは、私のおこづかい上の問題で不可能なんです(´・ω・`)

もう1個同キットがあるので一回作り直したいということです。

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続いて手を出したのは
キッチン製の意欲的な板キット、NDCモデルです。
キッチン キハ125タイプNDC【完成】

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車体生地までは結構うまくいきましたが、最後の仕上げにもう一歩、
自分が息切れしたのか惜しい出来になりました。


その反省を踏まえ
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九州のオリジナルタイプに組みました。
基本に忠実に組む事と、ベータ版と呼ばれる排気管のエラーが出ていたロットです。
その修正もこの時期には割りと簡単に思えるようになっていますし、悪乗りで雨樋も貼りなおしています。

茨城交通とJR九州版で動力を全く異なる手法で組んでいます。
茨城では18m級鉄コレ動力、九州ではシースルーを狙って15m級切り継ぎ。


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琴電も制作しました。
琴電完成箱

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鉄コレ改装の62.灯具類と塗装変更をした軽加工です。

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案外ごつい改造をした81
車体すそ延長、各扉新製、ヘッダー削り、テールライト移設、床下機器追加、ベンチレーター撤去で、
軽快すぎたオリジナルのモデルを実物のようにドンくさいスタイルにしました。

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実際はコンビなど組んでいなかったらしい組み合わせ。

京急230型最後の現役だった編成もさらりと組んで見ました。

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プロポーションを考えた方法で、動力ユニットの改造を実施したり、
メーカーでの寸法エラー克服でプロポーション生成とも戦いながら制作しました。。


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塗装試しのように縫っただけの琴電1100型。
書くような事が何も無いくらいあっさりと。



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製作途中といえば
琴電1200型を作成する

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塗装失敗できれいに戻したものの、車体裾から5mmの塗りわけラインが、
まだうまくいっていません。
同一4両塗装というプレッシャーにですね。。。。

このほかに京急も
素組してみました。
琴電1200の先行試作的な意味合いがあって制作。
リトルジャパン京急700・一次型【完成】

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ヒケの多かった最初の量産ロットでしたから、
車体周りにてパテ埋め均しの箇所が16箇所もありました。


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      ↑容量オーバーで3分割アップです。